トライアンフ ストリートトリプル765R試乗インプレッション【極上エンジンの究極ストリートファイター】

トライアンフ ストリートトリプル765Rディテール写真解説

トライアンフ ストリートトリプル765R スタイリング

【Triumph Street Triple 765】■全高1047 シート高826(各mm) 車重189kg ■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 765cc 120ps/11500rpm 8.16kg-m/9500rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量15L ■ブレーキF=Wディスク R=ディスク ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:銀 白 ●価格:119万5000円~122万1000円

【ラインナップ一新、モト2/RS/Rの3種類に】ラインナップは前後オーリンズのモト2エディション、リヤのみオーリンズのRS(以上の2台は130ps)、そして今回試乗したRの3種類で、660ccのSはディスコンに。アルミダイキャストツインスパーフレームやガルウィングスイングアームは変更なし。Rの標準装着タイヤはコンチネンタルのコンチロードだ。

トライアンフ ストリートトリプル765R ライディングポジション

【ライディングポジション】シート高は先代RSより1mm高い826mm。車体がスリムなので足着き性は良好。フロントに荷重をかけやすいライディングポジションだ。[175cm/68kg]

トライアンフ ストリートトリプル765R エンジン

’17年に675ccから765ccとなった水冷DOHC4バルブ並列3気筒エンジン。’23年モデルでは燃焼室の見直しやピストンの変更などで圧縮比を12.5→13.25:1へアップ。合わせて吸気ポートの設計やカム/バルブ/コンロッド/バランサーギヤなどを変更。最高出力はRで2ps増の120ps、上位モデルのRSは7ps増の130psとなった。なお、Rの最大トルクは77Nmから80Nmへとアップしている。6段ミッションの変速比も見直されるなど、変更点は多岐にわたる。

トライアンフ ストリートトリプル765R 足まわり

【前後サスペンションは全調整式、ABSはバンク角を反映】φ41mm倒立式フォークはショーワ製SFF-BP。リヤもショーワ製で、前後ともフルアジャスタブルだ。ホイールトラベル量はフロント115mm、リヤ133.5mmとなっている。キャリパーは前後ともブレンボで、フロントはM4.32、リヤはシングルピストン。IMUの新採用によりバンク角を反映したコーナリングABSへ。

トライアンフ ストリートトリプル765R 主要装備

【見やすい専用TFTディスプレイ】Rのみ専用TFTディスプレイを採用。ライドモードはロード/スポーツ/レイン/ライダーの4種類で、レインは100psに制限。なお、ハンドル幅は12mm広くなった。

燃料タンクはインナー&樹脂カバーとなり、17.4→15Lへと容量ダウン。シート高は昨年までのRローの780mmから826mmへ46mmも上がったが、別売りのローシートで28mm下げることも可能。タンデムシートの底板に車載工具あり。

ステッププレートのデザインは変更なし。ヒールホールドがしやすく、操作性も良好だ。

引き続き上下対応のクイックシフターを標準装備する。クラッチはスリップアシスト採用なので、レバーの操作力が軽い。

フライスクリーンがコンパクトになった新型ストリートトリプル。中央のダクトはエアボックスへとつながっている。シートカウルやテールランプのデザインは継続。

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