ヤマハXSR900試乗インプレッション【馬力向上&電脳化、操る楽しさを凝縮】

ヤマハXSR900ディテール写真解説

ヤマハXSR900 スタイリング

【YAMAHA XSR900】■全長2155 全高1155 シート高810(各mm) 車重193kg ■水冷4スト3気筒DOHC4バルブ 888cc 120ps/10000rpm 9.5kg-m/7000rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量14L ■ブレーキF=ディスク R=ディスク ■タイヤF=120/70RZR17 R=180/55ZR17 ●色:青 黒 ●価格:121万円

【現行MT-09をベースに大胆に生まれ変わった】’21年型でフルモデルチェンジしたMT-09をベースに、’22年に刷新された2代目XSR900。最低肉厚を3.5→1.7mmとした新CFアルミダイキャストフレーム/CP3エンジン/足周りなどはMT-09と同一仕様としつつ、先代比で約4kgの軽量化を達成。ナンバー灯を除く灯火類はLEDとなった。

ヤマハXSR900 ライディングポジション

【ライディングポジション】MT-09よりシート高は15mm低く、やや腰を引いたライディングポジションに。ハンドルは前後2段階、ステップは上下2段階に調整可。[身長175cm/体重68kg]

ヤマハXSR900 エンジン

【排気量を拡大、116→120psへ】ストロークを3mm伸長し、排気量を845ccから888ccとした水冷並列3気筒エンジン。新フリクションプレート採用のA&Sクラッチ/レシオを最適化した6段ミッション/上下対応クイックシフターなどを採用する。

ショートボックスマフラーはMT-09と共通。1.5段膨張室や左右シンメトリーのテールパイプなどを採用。

ヤマハXSR900 足まわり

【ヤマハ独自の回転塑性加工ホイール採用】スピンフォージドホイールを新採用し、前後合計約700gの軽量化を達成。標準装着タイヤやBSのS20からS22に。フォークはφ41mm倒立式で、キャリパーはラジアルマウント式。スイングアームはトレーサー9GTと共通で、軸間距離は先代比で55mm長い。リヤサスペンションはリンク式。

フロントはフル調整式、リヤはプリ7段階と伸び側減衰力が調整可能。

ヤマハXSR900 主要装備

ミラーはバーエンドタイプに。APSG採用によりスロットルワイヤーが不要となった。左スイッチはMT-09SPと共通であり、クルーズコントロールも装備する。

3.5インチのフルカラーTFTメーターはMT-09と共通。純正アクセサリーのグリップヒーターやETCインジケーターの表示機能あり。

メーター下部に車名ロゴのドッグタグプレートを配置。ボルト1本に至るまでレーシングヘリテイジを追求しているのだ。

【1980年代のレーシングヘリテイジを注ぎ込む】ニーグリップ時のフィット感にも配慮した燃料タンク。水平基調のシルエットを実現するために、シートレールはXSR900専用設計となっている。

収納時はシートレールと一体化して見えるデザインの可倒式タンデムステップを採用。

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