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ホンダインディアは、GB350の海外版である「ハイネスCB350(H’ness CB350)」にニューカラーのマットグレーを設定したと発表した。日本のGB350とはカラーバリエーション展開が異なるハイネスCB350だが、ちょっと羨ましくなるところも?
GB350は日本で塗装、ハイネスCB350はインドで塗装
ホンダビッグウイングの公式SNSでは“Now meet any challenge in new style – Introducing the Mat Massive Grey”と謳う。
ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアは、インド市場で発売されてから約1年半が経過したハイネスCB350(H’ness CB350)にニューカラーのマットグレーを設定した。2021年末に登場した特別仕様のアニバーサリーエディションに続く新たなカラーバリエーションだ。
2020年9月末にインドで発表されたハイネスCB350は、インドで最大勢力を誇るロイヤルエンフィールドに対抗するための新作クラシックモデル。70×90.5mmというロングストロークの空冷単気筒エンジンを搭載し、兄弟車のCB350RSとともに販売好調だ。生産はインドで行われている。
このスタイルと乗り味を日本に持ち込み、車名も変更したのが大人気のGB350およびGB350Sだ。GB350/Sは日本でのノックダウン生産方式がとられ、インドから運ばれたパーツは熊本製作所で組み立てられる。塗装も日本で行われているだけに、インドにおけるカラーバリエーションとは全く異なる車体色が揃う。
とはいいうものの、ハイネスCB350だけのディテールである前後メッキフェンダーやアルミ地色を生かしたステッププレートなどは、こんなバリエーションがあったら欲しいと思わせるのも確か。新たにインドで登場したマットシルバーは特にこれらが映えて見えるので、日本のGB350にも次期カラーが登場するならぜひとも検討していただきたいくらいだ。
ハイネスCB350には、DLX/DLX Proと2つのバリエーションが用意され、DLX Proはツートーンカラーを採用。ということは今回の新色は標準モデルのDLXということになるはずで、これにてDLX=赤、緑、黒、艶消し灰(新色)/DLX Pro=黒×灰、青×白、黒×銀という全7バリエーションとなったわけだ。
また、2021年末に登場したアニバーサリーエディションはブラウン表皮の前後分割シートやクロームメッキ仕上げのサイドスタンドを採用しており、これらのディテールも所有感を高めてくれそう。前後フェンダーなども含め、パーツだけでも日本で買えればうれしいところだが……。
HONDA H’ness CB350 DLX/DLX Pro[India model]※参考
主要諸元■全長2163 全幅800 全高1107 軸距1441 最低地上高166 シート高800(各mm) 車重181kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC 348.36cc ボア×ストローク70mm×90.5mm 圧縮比9.5 21ps/5500rpm 3.06kg-m/3000rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■キャスター27°05′/トレール120mm ブレーキF=φ310mmディスク+2ポットキャリパー R=φ240mmディスク+キャリパー不明 タイヤサイズF=100/90-19 R=130/70-18 ●インド現地価格:19万ルピー~ ●色:DLX=赤、緑、黒、艶消し灰(新色)/DLX Pro=黒×灰、青×白、黒×銀
【HONDA H’NESS CB350 DLX】丸眼1灯に空冷フィンを刻む心臓、リヤ2本サスで往年のCBスタイルを構築。ライト下はインド特有のフロントナンバー用ホルダーだ。
【HONDA H’NESS CB350 DLX PRO】CBらしさを織り込みつつ、力強く、高級感溢れるフォルム。前後フェンダーなど各部のメッキも眩しい。ハンドルはアップライトだ。
【基本版と上級版の2グレード展開】通常版「DLX」と上級版「DLXプロ」を設定。後者はHSVCS(ホンダスマートフォンボイスコントロールシステム)などを備え、現地価格はDLX比で5000ルピー(約1.3万円)高の19万ルピー(約27.5万円)。
【6色展開でシートも2色あり】プロにツートーンの3色、DLXにソリッドの3色を用意。ツヤ消し黒×銀/赤/ツヤ消し緑には、ブラウンシートが備わる。
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GB350/S 概要 インドで大人気のハイネスCB350をベースに開発され、STDが'21年4月下旬に国内販売開始。日本でも多くの支持を集め、早くも'21モデルはほぼ完売状態とされる。 鋼管フレームに[…]
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