
カワサキは欧州で2024年モデルを発表した。ネイキッドの“Z”シリーズでは既報のZ900RS/Z650RSのほか、「Z900」「Z900 SE」「Z650」「Z H2/SE」などが登場している。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
鮮烈な印象のキャンディパーシモンレッド×エボニーが登場!
Z900RSのベース車であるZ900、そしてZ650RSのベース車であるZ650にニューカラーが登場した。Z900はメタリックスパークブラック×メタリックマットダークグレーがアップデートされ、キャンディパーシモンレッド×エボニーが新たに追加、エボニー×メタリックマットグラフェンスチールは継続される。また、上級モデルSEはグリーンフレームのメタリックスパークブラック×メタリックマットグラフェンスチールグレー×キャンディライムグリーンがアップデートを受けた。
Z650については、キャンディパーシモンレッド×エボニーおよびパールストームグレー×メタリックスパークブラックが追加され、メタリックマットグラフェンスチールグレーが継続となる。
Z900は、948ccの並列4気筒エンジンを搭載するストリートファイター系ネイキッドで、フルLED灯火類やカラーTFTメーター(Rideologyアプリ対応)、インテグレーテッドライディングモード、KTRCトラクションコントロールシステム、アシスト&スリッパークラッチなどを装備。上級モデルのZ900 SEは、ゴールドカラーの倒立フロントフォークとオーリンズ製S46リヤショック、ブレンボ製M4.32フロントブレーキキャリパー、ブレンボ製ディスクローター、ステンレスメッシュホースを採用している。
Z650は、評判のいい並列2気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッドモデルで、兄貴分と同様にSugomiデザインに身を包み、3モードのトラクションコントロールシステムやアシスト&スリッパークラッチなどを備えている。
このほか、バランス型スーパーチャージドエンジンを搭載するスーパーネイキッド「Z H2」シリーズも発表されたが、こちらは日本に導入済みの2024年モデルなので関連リンクからチェックしてみてほしい。
KAWASAKI Z900 / SE[2024 EU model]
主要諸元■全長2070 全幅825 全高1080 軸距1455 シート高820(各mm) 車重212kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 125ps/9500rpm 10.1kg-m/7700rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●参考価格(英国):9799ポンド~ ※諸元等はすべて欧州仕様スタンダード
KAWASAKI Z900[2024 EU model]Candy Persimmon Red / Ebony
KAWASAKI Z900[2024 EU model]Ebony / Metallic Matte Graphenesteel Gray
KAWASAKI Z900[2024 EU model] Metallic Spark Black / Metallic Graphite Gray
KAWASAKI Z900 SE[2024 EU model]Metallic Spark Black / Metallic Matte Graphenesteel Gray / Candy Lime Green Type 3
KAWASAKI Z650[2024 EU model]
主要諸元■全長2055 全幅765 全高1065 軸距1410 シート高790(各mm) 車重188kg(装備)■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 649cc 68ps/8000rpm 6.5kg-m/6700rpm 変速機6段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●参考価格(英国):7139英ポンド~ ※諸元等は全て欧州仕様
KAWASAKI Z650[2024 EU model]Candy Persimmon Red / Ebony
KAWASAKI Z650[2024 EU model]Metallic Matte Graphenesteel Gray / Ebony
KAWASAKI Z650[2024 EU model]Metallic Matte Dark Gray / Metallic Spark Black
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
電子制御サスペンションのSEと価格差28万6000円のスタンダード仕様 最新の排出ガス規制に適合したバランス型スーパーチャージドエンジンを搭載し、“SUGOMI”スタイリングと“SUGOMI”パフォー[…]
欧州ではオーリンズ製リヤショック&ブレンボ製M4.32フロントブレーキキャリパーの“SE”がイエローボール扱い カワサキは欧州で2024年モデル群を発表した。人気のZ900RSには、日本でも発表済みの[…]
キャンディエメラルドグリーンからキャンディミディアムレッドへ!! 噂通りのキャンディレッドだ! 1977年誕生のザッパーことZ650(B1)をオマージュし、キャンディエメラルドグリーンをまとって202[…]
