
ホンダが公開したYOUTUBE動画に目を疑う人が続出?! バイクってこんな動きができるんだぁ……という、ただでさえアクロバティックな走行を、モータースポーツの機械遺産とも呼べる超貴重なマシンのすぐ側で見せているのだから、そのヤバさを想像してみてほしい。
●文:ヤングマシン編集部
ひえー! 二度と作れないF1マシンやWGPマシンのすぐ側でっ!?
いやこれ藤波貴久さんだから許されるよね! そう思わずにはいられない、藤波さんを知らない方だったらハラハラして仕方がないかもしれない動画を紹介しよう。
ホンダの公式YOUTUBEチャンネル『本田技研工業株式会社(Honda)」は2023年12月27日、2024年春のリニューアルオープンに向けて一時休館中のホンダコレクションホール(@モビリティリゾートもてぎ)の館内をトライアルバイクが爆走する動画を公開した。
トライアルバイクを駆るのは、日本人で史上唯一トライアル世界選手権のチャンピオンを獲得したレジェンドライダーで、現Repsol Honda Team監督の藤波貴久さんだ。
ああっ、そんなところでストッピー!?
ふむふむ、これがホンダの最初期のバイクか……というほのぼのシーン(?)も。
日本人で史上唯一、最高峰を制した男
藤波さんは、二輪/四輪を問わず、トップカテゴリーと言われる世界選手権の最高峰クラス(または無差別クラス)で年間チャンピオンを獲得した唯一の日本人であり、シーズン後に引退した2021年には開幕戦イタリアGPで5年ぶりの優勝をもぎ取るなど、最後まで同選手権のトップクラスを駆け抜けた。
スロットルを豪快に開けるスタイルから“フジガス”の愛称を付けられた藤波さんは1980年三重県生まれ。3歳からモトクロスを始め、自転車トライアルなども経験した後、1993年には13歳で全日本トライアル選手権に参戦し、1995年には最年少の15歳でタイトルを獲得している。
1996年からは世界選手権に参戦を開始。1997年のドイツ大会では史上最年少の17歳237日で初優勝を果たし、翌1998年には世界選手権ランキング5位を獲得すると、1999年から2003年まで5年連続で世界選手権ランキング2位を獲得し続け、2004年にはついに日本人初となるチャンピオンに輝いたのだ。その後も2017年まで21年連続でランキングトップ5入りという大記録を樹立した。
ちなみに、当WEBサイトでコラムを連載する、1993年ロードレース世界選手権(WGP)250ccクラスチャンピオンの原田哲也さんをして、「日本人でバイクに乗るのが一番うまいのは藤波選手」と言わしめるほど。
そんな伝説のライダーだからこそ、リニューアル工事を目前に控えているとはいえ、機械遺産と呼ぶにふさわしいマシン群の間を縫うように走ることが許されたってわけだ。もちろん動画の概要欄には「※安全に十分な配慮をしたうえで撮影をしています」の文字もあるが、レジェンドライダーにとっては朝飯前のデモンストレーションだったのではないだろうか。
床ももう張り替えるからいいよね……。
そんな爆走シーンが撮影されたホンダコレクションホールは、『夢と挑戦の物語を感じられる場』へとリニューアル予定で、すでに2023年12月4日より一時休館中。2024年春のオープンが楽しみだ!
