6年ぶりに国内販売が40万台を突破し、バイクブームの昨今。トップメーカーのホンダは抜かりなく次の“弾”を用意しているらしい。 本誌がつかんだ独自情報&大予想をここに余すことなく公開しよう! まずは本誌スクープで大反響を呼んだCL250/500の続報。シブくて軽快、しかもレブル並みの価格に収まりそうだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
大人にも似合う外観とお値打ち価格で発進
以前に第一報をお伝えしたホンダ「CL250/500」に関する、より詳細な情報を入手した。以前の情報では車名のみ判明しており「レブル250/500をベースにしたスクランブラーでは?」と予想したが、どうやら正解。レブルのエンジンとフレームをベースに、オフロードテイストのフォルムを与えたモデルになるという情報だ。ややヤング向けのクルーザースタイルで足着き性に優れるレブルに対して、幅広い年齢層にマッチし、オジサマにもよく似合う、アウトドア感の漂う1台となるだろう。
ちなみに、”CL”と言えばホンダ伝統のスクランブラーシリーズだ。 1962年に登場したCL72をはじめ、いずれもオンロード車をベースにシンボルのアップマフラーを採用。これに大径フロントタイヤやロングストロークサスペンションを組み合わせた、オン&オフOKの二刀流だった。新作のCLもこれらの特徴を受け継ぎつつ、さほどクラシック風なフォルムにはならないと見られる。
そして価格も朗報。レブル250は59万9500円から、500は79万9700円というフトコロにやさしい価格だが、情報筋によると「新型CLもレブルと同様のプライスを実現する」という。このお値段に加え、同排気量帯においてスクランブラー系のモデルはほぼ皆無。キャンプなどのアウトドアブームも追い風になり、オフロードテイストのCL250/500は爆売れの予感が濃厚に漂う!
足まわりとライポジは CLらしく新設定か
エンジンとメインフレームはレブル譲りながら、CLの各部は色々と異なるようだ。まずフレームはシートレール部が専用。リヤ下がりでくさび型フォルムのレブルに対し、新型CLはフラットに近いシルエットに。そしてアップマフラーをはじめ、燃料タンク、前後シート、テールまわりなどの外装類は刷新してくるだろう。適度なオフ性能を考慮したスクランブラーらしく、サスペンションストロークが延長されるほか、フロントには19インチの大径ホイールを採用する模様。リヤも含め、タイヤは前後ともレブルより大径となり、かつ細身となるはず。前後ホイールはキャストタイプと予想するが、スポーク仕様にも期待したい。
シート高はレブルの690mmほど低くはないだろうが、幅広いユーザーを想定するため、800mmを超えるような数値にはならないハズ。レブルではやや前寄りだったステップ位置も、一般的な位置に後退してより自然に。構成部品が大きく変わらないため、車重もレブル同様、250は170kg、500で190kg程度となるだろう。レブルは意外なほどの走りの良さが評判だったが、新型CLはライディングポジションもよりスポーティーになり、一段と軽快さを増していると予想できる。
もちろんディメンジョンも変更されるハズ。レブルはクルーザーらしくフォークを寝かせつつ、キャスター角は立たせたスランテッドアングルが特徴だが、新型CLでは非採用で、キャスター角もより立ち気味と予想される。
さらに情報筋によると、カスタムを意識した作り込みがなされ、純正カスタムパーツも豊富に用意されるという。プレーンなフォルムだけに、ビキニカウルやケースでツアラー色を強くしたり、ゼッケンプレートでトラッカー風にモディファイしたりと、どんな方向のカスタムもハマりそうだ。
発売は’22年末〜’23年初頭とヤングマシンでは予想。新型CL250/500は、入手困難なほどの人気ぶりを見せるレブルの派生モデルであると同時に、クロスオーバーで同じく大ヒットしているCT125ハンターカブの兄貴分とも言える存在。発表後はやはり争奪戦になるか…。欲しい人は早めに動いた方がよさそうだ!
ホンダCL250/CL500: レブルの基本構成を踏襲しつつスクランブラー化〈YM未来予想〉
レブル同様、CLにも仕様違いが用意される?
パーツは流用を徹底か
エンジンサイズは異なるが…
エンジンマウントの変更で対応
構成は特許図の通り!?
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