レブル発のライト・スクランブラー!

ホンダCL250/CL500続報:60万円切りで’23年デビューか?【YM未来予想】

6年ぶりに国内販売が40万台を突破し、バイクブームの昨今。トップメーカーのホンダは抜かりなく次の“弾”を用意しているらしい。 本誌がつかんだ独自情報&大予想をここに余すことなく公開しよう! まずは本誌スクープで大反響を呼んだCL250/500の続報。シブくて軽快、しかもレブル並みの価格に収まりそうだ。


●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD

大人にも似合う外観とお値打ち価格で発進

以前に第一報をお伝えしたホンダ「CL250/500」に関する、より詳細な情報を入手した。以前の情報では車名のみ判明しており「レブル250/500をベースにしたスクランブラーでは?」と予想したが、どうやら正解。レブルのエンジンとフレームをベースに、オフロードテイストのフォルムを与えたモデルになるという情報だ。ややヤング向けのクルーザースタイルで足着き性に優れるレブルに対して、幅広い年齢層にマッチし、オジサマにもよく似合う、アウトドア感の漂う1台となるだろう。

ちなみに、”CL”と言えばホンダ伝統のスクランブラーシリーズだ。 1962年に登場したCL72をはじめ、いずれもオンロード車をベースにシンボルのアップマフラーを採用。これに大径フロントタイヤやロングストロークサスペンションを組み合わせた、オン&オフOKの二刀流だった。新作のCLもこれらの特徴を受け継ぎつつ、さほどクラシック風なフォルムにはならないと見られる。

そして価格も朗報。レブル250は59万9500円から、500は79万9700円というフトコロにやさしい価格だが、情報筋によると「新型CLもレブルと同様のプライスを実現する」という。このお値段に加え、同排気量帯においてスクランブラー系のモデルはほぼ皆無。キャンプなどのアウトドアブームも追い風になり、オフロードテイストのCL250/500は爆売れの予感が濃厚に漂う!

足まわりとライポジは CLらしく新設定か

エンジンとメインフレームはレブル譲りながら、CLの各部は色々と異なるようだ。まずフレームはシートレール部が専用。リヤ下がりでくさび型フォルムのレブルに対し、新型CLはフラットに近いシルエットに。そしてアップマフラーをはじめ、燃料タンク、前後シート、テールまわりなどの外装類は刷新してくるだろう。適度なオフ性能を考慮したスクランブラーらしく、サスペンションストロークが延長されるほか、フロントには19インチの大径ホイールを採用する模様。リヤも含め、タイヤは前後ともレブルより大径となり、かつ細身となるはず。前後ホイールはキャストタイプと予想するが、スポーク仕様にも期待したい。

シート高はレブルの690mmほど低くはないだろうが、幅広いユーザーを想定するため、800mmを超えるような数値にはならないハズ。レブルではやや前寄りだったステップ位置も、一般的な位置に後退してより自然に。構成部品が大きく変わらないため、車重もレブル同様、250は170kg、500で190kg程度となるだろう。レブルは意外なほどの走りの良さが評判だったが、新型CLはライディングポジションもよりスポーティーになり、一段と軽快さを増していると予想できる。

もちろんディメンジョンも変更されるハズ。レブルはクルーザーらしくフォークを寝かせつつ、キャスター角は立たせたスランテッドアングルが特徴だが、新型CLでは非採用で、キャスター角もより立ち気味と予想される。

さらに情報筋によると、カスタムを意識した作り込みがなされ、純正カスタムパーツも豊富に用意されるという。プレーンなフォルムだけに、ビキニカウルやケースでツアラー色を強くしたり、ゼッケンプレートでトラッカー風にモディファイしたりと、どんな方向のカスタムもハマりそうだ。

発売は’22年末〜’23年初頭とヤングマシンでは予想。新型CL250/500は、入手困難なほどの人気ぶりを見せるレブルの派生モデルであると同時に、クロスオーバーで同じく大ヒットしているCT125ハンターカブの兄貴分とも言える存在。発表後はやはり争奪戦になるか…。欲しい人は早めに動いた方がよさそうだ!

ホンダCL250/CL500: レブルの基本構成を踏襲しつつスクランブラー化〈YM未来予想〉

【’23? HONDA CL250|IMAGE CG】レブルをベースにしつつ、よりプレーンなスタイルとなる模様だ。「スクランブラー風+アップマフラー」は採用確定と見る! ●予想登場時期:’22年末〜’23年初頭 ●想定価格帯:60万円前後 ※写真は予想イメージ

【’23? HONDA CL500|IMAGE CG】大型免許版の500も、CL250を極力踏襲した形となるハズ。レブルでは若々しすぎて…というオジサマ方のハートにも刺さる!? ●予想登場時期:’23年初頭〜春頃 ●想定価格帯:80万円前後 ※写真は予想イメージ

レブル同様、CLにも仕様違いが用意される?

【BASE MODEL|HONDA REBEL250/S EDITION】’17年の発売以来、押しも押されもせぬベストセラーに成長したレブル250。STDモデル(左)に加え、ビキニカウルや特製シートなどの純正オプションをパッケージ装着したSエディション(右)があるが、こうした仕様がCLにも登場するか? ■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ 249cc 26ps/9500rpm 2.2kg-m/7750rpm ■170kg シート高690mm 11L ■タイヤF=130/90-16 R=150/80-16 ●59万9500円(Sエディションは63万8000円)

パーツは流用を徹底か

メーターもレブルの小型液晶メーターを流用か。ただしハンドルマウントから、普通のバイクらしいマウント位置に改められる?

特徴的な4眼LEDヘッドライトや砲弾型LEDウインカーなどは、コストの上昇を抑えるべく、おそらくレブル用を踏襲してくるハズ。

エンジンサイズは異なるが…

レブル250はCB250Rと同系のシングル、500はCBR500R系のパラツインを搭載。異なるエンジン型式ながら、同じフレームに積むことでコストを削減している。

エンジンマウントの変更で対応

250と500の鋼管フレームは共通ながら、エンジンマウントは各車専用。250は、軽くコンパクトな心臓部を大型のマウントで固定することで剛性バランスを最適化している。もちろんCL250/500も同じ手法を採るハズだ。

構成は特許図の通り!?

ホンダが2018年3月に出願した特許には、レブル500をベースとしたスクランブラーが描かれていた。アップマフラーや水平方向に伸ばされたシートレールなどを備えており、CLはこうなると予想したい。


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