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3年ぶりの実施となる日本自動車輸入組合(JAIA/ジャイア)による『輸入二輪車試乗会・展示会』。’22年の各社の自慢のモデルを一気乗りしてきた。テスターはフリーライターの谷田貝洋暁で身長172cm、体重75kgだ。本記事では、ベネリのインペリアーレ400を取り上げる。
●文:ヤングマシン編集部(谷田貝洋暁) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:ベネリ
ベネリ インペリアーレ400 試乗ショートインプレ
大径フロント19/リヤ18インチのスポークホイールに空冷単気筒エンジンを搭載したインペリアーレ400。その“正調クラシカル”とも言うべき車体にバーチカルレイアウトで搭載するのは72.7×90.0mmというロングストーク設定の374ccの空冷SOHC2バルブエンジン。アイドリングから程よい鼓動感が演出されており、低回転での加速では、バーチカルレイアウト由来の突き上げるような鼓動感も楽しめる。
一方の車体は、クラシカルな見た目に反して非常にニュートラル。おかげで“後ろ乗りしないと曲がりにくい”…なんてこともなく、非常に扱いやすくなっている。変に軽すぎず、また重すぎないところも◎で、エントリーモデルとしてもオススメ。
【Benelli IMPERIALE400】■全長2170 全幅820 全高1120 軸距1440 シート高780(各mm) 車重205kg(装備) ■空冷4ストSOHC単気筒374cc 21.1ps/5500rpm 2.9kg-m/5500rpm 変速機5段リターン 燃料タンク容量12L ブレーキF=ディスクφ300mm R=ディスクφ240mm タイヤサイズF=100/90-19 R=130/80-18 ●色:銀 黒 ●価格:59万9500円
【ライディングポジション】シート高は780mmと低めで踵は僅かに浮くくらいの足着き性。車体は大きく見えるが、またがってみると意外にコンパクトで扱いやすい。上半身は垂直になる楽ちんポジション。
シリンダーが垂直にそそり立つバーチカルレイアウト。最高出力は5500rpmと低めで、レッドゾーンは6000rpmから。
レトロな2連メーターはエンジン回転計も速度計も指針式。デジタルパネルにはギヤポジション/燃料計/時計/オド&トリップと必要にして十分。
燃料タンクはオーソドックスなティアドロップ形状でラバーパッド付き。圧縮比は8.5と低めだが燃料はハイオク指定となっている。
鞍型のライダーシートはクラシックテイスト溢れるスプリング仕様。もちろんフレームはリジッドではなくツインショックを備えている。
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