
爆音マフラーや公道不適合タイヤ、裏ペタのナンバープレートなんかで走行するのはマジでやめてほしい。それって犯罪ですから。……という、良識あるライダーやドライバーには当たり前かもしれないことを改めて啓発する「不正改造車を排除する運動」、今年も国土交通省と不正改造防止推進委員会が展開する。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:国土交通省
6か月以下の懲役、または 30万円以下の罰金!
不正改造や違法改造など呼び方はさまざまだが、法令で禁止されている改造を車両に施すことは犯罪だ。──なんてことは全国2000万人のヤングマシン読者ならとっくにご存じだろう(※)。
国土交通省および自動車関係32団体で構成する「不正改造防止推進協議会」が中心となって全国展開する「不正改造車を排除する運動」は1年を通して実施されるが、毎年強化月間(運輸局:6月、内閣府沖縄総合事務局:10月)が設定されている。
強化月間中に集中的に実施される主な取り組みは。不正改造を「しない」「させない」ための啓発や街灯検査の実施、不正改造車に関する情報収集だ。
この強化月間の展開にともない、ポスターなどのビジュアル素材が公開された。これらには「ダっサ! 不正改造」や「『犯罪』って知ってる!?」、「ダメ! ダメ! 違法マフラー」などの印象的な文言が並ぶ。ちょっと前時代的なセンスを感じなくもないが、不正改造車の何がいいのかよくわからないという観点からは強く首肯することができるんじゃないだろうか。
何はともあれ、不正改造車が単なる犯罪であることはシンプルに「そりゃそうだ」というほかない。不正改造車の使用者には整備命令の発令&整備命令に従わない場合については50万円以下の罰金、そして不正改造を実施した者には6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されることになる。
※「全国2000万ヤングマシン読者の諸君」とはヤングマシン誌のDVD付録でメインテスターの丸山浩氏が毎回呼びかける伝統的なオープニングコールである。
「不正改造車を排除する運動」を実施する目的は?
自動車点検整備推進協議会の公式サイトには、以下のように目的が記載される。
我が国の自動車保有台数は、令和4年12月末現在で8千万台を超えており、自動車は国民生活にとって欠かすことのできない移動・輸送手段となっている。一方、昨年の交通事故による死者数は2,610人、負傷者数は約35.6万人と、依然として多くの方が事故の被害に遭われている。
このような状況にあって、暴走行為、過積載等を目的とした不正改造を施した自動車は、安全を脅かし道路交通の秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染、騒音等の環境悪化の要因となっていることから、社会的にその排除が強く求められている。
このため、自動車関係団体等の協力を得つつ、「不正改造車を排除する運動」を全国的に展開し国民の不正改造排除の意識を高めることにより、車両の安全確保・環境保全を図り、ひいては国民の安全・安心の確保を確実に実現する。その際、「自動車点検整備推進運動」など他の運動等との連携を図っていく。
自動車点検整備推進協議会
「知らなかった」では済まされない! 不正改造をチェック
以下のようなものが代表的な不正改造だ。“うっかり”なんてことがないように把握しておこう!
- 1)基準不適合マフラーの装着/消音器の取り外し
- 2)灯火類の色の変更
- 3)タイヤ及びホイールの車体(フェンダー)外へのはみ出し
- 4)運転者席・助手席の窓ガラスへの着色フィルム等の貼付
- 5)基準外ウイングの取り付け
- 6)A.荷台さし枠の取り付け・燃料タンクの増設/B.突入防止装置の切断・取り外し/C.大型後部反射器の取り外し
- 7)度抑制装置(スピードリミッター)の解除・取り外し
このほか、国土交通省の公式リーフレットにはマフラーの基準適合に関する情報などが掲載される。また、不正改造車を見かけたら車両のナンバー/不正改造の内容を通報する連絡先もあるので、目に余るようなら積極的に情報提供を。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
初心者ははじめの一歩に、ベテランはもう一度振り返るために バイクは楽しくて、面白くて、時には天候やトラブルでツライこともあって、でも他にはない喜びをくれる乗り物だ。ただし、万が一の事故の際には身体ひと[…]
悪質な詐欺サイト、まずはURLを確認 高級ヘルメットメーカーの人気モデル・5万5000円の新品ヘルメットが8399円で買える──。例えばそんな広告が表示されたら、本当にそんな美味しい話があるのか、疑い[…]
A81:排ガス&音量は守られているか 時代と共に変化していった排ガス&音量規制。詳細は別記事に譲るが、年式/車両区分ごとに基準値が定められており、それらを超えているマフラーを装着して公道を走行すること[…]
自賠責保険の概要 自賠責保険とは、「自動車損害賠償責任保険」の略称で、クルマやバイクなど、全ての所有者に加入が義務づけられている損害保険です。公道でバイクを走らせる際に、加入が義務付けられていることか[…]
カリフォルニアでは違法だけどペンシルベニアでは大丈夫、なんてことあるんですね 「ナンバーを隠すやつはAmazonでも売ることができないんだ!」 「このブレーキレバーは指を切り落としたいのか!?」 「A[…]
人気記事ランキング(全体)
ふだんバイクに触れない層へ! スズキ×VTuberの挑戦 「バイクに興味はあるけれど、何から手を出せばいいかわからない」。そんな若い世代に向けて、スズキは極めて現代的なアプローチをとった。ホロライブD[…]
ネオクラシックKATANA唯一の不満点 令和2年排出ガス規制への適合や、電子制御システムS.I.R.S.の搭載により、現行KATANA(8BL-EK1AA)の完成度は極めて高い。150psを発揮する水[…]
釣り人のための機能を追加した、Kawasakiのジェットスキー 日本を代表するバイクメーカーとして知られるKawasaki(カワサキモータースジャパン)は、2輪車だけでなく、ジェットスキー(水上バイク[…]
CB500スーパーフォアと瓜二つ! ホンダが「モーターサイクルショー2026 Hondaブース特設サイト」内でティーザーを公開。タイトルを『Next Stage 4 You』とした動画が貼りつけられ、[…]
車種専用設計で実現する自然なフィッティング PCXやPCX160のようなスクータータイプは、一般的なネイキッドバイクと異なり、ハンドルバーの多くがカバーで覆われている。そのため、市販の汎用クランプバー[…]
最新の投稿記事(全体)
【Morbidelli C252V】これぞ王道! 16インチ・ファットタイヤの本格派 まず注目したいのが、イタリアの名門・モルビデリの名を冠した「C252V」だ。 その姿はまさに「正統派」。249cc[…]
夏場の不快な蒸れを軽減する高機能素材「CoolMax」 ヘルメット内の温度上昇や汗のベタつきは、ライディングの集中力を削ぐ原因になる。本製品は、運動時でも皮膚の温度を33.3度に近づけるよう設計された[…]
そもそもプロレーサーって何でしょう? そもそもプロレーサーって、レースだけで収入の全てを賄っている人というのが一般的なイメージなんでしょうけど、残念ながらそういった人は全日本でもほんの一握り。では、プ[…]
誤警報を95%カット!最新「セーフティモード」が超有能 「高感度なのはいいけど、自動ドアや自販機の電波でうるさすぎるのは勘弁……」そんなライダーの悩みも、ついに過去の話だ。 Kバンド識別性[…]
東名阪のラストを飾るモーターサイクルショー。メーカー渾身の「推し」が集結だ! 「東京や大阪は遠くて行けなかった……」という中部圏のライダーに朗報だ。各メーカーが今季もっとも力を入れる「一押し車両」が、[…]
- 1
- 2



























