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[画像 No.3/10]現役時代はガチンコのライバルだった──ヤマハRZ250とホンダVT250F【ライター中村友彦の旧車雑感 Vol.1】

|現役時代はガチンコのライバルだった──ヤマハRZ250とホンダVT250F【ライター中村友彦の旧車雑感 Vol.1】
VT250Fの最高出力/乾燥重量は35ps/149kg。この数値をどう感じるかは人それぞれだが、前任のスーパーホークが26ps/173kgという事実を考えれば、劇的な進化だった。初代モデルは1982年6月発売から実質7か月で3万台以上売れ、マイナーチェンジ後はさらに販売台数を伸ばし、1985年にはシリーズ累計10万台達成記念モデルも限定発売された。
写真を撮影したのはモビリティリゾートもてぎ内のホンダコレクションホールなので、メインとなるのはホンダ。ただし当連載では他メーカーも含めて、現代の視点で、1980年代以前に生まれた旧車の素性を振り返ってみたい。なお、展示内容はリニューアル前のものだ。 目次 1 2ストパラツインと4ストVツインの戦い2 各車各様の姿勢でレーサーの技術を転用3 どちらも2輪の歴史を語るうえで欠かせない名車 2ストパラツ […]