
バイクを愛して止まないコアなベテランライダーたちのために、あえて少量生産を前提にしたこれまでにない開発手法で送り出した新機軸ロードスポーツ。それがホーク11だ。CRF1100Lアフリカツイン譲りの濃密な鼓動感を、流麗なFRP一体成形ロケットカウルのカフェレーサースタイルで楽しめる本機、その詳細を解説する。
●文:ヤングマシン編集部(宮田健一) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:ホンダ
ホンダ ホーク11 概要
スタイリング
【HONDA HAWK11】■全長:2190 全幅:710 全高:1160 軸距:1510 シート高:820(各mm) 車重:214kg ■水冷4スト並列2気筒SOHC4バルブ 1082cc 最高出力:102ps/7500rpm 最大トルク:10.6kg-m/6250rpm 燃料タンク容量:14L ■ブレーキ形式F=Wディスク R=ディスク ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:青 黒 ●価格:139万7000円 ●発売日:’22年9月29日
「走りの楽しみを忘れない大人のバイク」であることの象徴として、ロケットカウル採用を前提としながら、大きく緩やかな曲面とシャープなエッジを組み合わせたモダンな面構成など、既存様式に縛られないデザインを採用。走行時のみならず、ひとしきり走った後の充足感までも重視した。
ポジションランプで囲った丸型LEDヘッドライトとバックミラーがアクセントとなるフロントビュー。リヤはスリム&シンプルに仕上げている。マフラーはNT1100をベースにサイレンサーのカバーや取付角度を変更してロードスポーツらしさを演出。
ライディングポジション
【ライディングポジション】スポーツライディングに適した前傾姿勢ながらスーパースポーツのような辛さはなく、よく考えられている印象のポジション。バックミラーの視界も十分だ。かかとは浮くが両足の腹までしっかり地面に着くので足着き性も良好。[身長168cm/体重61kg]
エンジン
270度クランクで心地よいパルス感を発生するエンジン。吸気バルブを直押し、排気バルブをロッカーアーム押しとするユニカム方式のSOHCを採用している。
足まわり
主要装備
レブル1100と同系のモノクロ液晶メーターをカウルマウント。ユーザーモードではP=パワー/T=トラクションコントロール/EB=エンジンブレーキを任意のレベルに設定することが可能だ。
曲面構成のロケットカウルに対し、燃料タンクはエッジの利いたデザインを採用。容量は14Lを確保。内部のエアクリーナーも含めて新設計となっている。
すっきりしたテールまわりにするためシートレールは新設計となり後端を約100mm短縮。ダブルシートの下には書類/工具/ETC車載器が収まっている。
オプションでさらに魅力的に
モリワキのスリップオン/デイトナのエンジンガード/タナックスのサイドバッグなどホーク11の世界をさらに広げる純正オプションも用意。以下に紹介する商品以外にもいろいろと揃えられている。
【デイトナ マルチバーホルダー】●価格:6380円
【デイトナ PREMIUM ZONE マスターシリンダータンクキャップφ59】●価格:4950円
【デイトナ パイプエンジンガード】●価格:3万6300円
【デイトナ PREMIUM ZONE ライダーステップ】●価格:1万8480円
【タナックス カービングシェルケース】●価格:3万7400円
【モリワキ NEO-CLASSICスリップオン[黒]】●価格:9万6800円
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
カバーじゃない! 鉄製12Lタンクを搭載 おぉっ! モンキー125をベースにした「ゴリラ125」って多くのユーザーが欲しがってたヤツじゃん! タイの特派員より送られてきた画像には、まごうことなきゴリラ[…]
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ! 2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりした[…]
スズキが鈴鹿8時間耐久ロードレースの参戦体制を発表! スズキは2025年8月1日(金)から3日(日)に鈴鹿サーキットで開催される「2025 FIM 世界耐久選手権 鈴鹿8 時間耐久ロードレース」に「チ[…]
高評価の2気筒エンジンや電子制御はそのままにスタイリングを大胆チェンジ! スズキは、新世代ネオクラシックモデル「GSX-8T」および「GSX-8TT」を発表。2025年夏頃より、欧州、北米を中心に世界[…]
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
最新の記事
- 125ccアメリカン/900ネイキッド/3輪バイク。2025年7月新型バイク発売カレンダー
- ホンダ「CB400FOUR」動画つき試乗インプレッション【昭和50年代 伝説の中型バイク】
- 「モリワキイズムを継承し、さらに面白い会社に」モリワキエンジニアリング代表取締役会長・森脇尚護氏インタビュー
- 「トップを目指すこと、それだけが正解ではない」モリワキエンジニアリング取締役名誉会長・森脇護氏インタビュー
- 【2025年版】手ぶらで北海道ツーリング! ゼロ・プラスBHSが手がける「愛車と行く夢の旅」
- 1
- 2