
ピアッジオグループジャパンは、モトグッツィのオーナーやファンの公式コミュニティ“Moto Guzzi The Clan”の設立10周年を記念した特別仕様車『V7 STONE TEN(テン)』を発売する。受注は7月1日よりはじまっており、9月より全国の正規販売店にて順次販売予定だ。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:モトグッツィ
公式コミュニティ10周年記念のグラフィックをまとった特別仕様車
Moto Guzzi The Clan(モトグッツィ・ザ・クラン)は、モトグッツィの公式コミュニティで、入会するとモトグッツィに関する情報をはじめ、アクセサリーや純正パーツの割引購入、イベントでの特別体験などの特典を受けられるクラブだ。2014年に設立され、世界中でおよそ5万人のグッツィファンが登録している。
MOTO GUZZI V7 STONE TEN
V7ストーン・テンは、そんなモトグッツィ・ザ・クラン設立10周年記念の特別仕様車で、大きな特徴は専用車体色だ。燃料タンクのベースカラーはパステルホワイトながらタンク上面の右側をチェッカー柄、左側をブラックとした左右非対称デザインに加えて、アクセントカラーとしてレッドのピンストライプとイーグルバッジをあしらっている。これはモトグッツィ・ザ・クランのロゴマークをインスパイアしたデザインだ。
また、アクセントカラーのレッドはリアショックスプリングとシートステッチにも使われ、モノトーンの車体を彩っている。
専用装備品はほかにも、アロー製エキゾーストシステム、アルミ製バーエンドミラー、ビレットアルミ製タンクキャップ、アルミ製すとっとるボディカバー、グラファイトカラーのシリンダーヘッドカバー、専用プレート付きハンドルクランプとなっており、V7ストーンの質感を高め、所有感を満たす仕上がりとなっている。
V7ストーンはモトグッツィの伝統である「V7」の名を継承するスタンダードモデルで、853㏄空冷V型2気筒エンジンを鋼管ダブルクレードルフレームに搭載。往年のスタイルとシルエット、そしてディテールが特徴で、イタリアンスポーツのピュアなライディングを楽しめる。
MOTO GUZZI V7 STONE TEN
主要諸元■全長2165 全幅― 全高1100 軸距1450 シート高780(各mm) 車重218kg■空冷4ストロークV型2気筒OHV2バルブ 853cc 66.5ps/6700rpm 7.64kg-m/4900rpm 変速機6段 燃料タンク容量21L■タイヤサイズF=100/90-18 R=150/70-17 ●価格:151万8000円 ●色:白×黒 ●発売時期:2024年9月
MOTO GUZZI V7 STONE TEN
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(モトグッツィ)
電子制御スロットル採用でユーロ5+適合、走行モードやクルコン、トラコンなど電子制御も充実 ピアッジオグループジャパンは、EICMA 2024で初公開された新型V7シリーズの国内正式導入を発表。2025[…]
シャフトドライブでロングツーリングも安心なミドルアドベンチャーがアップデート 2023年のミラノショーで発表された新型V85TTは、翌年に上位グレードとなるV85TTトラベルが日本に上陸した。そして今[…]
ツーリング装備をプラスした長距離走仕様 2019年に初登場したモトグッツィ「V85TT」は、最新V7系853ccの縦置きV型2気筒エンジンを搭載したアドベンチャーツアラー。ロングツーリング仕様の「V8[…]
水冷Vツインを搭載したアドベンチャーツアラー、ステルビオがいよいよ日本に上陸 このたび新発売となる『ステルビオ』は、モトグッツィの最新鋭エンジンとなる1042cc水冷V型2気筒を搭載するアドベンチャー[…]
バッテリーコンディションがいまひとつ…。Kナナゴー用バッテリーを載せたら、これがイイ!! 還暦をすぎた筆者は、大型バイクで気楽に走り回ることができない情けない体調…。リハビリのつもりでバイクいじりは積[…]
