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[画像 No.7/31]【マン島TT 出張便り】世界に先駆けてバイクを進化させてきたイギリスの歴史がずらりと並ぶ博物館を見よ!

|【マン島TT 出張便り】世界に先駆けてバイクを進化させてきたイギリスの歴史がずらりと並ぶ博物館を見よ!
ラッジ・ウィットワース(Rudge Whitworth)は自転車メーカーとして19世紀末に創業し、20世紀初頭にはコベントリーでバイク生産を開始したメーカーだ。これは1911年に発売した第1号車で、499cc空冷単気筒エンジンにシングルスピードギアとクラッチを装備。よくよく観察すると、ドライブ機構は金属チェーンではなく革をつないだチェーンが使われている。ラッジ・ウィットワースは1913年と1914年にはマン島TTで、1928年にはアルスターGPで勝利したほか、第一次世界大戦では軍用車両も生産していた。しかし経営悪化により、1939年には第二次世界大戦用のレーダーや電子機器の製造へ事業転換し、バイク生産から撤退した。
世界中にバイク博物館は数あれど、イギリスの『ナショナルモーターサイクルミュージアム』は、展示台数850と世界最大級だ。国立だけあってそのほとんどはイギリス車で、世界のバイク史の前半をイギリスがつむいできたことを実感できるミュージアムなのである。 目次 1 英国バイク産業の聖地へ2 ナショナルモーターサイクルミュージアムから厳選紹介! 英国バイク産業の聖地へ ナショナルモーターサイクルミュージアムは […]