
ヤングマシンがカスタムを施したADV150″ラリー”。抽選にて見事その所有権を手に入れたのは、神奈川県のMさんだ。最終回にあたる今回のモニターレポートでは、石川県の千里浜なぎさドライブウェイまでのロングツーリングの模様をお届け。ツーリングイベント”SSTR”の最終地点としても知られる当地。途中ストップを挟みつつ、足掛け約3年間かかった本企画の最終回にふさわしいスポットだ。
●文と写真:当選者M氏 ●外部リンク:ホンダモーターサイクルジャパン ツアラテックジャパン ヨシムラジャパン ドリーム商會 カーベック カスタムガレージファントム アトラクティブ
締めくくりは沈む夕日! ヤンマシのADVラリーをヨロシクです
ヤングマシンカスタムの”ADV150ラリー”のレポートも、今回でラスト。締めくくりとして、自宅から往復800km超の距離にある、石川県の千里浜なぎさドライブウェイまでロングツーリングに出かけることにしました。
単気筒かつ150ccという排気量ではありますが、新東名を走行中にも振動はあまり気になりませんでした。100km/h程度は余裕で出せるパワーもあり、問題なく流れに乗れます。
夜間に峠道を走行しているとき、メーターに氷のロゴ表示が。ADVから凍結注意の警告です。このハイテクさにはびっくりしました! デナリのフォグライトで路面状況を確認しながら、凍ってそうな所は避けつつ、安全運転を心がけました。峠道ではヨシムラサイクロンの音が心地良くやる気にさせてくれます。
なぎさドライブウェイに着いてからは、ブロックタイヤと固めな足まわりのおかげで、サンドでも安定感がありました。途中スタックしそうになりましたが、スロットル操作で楽々脱出できました(汗)。
この半年間、ADVで色々なところを走りました。ビグスクに比べてスリムで軽量で、取り回しがしやすいのがお気に入りです。最低地上高が高く、林道走行も可能。燃費がいいのも魅力の一つですね。日常使いもしたいけど、休日にちょっとしたレジャー要素も堪能したい! そんな要望を一台ですべて叶えられるバイクではないでしょうか?
【走れる日本海は夕日も美しい!】Mさんがラストレポートの目的地に選んだのは、石川県羽咋市の千里浜なぎさドライブウェイ。公道としては唯一車両走行が可能な砂浜で、ラリーイベントSSTRのゴール地点としても設定されている。
【夏季の目玉はサンドアート!】目の細かい千里浜の砂を活かしたサンドアートは、当地の夏の風物詩。さまざまな人気漫画のキャラクターなど、多くの精巧な砂像が制作・展示されていた。中には3mを超えるものもあるという。時期に応じてライトアップも。
【併設レストハウスには浜焼きコーナーもアリ】なぎさドライブウェイの終着点にあるレストハウスでは、日本海の海産物を浜焼きで楽しめる。風間深志氏が実際にレースで使用したマシンの展示も。
CGから実車のカスタム、東京モーターサイクルショーでの展示を経てMさんの手元に渡ったADV150ラリー。最初から数えると約3年にも及んだこの企画も、ひとまずこれで一区切りとなる。フィニッシャーとして半年間のモニターレポートを務めてくれたMさんに改めてお礼を申し上げたい。ありがとうございました!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ライフスタイル)
みなさま初めまして。北海道は江別市在住の道産子ライダー、ゆーまです! 元々は某バイクディーラーにて勤めておりました。バイクが生活の一部になっている私のバイクライフについて、綴らせていただきます。 バイ[…]
一般人ほど相続に気をつけろ! “相続”は「金持ちの問題」と思っている人が多いようですが、それは大間違い! 少しでも物やお金を持っていれば、相続は誰にでも関係します。そして、一般人ほど面倒です。 お金持[…]
投資におけるリスクはネガティブな意味ばかりではない “リスク”は”危険”という意味もありますが、投資の世界では”結果の振れ幅”とか、”予想通りにいかない可能性”という意味で使います。 バイクを投資目的[…]
みなさん始めまして!北海道札幌市在住のふーまと申します。バイクや車とそのオーナーさんを被写体にした、映像制作や写真撮影をしているチーム「Garagefilm」で活動をしております。 動画作品は、You[…]
旧車価格が高騰! 資産価値はどれくらい? 少し遡ること4年前、2020年からのコロナ禍で旧車の価格が爆上がりしたことを覚えていますか? コロナで外出を控える中、”密”を避けて外出できるソロキャンや登山[…]
人気記事ランキング(全体)
シェルパの名を復活させたブランニューモデル カワサキが、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やSMは2~5年ぶり)に復活させたのは、2024年[…]
新5色ラインナップとなった2022年モデル 2022年モデルが発売されたのは、2022年6月23日のこと。2021年のフルモデルチェンジの際には、新設計の水冷エンジンが4バルブの「eSP+(イーエスピ[…]
まず車間が変わることを理解しておこう! ツーリングでキャリアのある、上手なライダーの後ろをついてゆくのが上達への近道。ビギナーはひとりだと、カーブでどのくらい減速をすれば良いかなど判断ができない。そう[…]
ナンバー登録して公道を走れる2スト! 日本では20年以上前に絶滅してしまった公道用2ストローク車。それが令和の今でも新車で買える…と聞けば、ゾワゾワするマニアの方も多いのではないか。その名は「ランゲン[…]
15番手からスタートして8位でフィニッシュした小椋藍 モナコでロリス(カピロッシ)と食事をしていたら、小椋藍くんの話題になりました。「彼は本当にすごいライダーだね!」と、ロリスは大絶賛。「ダイジロウ・[…]
最新の投稿記事(全体)
モンキーFSシリーズの最新作として誕生! ホンダ「CB1000F コンセプト」で往年のフレディ・スペンサーが駆ったレーシングマシンのカラーリングが話題になったばかりだが、憧れの“スペンサーカラー”をま[…]
孤高のパニガーレV4Sと友好的なパニガーレV2S パニガーレV4Sでサーキットを3本ほど走ると、強烈な疲労感が僕の身体を襲う。汗は止まらず、足腰に力が入らなくなる。試乗直後は格闘技を終えたような感じだ[…]
1999年、東京モーターショーに突如CB Fourが出現! CB Four、ホンダファンは憶えているはず。1999年の東京モーターショーに、何の前ぶれもなく展示されたショーモデル。その名も「CB Fo[…]
※同記事は、別冊オールドタイマー21号(2016年7月号)掲載の記事に加筆し、再構成したものです。 あえてベールに包まれたファルコ 以下は、元スズキ社員としてファルコラスティコ(以下ファルコと表記)の[…]
メンテナンスが必要になった時に必要な部品が手に入る 全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスでEXACTホイールやダイレクトドライブレーシングディスクのユーザーが増加し、MotoGP Moto2クラ[…]
- 1
- 2