
春夏シーズンの定番商品として人気のクシタニ アメニタジャケットを紹介しよう。簡易防水仕様で、各部のベンチレーションによって走行風を取り込むことが可能。アウトドアテイストのルックスもポイントだ。
●まとめ:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:柴田直行 ●外部リンク:クシタニ
[◯] バイク以外のシーンも活躍しそうなデザイン
今やクシタニの定番商品として知られるアメニタジャケット。新色のオリーブ×ブラックは、他のカラバリよりもアウトドアのテイストが強く、ロゴを見なければバイク用ジャケットだと気付かれないだろう。
着心地については、’22年モデルで肩と肘のプロテクターが進化したこともあり、CEレベル2をクリアした製品でありながら、体を動かしたときの追従性は良好だ。手首の動きを妨げないように袖口がスラッシュカットになっていたり、ウエストを絞れるようにドローコードを内蔵するなど、フィット感を高める工夫が随所にある。さすがクシタニだ。
簡易防水仕様と謳ってはいるものの、縫製部分はていねいにシームテープ処理されており、さらにファスナーは止水タイプとするなど、そこそこの雨なら慌ててレインスーツを着なくても済むはず。フードの裏地は綿100%なので雨に濡れると乾きにくいが、内側に畳めばスタンドカラーに早変わりするので、特に問題はないはず。去年モデルよりも2200円アップしたが、昨今の物価高の中では良心的と言える範疇であり、今年も売り切れ必至だろう。
フードにはバタつき軽減用のループあり。さらに内側にたたんで留めるとスタンドカラーに早変わり。
【さまざまな機能を盛り込む】初期耐水圧10000mm、透湿性10000g/㎡/24hの透湿防水生地を表地に使用。肩と肘にはThinCEプロテクター、背中にはソフトパッドを装備する。背中には常時オープンのベンチレーション、前合わせには大型エアインテークが設けられており、内部にこもった熱気を走行風によって積極的に排出できる。
タグの下にある紅白の生地は、クシタニが積極的に採用している消臭テープ。襟の気になる臭いを軽減。
各部のポケットには止水ファスナーを採用。手差しポケットの内部には身幅調整用のドローコードあり。
上腕の内側にあるファスナー開閉式のエアインテーク。袖幅調整タブによって開口部を広く維持できる。
後ろ身頃の裾にあるリフレクタープリント。前身頃の肩にも設けられており、夜間の被視認性を確保。
[△] 真夏はさすがに暑いがそれ以外は快適だろう
気温が20℃を少し超えた段階で蒸れを感じ始めたので、各部のエアインテークを活用。ミッドレイヤーが接続できることからも、真夏を除けば広いシーズンで活躍しそうだ。
[こんな人におすすめ] 長く着られてデザインも優秀。買うなら早めに
アメニタとは快適性を意味するらしく、まさに真夏以外は降雨時も含めて快適に走れそうな1着に仕上がっている。フード付きはヘルメットを小さく見せる、つまり小顔効果を持つので、このアメニタが例年人気なのも分かろう。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(クシタニ)
高機能ジャケットから防寒パンツまで多彩なラインナップ 朝晩の冷え込みに、本格的なツーリングシーズンの到来を感じるこの頃。バイクウェアの老舗ブランド「クシタニ」より、2025-26年秋冬モデルの新作テキ[…]
クシタニが主宰する国内初のライダー向けイベント「KUSHITANI PRODAY 2025.8.4」 「KUSHITANI PRODAY」は、これまで台湾や韓国で開催され多くのライダーを魅了してきたス[…]
K-2439 フルメッシュロングジャケット:スタイルと機能を両立するツーリングジャケット 腰までしっかりと覆う安心感のあるロング丈でありながら、後襟から袖口へ流れるように入ったラインデザインと、ウエス[…]
K-2446W 46worksアーカナジャケット:街乗りにも映えるスタイリッシュギア クシタニの「アーカナ」シリーズは、レトロなデザインを現代の感性にアレンジしたオーセンティックライン。「K-2446[…]
KUSHITANI COFFEE BREAK TRAVEL HUNT クシタニより、ツーリングアプリ”RISER”を使ったチャレンジの第2弾として、全国の指定したスポットを巡ってスタンプを集めるイベン[…]
人気記事ランキング(全体)
2026年2月発売! 注目のカワサキ製新型ネイキッド3モデルに早速触れてみる 10月30日から11月9日までの期間に開催されたジャパンモビリティショーで初披露となったカワサキの人気モデルZ900RSの[…]
バイクやウエアを問わずに合わせやすいニューグラフィック シンプルながら計算高いデザインに仕上がっており、バイクのカテゴリーやウエアを問わず合わせやすいのが特徴だ。 カラーバリエーションは4タイプが揃う[…]
バイク向けの次世代コネクテッドクラスター かつてオーディオ機器を生産し、現在はカーナビやドライブレコーダーといったモビリティ向けの製品を主力としているパイオニアが、2026年1月6日(火)~9日(金)[…]
オフ走行の質を高める「ピボットレバー」と「アドベンチャーフットペグ」 オフロード走行において、転倒時のレバー破損リスクを軽減し、操作性を高めるパーツは必須レベル。それに応えるかのように設定されたのが「[…]
マルク選手7度目の王者を記念した最新レプリカモデルが登場! マルク・マルケス選手は、2025年のMotoGPシーズンチャンピオンを決め、通算7度目、6年ぶりのワールドチャンピオンを達成した。SHOEI[…]
最新の投稿記事(全体)
CFD解析で最適化された圧倒的な「抜け」の良さ KAMUI-5の最大の特徴は、CFD(数値流体解析)を用いて配置と形状が再設計されたベンチレーションシステムにある。走行風を効率よく取り込み、ヘルメット[…]
どこが変わった!? ’25モデルのXMAX 2025年のモデルチェンジで新しくなったXMAX……なのだが、正直変化がわかりにくい(笑)。まぁ、ヤマハの公式HPで“「変わっていない」が最大の誉め言葉!?[…]
〈1983年3月〉SR400[34F]/500[34A]:STDもスポークホイール化 標準モデルもスポークにマイナーチェンジ。新設計のピストンリングやバルブ、オイルライン等も見直して耐久性を高め、セミ[…]
ホンダにとって英国はスポーツバイクの奥深さを学んだ特別なカルチャーのの土地柄! 1985年、ホンダはGB400/500と名づけられたビッグシングル(単気筒)スポーツをリリース。 その風貌はトラディショ[…]
待望のリニューアル!タナックスのキャンピングシートバッグシリーズ! ツーリング用シートバッグの定番として長年多くのライダーに選ばれてきたタナックスのキャンピングシートバッグシリーズがリニューアルされた[…]
- 1
- 2







































