
元MotoGPレーサーの中野真矢さんが主宰するレーシングチーム「56RACING(フィフティシックス レーシング)」が2023年のレース活動を開始した。今年も次世代を担うライダーの発掘と育成を目指す。今季チームのライダー編成は小田喜阿門選手(15歳)および富樫虎太郎選手(11歳)と、昨季がら変わらない。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:56RACING
小田喜阿門はアジアタレントカップ参戦でチャンピオンを目指し、全日本J-GP3にはスポット参戦。富樫虎太郎は関東ロードミニとMiniGPに参戦する!
元MotoGPライダーの中野真矢さんが率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」が、2023年のレース活動を開始した。すでに2月26日には「関東ロードミニ選手権」が開催され、富樫虎太郎選手がSPエキスパートクラスでポールtoウィン。残念ながら「FIM MiniGP Japan Series」は3月26日開催予定だった開幕戦(筑波コース1000)が荒天のため中止となっている。
これに続き開幕戦を迎えたのは小田喜阿門選手だ。チャンピオンを目指す「アジアタレントカップ」は8月開幕のため、まだ時間があるが、全日本ロードレースは4月1日予選、4月2日決勝というスケジュール。小田喜選手はアジアタレントカップのない時期に全日本ロードレースJ-GP3クラスに参戦することになっており、開幕戦の予選では10位に。明日の決勝では上位進出をにらむ。このほか、地方選手権にもスポット参戦する予定だというから、精力的な活動とグッドリザルトに期待したい。
若手ライダーにマシンを貸与し、チャンスを掴んでほしいとの思いで中野真矢さんが2012年に始めたチーム活動も、今年で12年目。勝負の年となる小田喜選手、将来的にロードレース参戦を計画する富樫選手らをサポートしていく。
小田喜 阿門(Amon Odaki)■2007年12月17日生まれ(15歳) 中学3年生 ■東京都出身 ■趣味:MotoGPレース鑑賞 ■将来の夢:MotoGPライダーになってチャンピオンになる ■主な戦績:2021年 全日本ロードレース選手権 特別参戦枠 J-GP3クラス出場 5戦中クラス優勝4回/2022年 アジアタレントカップ出場・開幕戦カタールGP優勝
富樫 虎太郎(Kotaro Togashi)■2011年10月4日生まれ(11歳) 小学5年生 ■群馬県出身 ■趣味:バイクに乗ること ■将来の夢:MotoGPでチャンピオン ■主な戦績:2022年 テルル桶川スポーツランド 関東ロードミニ選手権 SP-EXPクラス シリーズチャンピオンほか
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
今なら2000年に中野真矢さんがWGPでチャンピオン争いをしたマシンも展示しているぞ! 56designの本店が4月1日より移転して、新たに「レイクサイドテラス」としてオープンする。同ブランドの15周[…]
デザイナー氏もバイク乗り 相談室へのメールが始まり 中野「私がモトGPに参戦していたころ、日本では何となくジーンズでバイクに乗ることがタブー視されていたんですよ。ごつめのバイク用パンツじゃなきゃダメみ[…]
世界的な人気を持つサッカーとモーターサイクルロードレースは、ヨーロッパを中心に発展してきたという共通点を持っています。 産業構造によって状況は異なり、特にたくさんの費用がかかるモータースポーツ人口は、[…]
2000年代に入って勢力を急拡大したスターライン MotoGP・第14戦サンマリノGPでアンドレア・ドヴィツィオーゾ(WithU ヤマハ RNF・MotoGPチーム)が20年にわたる世界GPでのキャリ[…]
大人に混じって5戦4勝! 最終戦を残しての王座獲得 青山博一や高橋裕紀といった名選手を輩出した桶川スポーツランドは、そのコースレイアウトの巧みさから今も著名ライダーが練習に通うなど、関東屈指のレベルの[…]
最新の関連記事(56デザイン)
ウエットレースで痛恨の転倒 2025年5月24日・25日に宮城県スポーツランドSUGOで開催された全日本ロードレース第2戦、SUPERBIKE in SUGO。JSB1000以外のクラスにとってはこれ[…]
関東ロードミニ選手権で木村隆之介選手が活躍 富樫虎太郎選手、全日本ロードレース選手権へ 2023年FIM MiniGP日本チャンピオンであり、同年の世界大会で2位、2024年筑波ロードレース選手権J-[…]
