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ホンダは、2022年にぶっちぎりのクラストップセラーに輝いた「GB350」「GB350S」に一部仕様の変更を施し、2023年モデルとして7月6日に発売した。最新排出ガス規制に適合したエンジンの出力に変更はなく、GB350は車重がマイナス1kgとなった。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダ
GB350はマットパールグレアホワイト、GB350Sはプコブルーを追加!
2022年にクラストップの販売台数を記録し、供給が追い付かないことから受注が一時停止されていたホンダ「GB350」「GB350S」、新型モデルが待望の登場だ!
空冷2バルブのロングストローク単気筒エンジンを搭載し、シンプル&クラシカルな存在感が人気のGB350と、スポーティなロードスター版のGB350S。前者には新色マットパールグレアホワイト、後者には新色プコブルーが追加され、GB350の従来色キャンディークロモスフィアレッドは廃止された。これでGB350、GB350Sとも3色ずつのラインナップになる。
エンジンは最新の令和2年排出ガス規制に適合しており、外観からはエキゾーストパイプカバーがわずかに大型化した程度の違いしたわからないものの、キャタライザーの触媒機能が強化されている。また、ECUマップの煮詰めによって従来よりもさらに味わい深いエンジン特性に進化したとの情報も。
また、GB350はリヤサスペンションのスプリングがシルバーからブラックに変更され、より引き締まった印象に。ブラウンのシートは継続採用だが、色の相性からか、よりシンプル感が強調されたように見える。
GB350Sは、ハンドルパイプがマットシルバー塗装になったほか、サイドカバーエンブレムがシンプルなデザインに変更された。
共通の変更としては、ハンドルバーエンドの形状が短いシンプルなものになったほか、フロントフォークにサイドリフレクターが追加されている。
スペックは出力&トルクなど変更なしだが、WMTCモード燃費は41.0km/Lから39.4km/Lに。また、GB350のみ車重が180kg→179kgとなっている。
気になる価格は、いずれも従来比で+1万1000円となり、GB350=56万1000円、GB350S=60万5000円となった。
HONDA GB350 / S[2023 model]
車名 | GB350 | GB350S |
型式 | ホンダ・8BL-NC59 | ← |
全長×全幅×全高 | 2180×790×1105mm | 2175×780×1100mm |
軸距 | 1440mm | ← |
最低地上高 | 166mm | 168mm |
シート高 | 800mm | ← |
キャスター/トレール | 27°30′/120mm | ← |
装備重量 | 179kg | 178kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ← |
総排気量 | 348cc | ← |
内径×行程 | 70.0×90.5mm | ← |
圧縮比 | 9.5:1 | ← |
最高出力 | 20ps/5500rpm | ← |
最大トルク | 3.0kg-m/3000rpm | ← |
変速機 | 常時噛合式5段リターン | ← |
燃料タンク容量 | 15L | ← |
WMTCモード燃費 | 39.4km/L(クラス2-1、1名乗車時) | ← |
タイヤサイズ前 | 100/90-19 | ← |
タイヤサイズ後 | 130/70-18 | 150/70R17 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク(ABS) | |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク(ABS) | ← |
乗車定員 | 2名 | ← |
価格 | 56万1000円 | 60万5000円 |
発売日 | 2023年7月6日 | ← |
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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