オープンから四半世紀でのリニューアルへ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
Repsol Honda Team 2021 全モータースポーツでただひとり、最高峰クラスの王者になった日本人 41歳の生ける伝説が引退する……! 二輪/四輪を問わず、トップカテゴリーと言われる世界選[…]
「みんなでトライアル観に行こうよ!」という原田哲也さんのひと声で一気に読者参加型企画になったトライアル世界選手権日本GP@もてぎ。あいにくの雨もなんのその、それはそれは熱い1日になりました。 ヤングマ[…]
安全に運用できるなら、そりゃあ乗ってみたいわけで ジャパンモビリティショー2023、EICMA 2023と続いたニューモデルラッシュも一段落。ここらでバイクのメインストリームではなく、周辺で取材してき[…]
ヤマハブース(東5ホール)に来たれ! ヤマハブースでは世界初公開のワールドプレミア×6モデルを含むモーターサイクルや電動コミューター、eBike(電動アシスト自転車)などを出展する。また、楽器のヤマハ[…]
取材を忘れて、見入ってしまう迫力 モビリティリゾートもてぎ内のホンダコレクションホールでは、2023年7月22日からMotoGP日本グランプリの決勝レース日となる10月1日まで、「二輪世界グランプリ […]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
「Culture・Unique・Bikes」で原二ライフを変える「Cub HOUSE」とは 「Cub HOUSE」は、Culture(カルチャー)、Unique(ユニーク)、Bikes(バイク)という[…]
Rebel 250でリターン 沼口さんが初めてバイクの免許を取得したのは、25年前のことでした。当時乗っていたのは、先輩から譲ってもらったスクーター。アルバイト先へ通うための便利な移動手段として、2年[…]
400cc4気筒が若者たちの憧れになった時代 日本で400ccクラスのスポーツバイクが大きな存在感を持つようになった背景には、1975年に変更された二輪免許制度がある。新たな制度では400ccを境に免[…]
レーサーの設計思想を公道へ! Hondaが本気で作った2スト250 1983年、Hondaは同社初となる2ストローク250ccスポーツモデル「MVX250F」を発売した。90度V型3気筒という独創的な[…]
重慶ショーで「CB250SSコンセプト」が世界初公開!2027年春に市販 中国・重慶市で開催された「2026中国摩博会(重慶モーターサイクルショー)」。そこでホンダはニューレトロスタイルのコンセプトモ[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
「Culture・Unique・Bikes」で原二ライフを変える「Cub HOUSE」とは 「Cub HOUSE」は、Culture(カルチャー)、Unique(ユニーク)、Bikes(バイク)という[…]
鈴鹿サーキットに約3,000人が集結!「HondaGO BIKE MEETING 2026」の盛況 2026年9月19日(土)、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットにて「HondaGO BIKE MEETIN[…]
2030年までの継続開催が決定!「新章」へ突入したMotoGP日本グランプリ 2026年10月2日から4日にかけて、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで開催される「2026 FIM MotoGP世[…]
Workman ColorsとMEDIHEAL COSMOSの2026年秋冬新製品ショーからスタート 会場中央にはファッションショーのステージが設けられ、そこを囲むようにワークマンの各種ワークウエアと[…]
愛車と仲間を守り抜く。旧車コミュニティ「大人BIKE」が立ち上がった理由 1960〜1990年代の名車たちは、今や簡単には手に入らない貴重な文化遺産だ。しかしその希少価値ゆえに、悪質な窃盗団の標的とな[…]
人気記事ランキング(全体)
レーサーの設計思想を公道へ! Hondaが本気で作った2スト250 1983年、Hondaは同社初となる2ストローク250ccスポーツモデル「MVX250F」を発売した。90度V型3気筒という独創的な[…]
400cc4気筒が若者たちの憧れになった時代 日本で400ccクラスのスポーツバイクが大きな存在感を持つようになった背景には、1975年に変更された二輪免許制度がある。新たな制度では400ccを境に免[…]
独自にチューンしたF5型V8ユニットを搭載 ご存じの通り、ストックのZ8がサーキットの匂いを感じさせるスパルタンな仕立てだったのに対し、アルピナが目指したのは「どこまでも快適に、エレガントに長距離を走[…]
重慶ショーで「CB250SSコンセプト」が世界初公開!2027年春に市販 中国・重慶市で開催された「2026中国摩博会(重慶モーターサイクルショー)」。そこでホンダはニューレトロスタイルのコンセプトモ[…]
道具としての高い完成度により、警察車両として採用された 世界恐慌下の1932年に誕生したこのモデルは、本来、バイク乗り向けではなく自動車ディーラーや整備工場の「出張メンテナンス(サービス)用車両」とし[…]
最新の投稿記事(全体)
最終戦仕様は“バガーレーサー風へ” 前戦・富士ラウンドで大幅な軽量化を行ったフロントカウルに続き、今回投入されたのがクロックワークス製のカーボンウインドシールドだ。本来は上側に反りのあるフレアタイプだ[…]
先着200名にBMW Motorrad純正Tシャツをプレゼント 今回のテーマはズバリ「走って感じる。着て楽しむ。」 期間中にディーラーで対象車両(一部を除く現行モデル全車種!)に試乗し、試乗後のアンケ[…]
高速に乗らないと行けない海ほたるPA 編集部がある上野を出発して渋滞している国道4号線に入った。車重が137kgと軽くてスリムなので市街地はとても走りやすい。通勤通学にはもってこいのバイクだ。そして目[…]
【ウィンドストップライトパーカー】 高機能&カジュアルに使えて2万円を切るフーディ 防風ストレッチ生地と中綿を組み合わせ、冬のライディングでも暖かい一着。バイクを降りても街に似合うパーカースタイルのデ[…]
開けやすさや姿勢コントロールで安定したコーナリングを追及 80年代のGPシーンはラジアルタイヤの登場やアルミフレームなど様々な方向性でマシンが変革。またライディングフォームもハングオフが一般化したとは[…]






































