カワサキは北米で、2021年に復活を遂げたKLX300/KLX300SMにニューカラーを設定し、2025年モデルとして発表した。モトクロッサーKXのイメージを反映したライムグリーンのほか、グレー系のカラーバリエーションが充実している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
KLX300はKXイメージのシャープな最新デザインに新グラフィック&色変更
日本では2016年5月15日にファイナルエディションが発売されたデュアルパーパスモデル「KLX250」だが、北米では2021年モデルで「KLX300」として復活を遂げ、2022年、2023年とカラーチェンジ。2024年モデルではモトクロッサーKXにインスパイアされたスタイリングに改められ、新たにLEDヘッドライトと新デザインのテールランプ、ツートーンのシート表皮などを採用した。2025年モデルはメインカラーのライムグリーンをグラフィック変更、もうひとつのカラーはブラックからグレーに変更された。
KLX300は、国内KLX250が標榜した“闘う4スト”の異名のとおり本格装備が自慢だ。292ccの水冷4ストローク単気筒エンジンを伝統のペリメターフレームに搭載し、前21/後18インチホイールには前後ディスクブレーキを装着。ホイールトラベルは倒立フォーク採用するフロントが254mm、ユニトラック式のリヤサスペンションは231mmを誇る。
KAWASAKI KLX300[2025 U.S. model]
主要諸元■全長2200 全幅820 全高1204 軸距1440 シート高894(各mm) 車重137kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 292cc 最高出力未発表 2.5kg-m/7000rpm 変速機6段 燃料タンク容量7.9L■タイヤサイズF=3.00-21 R=4.60-18 ※諸元は北米仕様
Dトラッカーの北米版! オンロード仕立ての装備が光るKLX300SM
日本名「D-TRACKER」として2016年にファイナルエディションとなったモデルの300版で、北米ネームは「KLX300SM」。KLX300と同じく292cc水冷単気筒を搭載し、車体もほぼ共通ながら前後17インチホイールを装着してオンロード性能を向上し、サーキットやワインディングを楽しめるよう仕立てられ、もちろん街乗りにも最適だ。
2025年モデルは従来のカラーを継承しつつ、グラフィック変更を受けた。やや立ったキャスター角や前φ300mmディスクブレーキといった、オンロード仕立てならではの装備は健在だ。
KAWASAKI KLX300SM[2025 U.S. model]
主要諸元■全長2115 全幅800 全高1135 軸距1435 シート高861(各mm) 車重138kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 292cc 最高出力未発表 2.5kg-m/7000rpm 変速機6段 燃料タンク容量7.9L■タイヤサイズF=110/70-17 R=130/70-17 ※諸元は北米仕様
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