アライヘルメットは、ビンテージテイストをコンセプトとするフルフェイスヘルメット『RAPIDE-NEO(ラパイド・ネオ)』の新たなグラフィックモデルとして、元WGP王者・原田哲也のレプリカモデル『RAPIDE-NEO HARADA(ラパイド・ネオ・ハラダ)』を発表した。発売予定は2024年9月上旬だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:アライヘルメット
原田選手のレプリカモデルで“クールデビル”になりきろう!
現在はバイク雑誌やサーキット走行会のインストラクターなどで活躍中の原田哲也氏は、1993年のロードレース世界選手権GP250初参戦で勝利をつかみ、そのままの勢いでシーズンチャンピオンを獲得した、日本が誇る名ライダーだ。冷静なレース運びによる速さと強さから、“クールデビル”と呼ばれ、畏敬の念を集めたライダーでもある。
このたび発売されるクールデビルレプリカは、1995年に原田氏が着用していた『ハラダ黒バージョン』で、フェイスガードの3本スリットが当時のムードをよりいっそう強調するレプリカモデルとなっている。
当時を知っているファンには、90年代らしさにあふれるグラフィックパターンやカラースキームが熱きロードレースシーンを思い起こさせるし、若い世代にとっては一周回った新鮮さを感じさせるデザインだ。
『RAPIDE-NEO』は、2019年に登場したクラシカルフルフェイスで、往年のヒット商品『ラパイド』を復刻させたモデルだ。アライ独自の安全性を誇る“かわす性能”を最大限に発揮する、曲率R75の帽体形状を強調したフォルムとディテールが特徴だ。そのためベンチレーションの吸排気口を頭頂部などに設けず、インナーベンチレーションシステムを採用している。
吸気口はフェイスガード前面に3本×2のラインで設けられ、往年のムードを再現。裏側にはマウスシャッターを設けており、フレッシュエアの流入量を調整できる。ここから入ったフレッシュエアは、ヘルメット内部の空気を入れ替えつつ、後頭部側面下部の排気口から抜けていく。ほかにも開口部上部に吸気口(ブローベンチレーション)、後頭部下端に排気口(NEノズル)を備え、ヘルメット内部の高温化を防ぐ。
シールドシステムには、ラパイドネオ用に新開発された『シールドシステムVAS』を採用。シールドの位置を下げてヘルメットのフォルムデザインを高めるとともに、シールドの回転軸に仮想軸を設けたダブルピボット構造によって、スムーズで確実な開閉動作を実現した。また、VAS-Vロック機構を設けており、衝突時のシールド開放を防ぎ、着用者の顔面をしっかりと保護する。
帽体素材は、トップエンドモデルにも採用される『PB-cLc2』で、通常の素材よりも引張強度、圧縮強度ともに40%も優れる特殊グラスファイバー(スーパーファイバー)をベースとしている。また、内部素材は比重の軽い有機素材ARマットを用い、スーパーファイバーとの密着性を高めた。また、開口部の上部には、アライ独自のスーパーファイバーをベルト状に配置して剛性を強化し、強い衝撃を受けた際のクラックの広がりを抑制する。
帽体裾部は、厚みを増やしたハイパーリブ構造として衝撃を緩和すると同時に、エアロダイナミクスも向上させている。
快適な内装システムや信頼性に優れるチンストラップなど、アライならではの安全性と快適性は、街乗りからツーリングまで幅広いシーンで良きパートナーになってくれる。
Arai RAPIDE-NEO HARADA
●価格:6万4900円(※10月1日以降は6万8200円) ●サイズ:54、55-56、57-58、59-60、61-62(cm) ●色:黒 ●規格:SNELL、JIS ●帽体:PB-cLc2 ●内装:ハイフィッティング・アジャスタブル・FCS内装(抗菌・消臭、防汚内装) ●2024年9月上旬発売予定
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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