スタンダード色が復活、メタリックグラファイトグレー×メタリックディアブロブラックだ! カワサキモータースジャパンは、ニンジャZX-10R/KRTエディションの国内2024年モデルを8月31日に発売する[…]
新型Ninja ZX-6Rの写真をまとめて見る(全31点) 636ccという独自の排気量を生かしたまま、エアロダイナミクス向上やTFTメーターで武装 カワサキは、北米と欧州で新型「Ninja ZX-6[…]
最新の関連記事(Z900)
2018年モデル:Z1000をベースに新設計 発売は2018年4月2日。ミドルクラスのスポーツネイキッドZ800の後継モデルとして開発された。800をベースに排気量アップを図るのではなく、Z1000ベ[…]
2025年モデル概要:ほぼ全身に手が入った進化版SE 海外では存続していたZ900の上級モデル、Z900SEが国内モデルとしても復活したのは2025年4月のこと。エンジンやフレーム、足まわりに手が入り[…]
2024年モデル概要:赤×黒の熱いカラーリング 「エキサイティング&イージー」をコンセプトに掲げるZ900は、カワサキのフィロソフィーを体現したかのような、先鋭的な「Sugomi」デザインが特徴。エン[…]
2023年モデル概要:ホワイトからシルバーへ変化 「エキサイティング&イージー」をコンセプトに掲げるZ900は、カワサキのフィロソフィーを体現したかのような、先鋭的な「Sugomi」デザインが特徴。エ[…]
2024年モデル:待望の国内導入初年度 XSR125は、可変バルブシステム=VVAを採用した水冷単気筒エンジンをスチール製デルタボックスフレームに搭載し、倒立フロントフォークやアシスト&スリッパークラ[…]
最新の関連記事(Z650)
ニンジャ650よりヤンチャなキャラクターのスポーツネイキッド カワサキモータースジャパンは「Z650」の2025年モデルを発表。従来のキャンディパーシモンレッド×エボニーに代わり、新たにメタリックスパ[…]
キャンディレッドからゴールドホイールを受け継ぐのは黒玉虫 欧州ではZ900RSに続きZ650RSのニューカラーも発表されている。全3色だったカラーバリエーションの全てが新色に置き換わり、黒ボディにゴー[…]
鮮烈なキャンディパーシモンレッド×エボニー! カワサキモータースジャパンはZ650の2024年モデルを発表。従来のメタリックマットグラフェンスチールグレー×エボニーに代わり、新たにキャンディパーシモン[…]
トラコン、ゲットだぜ! カワサキモータースジャパンは、ミドルクラスの2気筒ネイキッド「Z650」の2023年モデルを発表した。新たにカワサキトラクションコントロール=KTRCを獲得し、さらにカワサキケ[…]
Z650/Z900系は欧州と同カラー カワサキは北米で2023年モデルの「ニンジャ650」「Z650RS」「Z650」「Z900シリーズ」を発表した。これらのうち、Z650RS、Z650、Z900/S[…]
人気記事ランキング(全体)
50ccでも実用カブとは別系統のOHCスポーツ専用エンジンを開発! ホンダは1971年に、50ccではじめてCBの称号がつくベンリイCB50を発売した。 それまで50ccにもスポーツモデルは存在したが[…]
ミニカーとは何かがわかると登録変更のハードルもわかる まず「ミニカー」とは、法律上どのような乗り物として扱われるのか、基本的な定義から押さえておく必要がある。実はこれ、道路交通法上では「普通自動車」扱[…]
熱膨張率の均一化によって様々なアドバンテージがある 2ストローク/4ストロークエンジンを問わず、エンジン性能を向上するためには様々な課題や問題がある。特に大きな課題は、“熱膨張率”に関わる問題だ。 「[…]
LEDのメリット「長寿命、省電力、コンパクト化が可能」 バイクやクルマといったモビリティに限らず、家庭で利用する照明器具や信号機といった身近な電気製品まで、光を発する機能部分にはLEDを使うのが当たり[…]
発売当初のデザインをそのままに、素材などは現在のものを使用 1975年に大阪で創業したモンベル。最初の商品は、なんとスーパーマーケットのショッピングバックだった。翌年にスリーピングバッグを開発し、モン[…]
最新の投稿記事(全体)
2026年以降のFIM安全基準に合致したレーシング仕様フルフェイスヘルメット このたびRX-7Xに追加される『RX-7X FIMレーシング#2』は、2020年よりFIMカテゴリーのレースにおいて義務化[…]
RVF400参戦でV4パフォーマンスに優れたハンドリングと闘えるトラクションが加味され最強に! ホンダのV型4気筒戦略がスタートしたのは1982年。 VF750系に続いてVF400系も加わり、当初は高[…]
初心者からベテランまで、老若男女だれもが一日中楽しめる オフロードバイクさえあれば、初心者だろうとベテランだろうと、老若男女だれもが一日中楽しめるフリーライドイベントとして企画されたのがエンジョイライ[…]
ヤマハFZR400:極太アルミフレームがレーサーの趣 ライバルがアルミフレームで先鋭化する中、ついにヤマハもFZの発展進化形をリリースする。 1986年5月に発売されたFZRは、前年に発売されたFZ7[…]
「走る」を変える次世代の相棒 一般的なガソリンバイクが燃料を燃焼させてエンジンを駆動するのに対し、電動バイクはバッテリーに充電した電気でモーターを回して走行する。そのため、排気ガスを一切排出しない、環[…]
- 1
- 2