
読者による投票でその年のベストバイクを選出する企画”MOTY(マシン オブ ザ イヤー)”。’22年度のMOTYでは、ヤングマシン50周年特別企画の一環として、年代ごとに愛着のある車両も選出してもらった。世代別の人気モデルが一目瞭然となる上に、50年間のベストバイクを選出したマシン・オブ・ザ50イヤーズとはまた一味違う結果に。’80年代もホンダが強かった!
●まとめ:沼尾宏明 ●写真:YMアーカイブス
CBXに競り勝ち、過激レプリカが2冠!
’80年代はバイクが一挙に進化した時代。空冷ネイキッドが全盛だった前半に対し、後半からフルカウルの高性能レプリカが多数登場した。最も支持されたのは歴代総合と同じNSR250Rで2冠達成。以降はCBX400F/1100カタナ/RZという順当な結果になった。注目は、数々のレプリカを尻目に5位に入ったモトコンポ。車載できるカワイイマシンは今でこそ欲しい!
1位:’86~ ホンダ NSR250Rシリーズ 98票【先鋭化する性能と当時のブームを象徴】
’80年代NSRが年代別でも頂点に。当時から人気は高く、’89年のMOTYでは250cc初の総合優勝を果たしている。現代では考えられない圧倒的なスポーツ性能が支持の理由だ。
【’86~ HONDA NSR250R series】■水冷2ストV型2気筒ケースリードバルブ 249cc 45ps/9500rpm 3.6kg-m/8500rpm ■141kg F=100/80-17 R=130/70-18
投票者の声
- カリカリのレーサーレプリカ(千葉T・K)
- 言わずと知れた名車、レプリカブームの立役者!(東京M・K)
- 友達の’89乗った時は頭がもげるかと思った(山形K・K)
- 2ストの最高傑作(長崎H・K)
- 軽くて速くて最高(愛知S・O)
2位:’81~ ホンダ CBX400F 54票
2気筒のホークに代わる4気筒車として投入。4バルブやモノサスペンションなどの先進装備で大ヒットした。
【’81~ HONDA CBX400F】■399cc 48ps/3.4kg-m ■173kg(乾燥)
投票者の声
- 当時最先端の技術、造形で傑作(神奈川J・H)
- クロスしたマフラーがおしゃれ(熊本S・I)
- カッコよすぎる(東京T・M)
- 買おうと思っていたのに買えなかった憧れ(福岡T・Y)
3位:スズキ GSX1000S/1100S カタナ 53票
名車として認知度の高いカタナも堅実に入賞。MOTYでは’82年にGSX750Sが総合1位に輝いた。
【SUZUKI GSX1000S/1100S KATANA】■1074cc 111ps/9.8kg-m ■232kg(乾燥)※1100S
投票者の声
- 唯一無二のデザインと存在感。今見ても美しい(千葉T・T)
- こんなデザイン見たことなかった(沖縄O・N)
- ケルンショーで発表された時の衝撃は忘れられない(福岡M・T)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(マシン オブ ザ イヤー[MOTY])
【第1位】ホンダ モンキー125:49票 チャンピオンに輝いたのは、現代に蘇ったホンダのかわいい”おサルさん”です! 初代は遊園地用のファンバイクとして、1961年に誕生しました。以来長く愛され、20[…]
【第1位】カワサキ Z900RSシリーズ:181票 1000-751cc(大型二輪)クラスでのチャンピオンにも輝いた、Z900RSシリーズが2冠を達成です! やはりその人気は高いものがありますね。登場[…]
【第1位】カワサキ Z900RSシリーズ:181票 やはりと言うべきか、本クラス堂々のチャンピオンに輝いたのはZ900RSシリーズです。ヤングマシンでもスクープを継続的にお送りした後、2017年の東京[…]
【第1位】スズキ SV650/X:110票 ツウにも根強く愛される、スズキのSVが王座に輝きました。もはや貴重となってしまった国産V型2気筒エンジンを搭載するミドルネイキッドは、”ザ・バイク”とも言え[…]
【第1位】カワサキ ニンジャZX-25R SE/KRTエディション:65票 ニーゴー界の最強にして唯一無二の4気筒・カワサキ ニンジャZX-25Rがチャンピオンに輝きました。2万rpmまで刻まれたタコ[…]
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車)
「世界初の量産250ccDOHC水冷4気筒エンジン」が生み出す最上の乗り味 1983年3月。デビューしたてのGS250FWに乗った印象といえば「速い!というよりすべてがスムーズ。鋭い加速感はないけど必[…]
ゼファーとは真逆のコンセプトで独り勝ちを掴む! 1989年のカワサキZEPHYR(ゼファー)をきっかけに、カウルのないフォルムをネイキッドと呼ぶカテゴリーが瞬く間に人気となった。 続いて1991年に、[…]
後発のライバルとは異なる独創的なメカニズム 近年では、日本製並列4気筒車の基盤を作ったと言われているCB750フォア。もっとも細部を観察すると、この車両のエンジンには、以後の日本製並列4気筒とは一線を[…]
日本仕様はたったの2️種類 各国独自の特別仕様車を除けば、Z1-Rには初代とII型の2種類しか存在しない。ただしZ1-RIIのサイドカバーエンブレムは、欧州仕様:車名そのまま、北米仕様:IIナシのZ1[…]
ネイキッドブームの立役者もライバル続出で遂に対抗刷新! 1989年、カワサキがリリースしたZEPHYR(ゼファー)は、レーサーレプリカ熱が冷めたタイミングもあって、瞬く間に400ccクラスの販売トップ[…]
人気記事ランキング(全体)
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
お手頃価格のヘルメットが目白押し! 【山城】YH-002 フルフェイスヘルメットが38%OFF コストパフォーマンスと信頼性を両立させた山城の「YH-002」フルフェイスヘルメット。大型ベンチレーショ[…]
後発のライバルとは異なる独創的なメカニズム 近年では、日本製並列4気筒車の基盤を作ったと言われているCB750フォア。もっとも細部を観察すると、この車両のエンジンには、以後の日本製並列4気筒とは一線を[…]
まさかのコラボ! クロミちゃんがホンダバイクと出会う ホンダがサンリオの人気キャラクター「クロミ」と、まさかのコラボレーションを発表した。クロミがバイクに乗りたくなるというストーリーのオリジナルアニメ[…]
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
最新の投稿記事(全体)
40%OFFもある! オトクな7アイテム アストロプロダクツ AP ミニタイヤゲージ:32%OFF ツーリング先やガレージでの日常点検に役立つ、手のひらサイズのミニタイヤゲージだ。とてもコンパクトなの[…]
初の電動スクーターが「C evolution」 2017年、BMWモトラッドは初の電動スクーター「C evolution(Cエボリューション)」を発売。それまでのガソリンエンジンを搭載したC650に通[…]
月内発売:SHOEI「GT-Air3 MIKE」 インナーバイザー付きフルフェイスの決定版、SHOEI「GT-Air3」に、ニューグラフィックモデル『MIKE(マイク)』が2025年10月に満を持して[…]
多くのカラーパターンを採用するCB350C、特別な2色のスペシャルエディション ホンダはインドでCB350C(日本名:GB350C)を発表した。これは前年に登場したCB350を名称変更したもので、従来[…]
前年モデルでTFTディスプレイを獲得した無印 北米スズキは、2005年型GSX-R1000(通称K5)由来の痛快な並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「GSX-S1000」およびスポーツツア[…]
- 1
- 2