
ホンダは、スーパーカブ界の大ボス「スーパーカブC125」にニューカラーを追加し、2024年モデルとして3月28日に発売すると発表した。主要諸元に大きな変更はなく、価格は1万1000円アップの45万1000円。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダ
赤いシートを組み合わせたパールボスポラスブルー
スーパーカブC125が最新エンジンに切り替わったのは、タイで2021年3月に発表されたのが最初。この時に追加されたマットグレーは日本でも注目され、2023年2月16日に待望の国内導入を果たした。これに続くニューカラーとして登場したのが、今回発表のパールボスポラスブルーだ。
参考:スーパーカブC100[1958年モデル]
2018年から2022年モデルまでラインナップされたパールニルタバブルーでは、青みがかったホワイトのレッグシールドを採用することでスーパーカブの始祖であるスーパーカブC100をオマージュしていたのに対し、新色パールボスポラスブルーは基本となる青をC100の色味に近いものとしながら、ややベージュがかったレッグシールドを採用。落ち着いたイメージのスーパーカブらしさを表現している。なお、タイで1月に発表されたプレステージクラッシーブルーとも色味が異なるニューカラーだ。
また、継続色の「パールネビュラレッド」はブラウンを基調としたシート表皮に変更(以前はグレー)し、同じく継続色の「マットアクシスグレーメタリック」を合わせ、全3色のカラーバリエーションとなった。
前年モデルからスペックはほぼ変更なしだが、WMTCモード燃費が68.8km/L→67.8km/hとなったほか、エンジン型式がJA58→JA71へと変更されている。
スーパーカブC125は、1958年に発売された初代スーパーカブC100の誕生60周年を記念して2018年に初登場。切削仕上げの美しい専用キャストホイールにチューブレスタイヤを履き、フロントには油圧式ディスクブレーキを装備。スマートキーによるアンサーバックで自車位置を知らせる機能も装備する。
HONDA SUPER CUB C125[2024 model]のカラーバリエーションとスペック
HONDA SUPER CUB C125[2024 model]パールボスポラスブルー
HONDA SUPER CUB C125[2024 model]パールネビュラレッド
HONDA SUPER CUB C125[2024 model]マットアクシスグレーメタリック
車名 | スーパーカブ C125 |
型式 | ホンダ・8BJ-JA71 |
全長×全幅×全高 | 1915×720×1000mm |
軸距 | 1245mm |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 780mm |
キャスター/トレール | 26°30′/71mm |
装備重量 | 110kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 123cc |
内径×行程 | 50.0×63.1mm |
圧縮比 | 10.0:1 |
最高出力 | 9.8ps/7500rpm |
最大トルク | 1.0kg-m/6250rpm |
始動方式 | セルフスターター |
変速機 | 常時噛合式4段リターン(停止時のみロータリー式として作動) |
燃料タンク容量 | 3.7L |
WMTCモード燃費 | 67.8km/L(クラス1、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 70/90-17 |
タイヤサイズ後 | 80/90-17 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク(ABS) |
ブレーキ後 | 機械式リーディング・トレーリング(ドラム) |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 45万1000円 |
車体色 | 青、赤、灰 |
発売日 | 2024年3月28日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ホンダ スーパーカブC125を購入したい! 車両販売情報はこちら
あなたにおすすめの関連記事
初期型の濃い青とは異なる、クラシカルなブルーが映える ホンダはタイでスーパーカブC125(現地名:C125)の新色を発表した。まだカブハウスのSNSで写真が先行公開されたのみだが、色の正式名称はプレス[…]
約500万人の原付ユーザーがこれで救われる! 現行の原付(第一種原動機付自転車・排気量50cc以下)に代わって、最高出力を4kW(5.4馬力)以下に制御した110~125cc車を「新原付」として従来通[…]
1994年にリース販売された「CUV ES」の名を継ぐ流れか ホンダが2023年12月6日に「CUV e:」という商標を出願していたことがわかった。この車名、中国で販売されているスーパーカブ似の電動モ[…]
