“バイクツーリングを愛好するライダーのための地図”を追求してきた「ツーリングマップル」シリーズの’23年度版が3月16日に発売された。前身となる’86年の「二輪車ツーリングマップ」発売以来38年目。十数年ぶりに開催したキャンプイベントや、SNSを利用した読者投稿コーナーではハッシュタグ「#ツーリングマップル2023読者投稿」が一時トレンド入りするなど、そのコンテンツ力は健在だ。
●文:ヤングマシン編集部
’23年度版ツーリングマップルのテーマは「旅が、旅をつなぐ」
ライダーとともに創る地図「ツーリングマップル」2023年度版のテーマは「旅が、旅をつなぐ」。ツーリングマップルをきっかけに出かけた先でまた新しいものに出会い、それが次の旅へと我々を駆り立てていく…といったツーリングの醍醐味といえるような体験を、多くの人々に味わってほしいという思いが込められているそうだ。
23年度版では、毎年恒例となった読者投稿ツーリング写真に、Twitter経由で2000件以上の投稿があり、過去最高を記録。想いのこもった写真は取材担当者が選定し、各エリア10点ずつを誌面に掲載する。
コンテンツに灯台50選/巨岩奇岩百選/峠100選を追加!
’22年の改訂の流れを引き継ぎ、コンテンツがさらに充実。海上保安庁が募集した投票により’98年に選定された「日本の灯台50選」、各エリアの著者陣が独自に選定した「巨岩奇岩百選」、東北担当の賀曽利隆が選ぶ「日本の峠100選」を地図に反映、一覧化。新たなツーリングの目的地、楽しみが増えたといえる。
今年も定評ある地図/コーナーは健在
地図内容の更新
例年同様、取材担当ライダーによる実走取材やモニター情報などを元にコメント情報を更新。また昭文社の持つ地図情報や、各種取材網を駆使し、膨大な数の道路や施設の経年情報(開通・開業・閉鎖・移転等)にも対応している。
絶景/快走路/ワインディング/ダートなどの道へのコメントから、温泉/道の駅/グルメ/名水/歴史スポット/ダム/キャンプ場など、様々なジャンルへのコメントが今年も新たに追加修正されている。
スペースの制約がある地図帳では、一つ一つのコメントはせいぜい20~30文字程度。しかしだからこそ、ユーザーの想像を掻き立てる余地があるといえる。これが”ツーリングマップル”の醍醐味だ。
巻頭特集
「旅先、旅の目的が見つけられる」ことを目指している巻頭特集では、取材担当者が23年度版の取材で出会ったスポットやグルメなどを、写真とともに紹介。また前述した「読者投稿写真」も本項に収録されている。
便利な索引ページ
巻末には掲載範囲内の市区町村や、日帰り湯、キャンプ場の索引を収録。「よみ仮名表示」付きの市区町村索引、「宿泊の可否」を加えた日帰り湯索引、「バイクでの乗入可否」の情報が付属するキャンプ場索引など、役立つ情報を掲載する。
折りたたみ地図
表面にはぱっと見で分かりやすい「高速道路網図」、裏面には「書き込み/塗りつぶし」用の正縮尺の広域図を設けている。特に裏面は、書き込みのしやすさを維持しつつ、地図としての判別性も高めるため、青と黒の2色印刷で作成。通ったエリア/道を塗りつぶしたり、プランを記入したりなど、旅の記録に活用できる。
アプリ”Route!”利用コードを同梱
ツーリングマップルがスマホで見られるアプリ「Route!(ルート)」。継ぎ目なく地図を見ることができ、自位置の表示や、走行ログを記録することも可能だ。
プランニング時は書籍でパラパラと、出先ではアプリで現在地を確認しながら…というように用途に応じて使い分けが可能。紙書籍版には12か月間使えるクーポンコードも同梱されている。
商品概要
商品名 : 『ツーリングマップル』
体裁・頁数 : A5判
発売日 : 2023年3月16日
全国の主要書店で販売
定価 : 各2,200円(本体各2,000円+税10%)
出版社 : 株式会社 昭文社
商品名 : 『ツーリングマップル R』
体裁・頁数 : B5変判、リング製本
発売日 : 2023年3月16日
全国の主要書店で販売
定価 : 各3,300円(本体各3,000円+税10%)
出版社 : 株式会社 昭文社
展開エリア:『ツーリングマップル』『ツーリングマップルR』ともに、北海道、東北、関東甲信越、中部北陸、関西、中国・四国、九州沖縄
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