ハイセンスなバイクライフへと誘う充実の品揃え 56designが、ついに関東圏以外にショールームをオープン! 千葉県の本店、渋谷のアンテナショップに次ぐ3店舗目として「56design NARA」が4[…]
オイルの匂いとコーヒーの香り。隠れ家へようこそ。 56designが4月12日に奈良県奈良市にオープンさせる「56design NARA」。以前から要望が多かったという、同社初となる関西圏の新店舗だ。[…]
今シーズンに続き富樫虎太郎選手を起用、新加入は木村隆之介 元MotoGPライダーの中野真矢さんが率いるレーシングチーム「56RACING(56レーシング)」が、2025年のレース活動概要を発表した。 […]
最新の関連記事(レース)
ブレーキディスクの大径化が効いたのはメンタルかもしれない 第8戦アラゴンGPでも、第9戦イタリアGPでも、マルク・マルケスが勝ち続けています。とにかく速い。そして強い。誰が今のマルケスを止められるのか[…]
現代の耐久レーサーはヘッドライト付きのスーパーバイクだが…… 近年の耐久レーサーは、パッと見ではスプリント用のスーパーバイクレーサーと同様である。もちろん細部に目を凝らせば、耐久ならではの機構が随処に[…]
「2025 鈴鹿8耐 Kawasaki応援グッズ」を期間限定でオンラインショップにて販売 株式会社カワサキモータースジャパンは、2025年鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦するカワサキチームを応援するた[…]
0.1ps刻みのスペック競争 日本史上最大のバイクブームが巻き起こった1980年代は、世界最速を謳う大型フラッグシップや最新鋭レーサーレプリカが次々と市場投入され、国産メーカー間の争いは激化の一途を辿[…]
日本車と欧州車がおおよそ半々 マン島をバイクで訪れるには、リバプールやヘイシャムなどの港まで自走し、「スチームパケット社」が運行しているフェリーを利用するのが一般的だが、小型ボートをチャーターしてバイ[…]
人気記事ランキング(全体)
現代の耐久レーサーはヘッドライト付きのスーパーバイクだが…… 近年の耐久レーサーは、パッと見ではスプリント用のスーパーバイクレーサーと同様である。もちろん細部に目を凝らせば、耐久ならではの機構が随処に[…]
GB350に初のツートーン、GB350Sの燃料タンクにはストライプ採用カラーも ホンダ「GB350」「GB350S」マイナーチェンジ。2023年に最新排出ガス規制に適合して以来のイヤーモデル更新だ。2[…]
バイクツーリングにおすすめの都道府県ティア表 バイクツーリングの魅力は、ただ目的地に行くだけでなく、そこへ至る道中のすべてを楽しめる点にある。雄大な自然が織りなす絶景、心地よいカーブが続くワインディン[…]
最新モデルはペルチェデバイスが3個から5個へ 電極の入れ替えによって冷却と温熱の両機能を有するペルチェ素子。これを利用した冷暖房アイテムが人気を博している。ワークマンは2023年に初代となる「ウィンド[…]
高回転&高出力主義の権化 250クラスでも高性能な直4を望む声が高まっていた’80年代前半、スズキが世界初の250cc水冷直4エンジンを搭載した量産車、GS250FWを投入。以降、ヤマハ、ホンダが追随[…]
最新の投稿記事(全体)
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
【ヨシムラジャパン代表取締役・加藤陽平氏】1975年、POPの右腕だった加藤昇平氏と、POPの次女・加藤由美子氏の間に生まれる。4輪業界でエンジンチューンやECUセッティングなどを学び、2002年にヨ[…]
ブレーキディスクの大径化が効いたのはメンタルかもしれない 第8戦アラゴンGPでも、第9戦イタリアGPでも、マルク・マルケスが勝ち続けています。とにかく速い。そして強い。誰が今のマルケスを止められるのか[…]
ホンダ「モンキー125」(2024)試乗レビュー この記事ではかわいらしいフォルムと実用性が同居したファンバイク、モンキー125の2024年モデルについて紹介するぞ。初期のモンキー125に近い、シンプ[…]
STIチームのウェアを身にまとった、かわいいぬいぐるみ ご存知とは思いますが、STIはモータースポーツへの参戦や技術支援、車両開発などを行っているスバルのグループ企業です。 その技術を活かし、市販車用[…]
- 1
- 2