老舗ディーラーの新店舗にどえらい目玉車が!!

CB400SF/SBとCB1100ファイナルが新車で買えるってマジ?! 本日オープンの“ホンダドリーム市川”で驚きのお宝車両を大発見ッ!!

ホンダドリーム市川

東京都江戸川区に「ホンダドリーム江戸川/ホンダドリーム葛西」の2店舗を展開する平野モータースが、千葉県市川市に3拠点目となる「ホンダドリーム市川」を新規出店した。2/23(祝)の開店初日、オープニングイベントを開催中の同店を直撃してみたところ…なななんとッ! 生産終了に伴い争奪戦が繰り広げられたあの名車が、新車で5台もあるじゃないか〜ッ!!


●文:ヤングマシン編集部(マツ) ●写真:川越憲 編集部 ●外部リンク:ホンダドリーム市川

広い敷地と、SDGsを意識した木造社屋

創業は1946年と、本田技研工業(1948年)より2年も長い77年の歴史を持つ老舗2輪ディーラー・平野モータース。すでにホンダドリーム江戸川/ホンダドリーム葛西の2店舗を運営している同社が、2024年2月23日に3拠点目となる新店舗「ホンダドリーム市川」をオープンさせた。

京葉道路・京葉市川ICからバイクで4分ほど、東京メトロ東西線の妙典駅から徒歩5分という好立地にある同店は、首都圏近郊のドリーム店としてはとても広い敷地が印象的。駐車スペースはちょっとしたミーティングが開けそうなほど広く、バイクはもちろん、クルマでも気軽に訪問できそうだ。

【Honda Dream市川】●住所:千葉県市川市本塩17-4 ●営業時間:10時〜19時 ●定休日:水曜 第1/第2/第3火曜 ●TEL:047-711-1771 https://www.dream-ichikawa.com

広く明るい店内は、商談スペースもゆったりと余裕をもって確保。グランドオープン時はFUNモデルの全ラインナップに加え、昨年の鈴鹿8耐で優勝したチームHRCのCBR1000RR-Rも展示されていた。

「江戸川や葛西がどちらかというとコンパクトなので、広い拠点を作りたいという思いが強かったんです」と語るのは、平野モータースの代表・平野浩久さん。東京を離れて千葉県に出店するのは、2011年に葛西をオープンした際、市川や浦安など千葉方面からの来店が増えたため。ならばお客さんの利便性を考慮し、快適なバイクライフを送ってもらうためそちらにも出店しよう…というわけだ。

このホンダドリーム市川、モダンで窓の大きな外観からは想像つかないのだが、新築された社屋が木造なのもポイント。気密性や耐久性に優れ、リサイクル性も高いなど、SDGsが重視される時代に沿った選択で、近年オープンしたホンダドリーム店では唯一の木造社屋となるそうだ。

木造ゆえに店舗中心には大きな柱があるが、ここにホンダのエンブレムを掲示して店内のシンボル的な存在に。駐車スペースは4輪が最大8台、2輪は店舗前に5台ほどと、店舗奥には30台ぐらいは軽く停められそう。駅近かつ広い駐車スペースがあることを活かし、レンタルバイク(10台以上を導入予定という)にも注力するという。

ホンダドリーム市川のスタッフ。中央が平野モータースの社長・平野浩久さんで、右端が店長の関根博明さん。平野さんによれば市川店のオープンは「責任者として店舗を任せてみたいスタッフが育ってきた」ことも大きな理由だという。

店内に入ると…しし、CB1100とCB400の新車だと?!

このホンダドリーム市川、オープンの超目玉と言えそうなのが、CB400スーパーフォアとスーパーボルドール(2022年)、そしてCB1100EX/RSのファイナルエディション(2021年)という、数年前に生産が終了し、プレ値で争奪戦が繰り広げられた車両が、なんと新車で在庫されているという点だ。

筆者はオープン初日の2月23日に訪ねたのだが、店内に入ると、真紅のRS、その背後にキャンディレッドのEXという、2台の新車CB1100がドドーンと展示されていた。「アレ? CB1100のファイナルってとっくに売り切れたハズでは…?」と思わず脳がバグる。

さらにその背後を見ると…少し前に某Youtuberが「新車があれば1000万円出す!!」とツイートして話題になったCB400SF、そしてCB400SBのやはり新車があッ!!

ひ、平野さん、これってひょっとして?!「はい。市川オープンの目玉にするために保管していました。売らないで取っておくの、キツかった〜(笑)」

取材当日、店内に展示されていたCB1100ファイナルの2台。2021年の秋に発売された車両を、この日のために2年以上も秘匿しておくとは…。

同じく展示されていたCB400スーパーフォア&スーパーボルドール(SFの青はSBと同じなので展示せず)。こちらの生産が終了したのは2022年10月。やはり1年以上…。

全5台。販売方法は抽選だが、当たれば定価で買える!

…というわけで、生産終了時には争奪戦すら繰り広げられたホンダの名機が、平野策士の粋なはからいで我々の前に姿を表したというワケ。CB1100とCB400を新車で、しかも定価で(!!)入手できる機会は、本当の本当にこれが最後だろう。今回、ホンダドリーム市川で販売されるのは以下の5台(5色)だ。

CB1100RS ファイナルエディション(マグナレッド):140万3600円

CB1100EX ファイナルエディション(キャンディークロモスフィアレッド):136万2900円

CB400スーパーフォア(アトモスフィアブルーメタリック=奥/キャンディークロモスフィアレッド=手前):92万8400円

CB400スーパーボルドール(アトモスフィアブルーメタリック):108万4600円

この5台は抽選販売となるため、購入希望者は2/23〜3/22の期間中にホンダドリーム市川に直接来店し、申し込み用紙への記入が必要となる。そして3/23に公開抽選会が開かれて購入者が決まる予定だ。応募者多数のすさまじい争奪戦となることは間違いないが、定価でCB1100&CB400の新車を買える、最後のチャンスに望みにを託したい!

ちなみに、ホンダドリーム市川のオープンから約1ヶ月間(2/23〜3/31)は、ホンダドリーム江戸川/葛西の両店でステッカーを貰って市川に来店すると、先着で200名にガジェットケースをプレゼントするスタンプラリーも開催中。この3店、どんな順番で辿っても10km弱の距離圏だから、抽選の申し込みを兼ね、全店を訪れてみるのも楽しいハズだ。

オープニングイベントとして、アライヘルメット/デイトナ/グリップ商事(タイヤやチェーンなど)/サインハウス/無限電光(エアバッグ)/タナックスが展示説明会を実施。さらにクレープ販売のキッチンカーも来店(2/25まで)。

当日はヤングマシン本誌の取材で、おなじみのバイクタレント・下川原リサさんも来店。サインを貰ったあと、緊張の表情で下川原さんと写真に収まる平野社長。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。