
スズキイタリアは、EICMAで発表されたばかりのニューカマー「GSX-8S」および「Vストローム800DE」の販売価格を発表した。前者は8900ユーロ、後者は1万1500ユーロ。これを日本の現行モデルの価格に掛け合わせると──。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
SV650/Vストローム650シリーズにチョイ足しで買えそう?!
スズキは、2022年11月8日に開幕したEICMA 2022に合わせてブランニューモデルの「GSX-8S」および「Vストローム800DE」を発表。新開発の並列2気筒エンジンを搭載した兄弟モデルで、それぞれSV650/Vストローム650シリーズの上位機種という位置付けだ。
GSX-8Sは、生産終了になった4気筒モデル「GSX-S750」の後継を担う立ち位置でもあり、スポーティな走りとアグレッシブなスタイルで前評判も上々。また、Vストローム800DEはフロント21インチホイールを採用するオフロード寄りの立ち位置で、Vストローム650とVストローム1050の中間を担う。
そしてブランニュー発表から約1か月、イタリアで販売価格が明らかにされた。
GSX-8Sは8900ユーロ(日本円換算約128万円・12/6現在)、そしてVストローム800DEは1万1500ユーロ(日本円換算約165万円)。換算値では円安の影響もあって高価なバイクに見えるが、同じイタリアで販売中のGSX-S1000(1万3390ユーロ)やVストローム650XT(9390ユーロ)と比較することで、日本での発売価格が浮かび上がる。
というわけで日本での価格比を掛け合わせると、GSX-8Sは予想価格95万円前後、Vストローム800DEは123万円前後に。
5インチTFTメーターのほか、スズキトラクションコントロールシステム(STCS)やスズキドライブモードセレクター(SDMS)、双方向クイックシフターといった充実の装備からすれば十分にリーズナブルと言えるんじゃないだろうか。
GSX-8Sは2023年3月より、Vストローム800DEは同2月より欧州・北米を中心に全世界で順次発売とされていることから、日本での発表もそう遠くないはず。Vストローム800DEに関しては、Vストロームミーティングで年明けの早いタイミングでの発表も示唆されていた。これは続報に期待したい!
SUZUKI GSX-8S[2023 EU model]
車名 | GSX-8S |
型式 | ─ |
全長×全幅×全高 | 2115×775×1105mm |
軸距 | 1465mm |
最低地上高 | 145mm |
シート高 | 810mm |
キャスター/トレール | 25°/104mm |
装備重量 | 202kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 776cc |
内径×行程 | 84.0×70.0mm |
圧縮比 | 12.8:1 |
最高出力 | 83ps/8500rpm |
最大トルク | 7.95kg-m/6800rpm |
変速機 | 6段リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
WMTCモード燃費 | 23.8km/L |
ブレーキ前 | φ310mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ240mmディスク+1ポットキャリパー |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
乗車定員 | ─ |
価格 | 8900ユーロ(イタリア参考価格) |
発売時期 | ─ |
SUZUKI V-STROM 800DE[2023 EU model]
車名 | V-STROM 800DE |
型式 | ─ |
全長×全幅×全高 | 2345×975×1310mm |
軸距 | 1570mm |
最低地上高 | 220mm |
シート高 | 855mm |
キャスター/トレール | 28°/144mm |
装備重量 | 230kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 776cc |
内径×行程 | 84.0×70.0mm |
圧縮比 | 12.8:1 |
最高出力 | 84ps/8500rpm |
最大トルク | 7.95kg-m/6800rpm |
変速機 | 6段リターン |
燃料タンク容量 | 20L |
WMTCモード燃費 | 22.7km/L |
ブレーキ前 | φ310mmダブルディスク+2ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ260mmディスク+1ポットキャリパー |
タイヤサイズ前 | 90/90-21 |
タイヤサイズ後 | 150/70-17 |
乗車定員 | ─ |
価格 | 1万1500ユーロ(イタリア参考価格) |
発売時期 | ─ |
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
関連する記事
ミラノショーで新登場のGSX-8Sは、新開発の並列2気筒エンジンやシートレールを魅せるミニマムな外装を纏った、アグレッシブかつ美麗なネイキッドだ。 新時代のコンパクトなストリートファイター ストリート[…]
スズキがEICMA 2022で新型Vストローム800DEを発表。Newエンジンはもちろん、オフロード走破性を高めるシャシーや足周りも魅力的だ! アドベンチャーの新境地を切り開け! アドベンチャーモデル[…]
新開発のエンジンは、スズキの大排気量モデルでは珍しい並列2気筒。しかし過去には、ターボチャージャー付きの並列2気筒が、ショーモデルとして存在。熟成と進化を重ね、満を持しての登場だ! スズキの大排気量モ[…]
スズキは、本日11月13日に開催中のVストロームミーティングにおいて、今春海外発表の軽二輪250cc「VストロームSX」、グローバルで発表したばかりの「Vストローム800DE」「Vストローム1050D[…]
スズキ注目のアドベンチャーモデル、Vストロームファミリーの長兄「Vストローム1050」「Vストローム1050DE」の海外における価格が決定した。前モデルとの価格差から日本仕様を占うと……。 Vストロー[…]
最新の記事
- アライがカーボン柄を生かした新デザイン「アストロGX スパインを」4月上旬に発売
- アライが中上貴晶選手のレプリカモデル「VZ-RAM NAKAGAMI GP2」を3月上旬に発売
- ヨシムラミーティング参加レポート 新作マフラーに今後のモトGP展望も〈ヨシムラミーティング2022〉
- 国内発売確定!! ニンジャZX-4Rシリーズは113万円~125万円と予想?!
- みんなのスーパーカブが大集合! 第25回カフェカブミーティングin青山が開催
- 1
- 2