Ninja ZX-4R / 4R SE / RR
上から見た感じはZX-25Rにそっくりだが、マフラーがやや長い。ハンドル切れ角は左右35度を確保する。
オールニュー・Ninja ZX-4R/SE/RRが採用しているのは、ダブルディスク化されたフロントブレーキ、ハイパフォーマンスサスペンション、4.3インチTFTフルカラーディスプレイ、ライディオロジーアプリ対応、フルLED灯火類、ライディングモードなど。
ちなみに最高出力は欧州仕様のものであり、ユーロ5排出ガス規制に適合した状態で77ps(ラムエア加圧時80ps)を叩き出している。ということは、日本仕様が発売されるなら同じ数値で登場する可能性が高い。
車名 | Ninja ZX-4R / Ninja ZX-4R SE / Ninja ZX-4RR |
型式 | ZX400PPF / ZX400RPF/ ZX400SPF |
全長×全幅×全高 | 1990×765×1110mm |
軸距 | 1380mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 800mm |
キャスター/トレール | 23°30′/97mm |
装備重量 | SE=189kg/R&RR=188kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 399cc |
内径×行程 | 57.0×39.1mm |
圧縮比 | 12.3:1 |
最高出力 | 77ps/回転数不明(ラムエア加圧時80ps)※欧州発表値 |
最大トルク | 3.66kg-m/11000rpm ※北米発表値 |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 15L |
燃費 | ── |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 160/60ZR17 |
ブレーキ前 | φ290mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+1ポットキャリパー |
参考価格 | 9699米ドル(北米仕様/日本円換算約125万5500円・2月1日現在) |
発売時期 | 2023年春(北米) |
カウルセンターに大きなラムエアダクトを配置し、走行風によって大量の空気を押し込むことができる最高速付近では+3psのパワーを生み出す。ヘッドライトを含め灯火類は全てLEDだ。現行日本仕様のZX-25Rはウインカーがバルブ式。
新設計の399cc並列4気筒エンジンはアシスト&スリッパークラッチを採用し、φ22.1mmの吸気バルブとφ19.0mmの排気バルブを挟み角24.8度に配置。ボア×ストロークは57.0×39.1mmで、圧縮比は12.3だ。フライホイールマスは軽くつくられ、鋭い吹け上がりを約束するとされている。吸気ポートまわりはニンジャZX-10Rと同じ2ステージ切削という技術を採用。カムシャフトは軽量な鍛造とされ、バルブスプリングは3ステージのレートが与えられた。電子制御スロットルはφ34mmで、ECUはZ H2と同じプラットフォームを採用したという。最高出力発生回転数は明らかになっていないが、許容する最高回転数は15000rpm超を謳う。
マフラーはアジア圏で発表されたZX-25RRに似ているが、さらにサイレンサーが長いタイプを採用。
オプションのラジエターコアガードを装着した状態。
燃料タンク容量は15L。
アクセサリーのタンクパッドを取り付けた状態。
写真は北米仕様ZX-4RR。フロントフォークは全仕様ともSHOWA製φ37mmSFF-BPを採用し、ZX-4Rはノンアジャスタブル。ニンジャZX-4R SEおよびニンジャZX-4RRはプリロードアジャスターを備える。北米仕様RRにはトップアウトスプリング採用も明記されている。
各種設定画面。
モード1は視認性に優れ、落ち着いた雰囲気。レッドゾーンは1万6000rpmからだ。
モード2はサーキット走行時に有効なラップタイムやギヤポジションが目立つように表示。
ライディングモード | KTRC | パワーモード |
Sport | 1 | F(フルパワー) |
Road | 2 | F(フルパワー) |
Rain | 3 | L(最高出力を80%にカット) |
Rider(マニュアル設定) | 1,2,3 or OFF | F or L |
シート高は800mm。
シングルシートカバーも用意される模様。
4.3インチTFTメーターを採用し、ライディオロジーアプリにも対応。
ホリゾンタルバックリンク式のリヤサスペンションはZXシリーズ共通。リヤショックはRRのみSHOWA製BFRC-liteを採用。ZX-25RRに準じたフルアジャスタブル仕様と見て間違いない。
テールランプのデザインはZX-25Rと同様か。灯火類はフルLED。
フロントブレーキはφ290mmのダブルディスクを採用し、これにラジアルマウントタイプの4ピストンキャリパーを組み合わせる。
スイングアームはライトウェイトスポーツらしく細目だが、リヤタイヤは160mm幅にワイド化。77psに対応するためには必要なチェンジか。タイヤ銘柄はダンロップ製GPR300だ。
スチール製トレリスフレームはニンジャZX-25Rに準じる模様。剛性の調整が行われているかは今のところ明らかになっていない。
Ninja ZX-4RR[2023 U.S. model]
Ninja ZX-4RR[2023 U.S. model]
Ninja ZX-4RR[2023 U.S. model]
Ninja ZX-4RR[2023 U.S. model]
Ninja ZX-4RR[2023 U.S. model]
Ninja ZX-4RR[2023 U.S. model]
Ninja ZX-4RR[2023 U.S. model]
Ninja ZX-4RR[2023 U.S. model]
Ninja ZX-4RR[2023 U.S. model]
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
本当としたら…さすがカワサキ! そこにシビれる憧れるゥ カワサキが2023モデルとして投入予定と目される、400cc4気筒のスーパースポーツに驚きの新情報が寄せられた。情報筋によれば「ZX-4Rの最高[…]
俺たちの青春バイク!【ヨンヒャクが熱かった!Vol.1 ホンダ編】はこちら俺たちの青春バイク!【ヨンヒャクが熱かった!Vol.2 ヤマハ編】はこちら俺たちの青春バイク!【ヨンヒャクが熱かった!Vol.[…]
日本国内の'18年400cc市場において上半期トップセールスとなったNinja400は海外でも大好評。その実力は最強と謳われた往年の400レプリカと比べるとどうなのか。そんな疑問に答えるためドイツのモ[…]
日本国内の'18年400cc市場において上半期トップセールスとなったNinja400は海外でも大好評。その実力は最強と謳われた往年の400レプリカと比べるとどうなのか。そんな疑問に答えるためドイツのモ[…]
日本国内の'18年400cc市場において上半期トップセールスとなったNinja400は海外でも大好評。その実力は最強と謳われた往年の400レプリカと比べるとどうなのか。そんな疑問に答えるためドイツのモ[…]
最新の記事
- 「カワサキ初のレーサーレプリカ」ライムグリーンカラーを導入した初の大排気量車:カワサキZ1000R【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 変化を一気見! カワサキ「Z900RS」歴代カラー大図鑑【2018~2025年モデル】
- 2025MotoGPヘルメット勢力図は5社がトップを分け合う戦国時代へ突入! 日本の3メーカーに躍進の予感!?
- 【SCOOP!】スズキ「GSX-8」系にネオクラが存在か!? 丸目のGS&クーリーレプリカ復活希望!!
- 「初の100ps超え!! 」全面改革で進化した第二世代のZ:カワサキZ1000J【あの素晴らしい名車をもう一度】