『大きいスーパーカブ』ではない ──では、なぜこのようなシステムを開発したのでしょうか? DCTとの違いについても伺いたいです。 「まず、DCTはオートマチックトランスミッションの一種ですが、Eクラッ[…]
クラッチレバー不要でギヤチェンジできる自動遠心クラッチ 今から65年前にの1958年に誕生したスーパーカブC100は、ホンダ創業者の本田宗一郎氏と専務の藤澤武夫氏が先頭に立って、欧州への視察などを通じ[…]
最新の関連記事(新型ビジネス/レジャー/ファンバイク)
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
ダックス125[45万1000円] vs モンキー125[45万1000円]はどう違う? ホンダの原付二種リバイバルシリーズは、先駆けとなったモンキー125に続きスーパーカブC125、CT125ハンタ[…]
モンキーFSシリーズの最新作として誕生! ホンダ「CB1000F コンセプト」で往年のフレディ・スペンサーが駆ったレーシングマシンのカラーリングが話題になったばかりだが、憧れの“スペンサーカラー”をま[…]
オーディナリーホワイトとアーティザンレッドの組み合わせ 3月10日にカブハウスのSNSでスーパーカブC125の新色が公開され、詳細は記されていなかったが、1958年以来の“Sシェイプ”デザインに新たな[…]
タイホンダ創立60周年を記念したスペシャルエディション 特別仕様車の製作に旺盛なカブハウスは、タイホンダの創立60周年を記念した「New Monkey Chrome Legacy Limited Ed[…]
最新の関連記事(新型原付二種 [51〜125cc])
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
徹底的なアップデートで最新技術とコストパフォーマンスを両立 2015年に欧州市場へ導入されて以来、10年間で8万2000台以上が販売された人気のベーシックモデル「CB125F」が、2026年モデルで大[…]
原付スクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があ[…]
ひと目でEVとわかる先進的なスタイリング こちらが今回発表された「CUV e:」! Hondaはこれまで、EVバイクとしてパーソナル向けに原付一種の「EM1 e:」を市販化していますが、CUV e:は[…]
【本田技研工業 電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業開発統括部 CUV e: LPL(開発責任者) 後藤香織さん】2006年入社。以来一貫して2輪車開発に従事し、おもに車体設計としてEV-[…]
人気記事ランキング(全体)
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
インフレの今、価格破壊王のワークマンがまたやってくれた! 春から初夏にかけ、ツーリングのシーズンがやってきた。爽やかな空気を全身に浴びてのライディングは最高だ。しかし…この期間はジメジメ・シトシトの梅[…]
その姿、まるでGB400TT MkIIの正統後継者! 欧州ホンダは、2025年も例年通りカスタムコンテスを開催。これは正規ディーラーがホンダ車をベースにカスタムを手がけ、オンライン投票で最優秀マシンを[…]
圧倒的に軽いCB1000Fコンセプト。足着き性も良好だ CB1000FコンセプトをCB1300スーパーフォアと比較すると、前者の方がコンパクトで引き起こしも圧倒的にラク。ただ跨ってみると意外と大柄な印[…]
フェイスリフトと前後サスペンションの再設定 ホンダが「XL750トランザルプ」の国内2025年モデルを発売する。CB750ホーネットに似た2眼ヘッドライトを新たに採用し、センターダクトを設けたウインド[…]
最新の投稿記事(全体)
1位:CB400FOURは前期型→後期I型/II型でなにがちがう? 1974年に初登場したホンダCB400フォアは、初代とそれ以降でなにが違うのかを紹介した。ご存じ初代モデルは全車408ccのために発[…]
“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル 発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロ[…]
2003年モデル概要:MotoGP直系の先進技術を取り入れたSSとして登場 2003年当時、最先端のMotoGPマシンだった「RC211V」で培った先進技術とスタイリングを随所に取り入れ開発された。初[…]
歴史的な価値のあるパーツに使われることが多いマグリコート ホイールやエンジンカバー、といっても一般的な市販モデルではなく、アフターマーケットパーツやレース用のホイールやカバー類に使われることの多い、マ[…]
ネオクラシックながら”新しさ”で対抗 ヘリテージやネオクラシックと呼ばれるカテゴリーで、登場以来絶対的な人気を誇るカワサキのZ900RSシリーズ。現代スポーツネイキッドをベースに、名車Z1を絶妙にアレ[…]
- 1
- 2