最新の関連記事(新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
43年で歴史に幕……と思ったらタイで続いてるよ! 平成32年排出ガス規制の壁、ABS義務化、そして灯火類の追加レギュレーション……。日本ではさまざまな理由から継続生産ができなくなり、2021年モデルを[…]
8/1発売:ロイヤルエンフィールド「ハンター350」 2025年8月1日より受注を開始するのが、ロイヤルエンフィールドの新型「ハンター350」だ。注目すべきは、従来モデルから5万円以上の値下げが敢行さ[…]
2025モデル「GB350/S」が華やかになって新発売! 原点的なスタイルとそれにふさわしい味わい深い走りによって、年齢や性別を問わず、幅広いライダーに支持されている大人気バイク「GB350」シリーズ[…]
ホンダCB1000F SE コンセプトの姿はこれだ! 7月11日、ホンダは鈴鹿8耐会場内のホンダブースにて、CB1000F SE コンセプトを世界初披露すると突如宣言した。 同リリースでは真横からのシ[…]
日本限定カラーの「アイボリー」のスタイング&主要諸元 新型2025年モデルXSR900のトピックスはなんといっても、日本市場だけの限定カラー「アイボリー(正式名称:セラミックアイボリー)」である。往年[…]
人気記事ランキング(全体)
昭和レトロの世界が広がる神奈川県『中古タイヤ市場 相模原店』 昭和の夏休みって、どんなでしたっけ? 朝はラジオ体操に行って、午前10時頃からは仮面ライダーやウルトラマンの再放送。昼は学校や地域のプール[…]
ミニカーとは何かがわかると登録変更のハードルもわかる まず「ミニカー」とは、法律上どのような乗り物として扱われるのか、基本的な定義から押さえておく必要がある。実はこれ、道路交通法上では「普通自動車」扱[…]
動力性能を高めるためエンジンを大幅刷新 カフェレーサー然としたスタイルばかりに注目が集まりがちだが、CB400フォアの魅力はそれだけではない。前任に当たるCB350フォアの不振を払拭するべく、動力性能[…]
並列4気筒と2気筒で基本設計/生産設備を共有 ’74年初頭からスタートしたスズキの4ストプロジェクトは、次世代の旗艦として、カワサキZを凌駕する大排気量並列4気筒車と、その車両と基本設計/生産設備を共[…]
使い方は「水を含ませる」だけ。走行風を味方につける冷却アイテム 今回紹介するデイトナの「DI-015 ウェットクールベスト」は、水と走行風を利用した気化熱式のクールベストだ。使い方はシンプルで、ただベ[…]
最新の投稿記事(全体)
約6人に1人が利用しているふるさと納税をおさらい 今や日本人の約6人に1人が利用していると言われている「ふるさと納税」。税金は一般的に自分が暮らす自治体に収めるものですが、ふるさと納税は自分の意思で選[…]
43年で歴史に幕……と思ったらタイで続いてるよ! 平成32年排出ガス規制の壁、ABS義務化、そして灯火類の追加レギュレーション……。日本ではさまざまな理由から継続生産ができなくなり、2021年モデルを[…]
20回目の節目となる「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2025」 同イベントは2025年で記念すべき20回目の開催となる。2024年の開催では、2日間で延べ約6500人の参加があり、過[…]
濡らして振るだけで冷える「ふりふり冷感タオル君」 まず紹介するのは、水に濡らして振るだけで冷たくなる「ふりふり冷感タオル君」だ。気化熱の作用を利用した製品で、首筋や顔など、火照った体を即座に冷やすのに[…]
ヤマハSR400試乗レビュー この記事では、ヤマハのヘリテイジネイキッド、SR400の2021年モデルについて紹介するぞ。43年の歴史に幕を下ろした、最終モデルだった。 ※以下、2021年5月公開時の[…]
- 1
- 2