![[’88-]ホンダ XLV750R/XL600Rファラオ:灼熱を疾走する強烈な赤エンジン【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/07/128_7.jpg?v=1688552259)
’80年代――あの頃のバイク文化は、レースの文脈と切っても切り離せないものだった。本記事では、当時のライダーを熱狂させたレーサーレプリカモデルから、ホンダのXLV750R8/XL600Rファラオを紹介する。※本記事はヤングマシン特別号 青春単車大図鑑からの転載です。
真紅のファラオラリー参戦モデル〈ホンダ XLV750R/XL600Rファラオ〉
エジプトの砂漠を走るラリーとして’82年に始まったファラオラリーは、パリ・ダカに次ぐ規模を誇った国際レース。そのファラオラリーに出場したワークスマシンのレプリカがXL600Rファラオだ。
エンジンはSOHC4バルブ単気筒ながら、ツインキャブを採用することで低中速トルクと42psのパワーを両立。国産のオフロードバイクで初めてのチューブレスタイヤ付きアルミスポークホイールなど、ラリーレイドらしいメカニズムを備える。
’83 ホンダ XLV750R
749㏄の空冷45度V型2気筒を搭載し、プロリンクRサスや19Lの大型タンクを装備。2次駆動にはシャフトドライブを採用。
【’83 HONDA XLV750R】主要諸元■空冷4ストV型2気筒 749cc 55ps/7000rpm 6.0kgm/5500rpm ■195kg ●当時価格:75万円
XLV750Rは、水冷Vツインエンジンをホンダのレーシングカラーである赤で塗装。後継のXL600Rファラオも”赤エンジン”を搭載していた。
’85 ホンダ XL600Rファラオ
丸型デュアルライトや28Lの大容量燃料タンクがラリーレイドっぽいスタイルを演出。マルボロカラーも大きな特徴だ。
【’85 HONDA XL600R Pharaoh】主要諸元■空冷4スト単気筒 591cc 42ps/6500rpm 4.8kgm/6000rpm ■156kg ●当時価格:54万8000円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事([連載]青春名車オールスターズ)
ナナハン並みの極太リヤタイヤに見惚れた〈カワサキ GPZ400R〉 レーサーレプリカブーム真っ只中の1985年。技術の進化に伴い、各社はレースで培ったテクノロジーをフィードバックさせたモデルを多く打ち[…]
ヤマハXJ400:45馬力を快適サスペンションが支える カワサキのFXで火ぶたが切られた400cc4気筒ウォーズに、2番目に参入したのはヤマハだった。FXに遅れること約1年、1980年6月に発売された[…]
ヤマハFZR400:極太アルミフレームがレーサーの趣 ライバルがアルミフレームで先鋭化する中、ついにヤマハもFZの発展進化形をリリースする。 1986年5月に発売されたFZRは、前年に発売されたFZ7[…]
スズキ バンディット400:GSX-Rのエンジン流用ネイキッド 59psというクラス最強のパワーを持ち、1984年に華々しく登場したGSX-R。 レーシーに設定されたこのマシンの心臓部の実用域を強化し[…]
ヤマハFZ400R:ワークスマシンと同時開発 市販レーサーと同時開発したNS250Rがリリースされた1984年5月。 400クラスにも同様の手法で開発されたマシンが、ヤマハから世に放たれた。 FZ40[…]
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車)
GSX-Rで培ったフラッグシップでもライダーに優しい高次元ハンドリングを追求! 1999年にデビューしたスズキGSX1300R HAYABUSAは、いまも最新世代がカタログにラインアップされるロングラ[…]
4気筒CBR250との棲み分けでさらに長期モデル化の一途へ! ホンダが1982年5月にリリースしたVT250Fは、パワフルな2スト勢に対抗できる唯一の存在として瞬く間に10万台を突破するベストセラーと[…]
〈1983年3月〉SR400[34F]/500[34A]:STDもスポークホイール化 標準モデルもスポークにマイナーチェンジ。新設計のピストンリングやバルブ、オイルライン等も見直して耐久性を高め、セミ[…]
ホンダにとって英国はスポーツバイクの奥深さを学んだ特別なカルチャーのの土地柄! 1985年、ホンダはGB400/500と名づけられたビッグシングル(単気筒)スポーツをリリース。 その風貌はトラディショ[…]
400cc以下なら4気筒より2気筒が優位? CBX400Fが誕生するまでの経緯は、’17年型CBR250RRや’92年型CB400SF、’86年型NSR250Rなどの生い立ちに通じるものがある。 もち[…]
人気記事ランキング(全体)
2026年2月発売! 注目のカワサキ製新型ネイキッド3モデルに早速触れてみる 10月30日から11月9日までの期間に開催されたジャパンモビリティショーで初披露となったカワサキの人気モデルZ900RSの[…]
3Mシンサレート採用の4層構造で冬走行の冷えを軽減する 本商品は、防風ポリエステル生地/3Mシンサレート中綿/裏起毛の4層構造で手全体を効率よく保温する設計。一般的なポリエステル綿と比べて中綿が軽く、[…]
CFD解析で最適化された圧倒的な「抜け」の良さ KAMUI-5の最大の特徴は、CFD(数値流体解析)を用いて配置と形状が再設計されたベンチレーションシステムにある。走行風を効率よく取り込み、ヘルメット[…]
折りたたみ機構と視界性能を両立した実用設計 本商品は、ミラーマウントに装着する汎用タイプで、8mmと10mmに対応する左右セットモデルである。最大の特徴は、ミラーを内側に折りたためる構造で、保管時やバ[…]
得意の125ccクラスで意地を見せた走りのパフォーマンス! スズキは’60年代、ホンダに続きヤマハが挑戦を開始した世界GPチャレンジに追随、50ccと125ccの小排気量クラスを主軸に世界タイトルを獲[…]
最新の投稿記事(全体)
GSX-Rで培ったフラッグシップでもライダーに優しい高次元ハンドリングを追求! 1999年にデビューしたスズキGSX1300R HAYABUSAは、いまも最新世代がカタログにラインアップされるロングラ[…]
今回は2部門 現行モデル/過去〜現在の全国産モデル その年に販売されていたバイクから、皆さんの投票で人気ナンバー1を決める“マシン・オブ・ザ・イヤー”。ヤングマシン創刊の翌1973年から続く、毎年恒例[…]
想像を上回る使い勝手のよさ SHOEIが2026年1月9日にSHOEI Gallery(SHOEI Gallery Online Storeを除く)で先行発売する電子調光ドライレンズ「e:DRYLEN[…]
手軽さを極めた、ポケットに入れて留めるだけの新発想ホルスターバッグ ハーフデイツーリングホルスターはポケットに差し込むだけで装着完了。ベルト調整やストラップ固定といった面倒な作業は不要で、所要時間はわ[…]
1. 【背景】50ccガソリン原付は排ガス規制をクリアできず 50ccガソリン原付はなぜ生産終了となるのか。それは地球環境保護という理念のなか世界的に年々厳しくなる排ガス規制値をクリアできないとわかっ[…]
- 1
- 2

![ホンダ XLV750R|[’88-]ホンダ XLV750R/XL600Rファラオ:灼熱を疾走する強烈な赤エンジン【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/06/128_08-768x512.jpg?v=1688031296)
![ホンダ XLV750R エンジン|[’88-]ホンダ XLV750R/XL600Rファラオ:灼熱を疾走する強烈な赤エンジン【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/07/128_06-768x767.jpg?v=1688552470)
![ホンダ XL600Rファラオ|[’88-]ホンダ XLV750R/XL600Rファラオ:灼熱を疾走する強烈な赤エンジン【青春名車オールスターズ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/06/128_09-768x614.jpg?v=1688031298)







































