ホンダは、スポーツネイキッドのCB1000Rにブラック仕上げとした追加仕様「CB1000R Black Edition(ブラックエディション)」を設定し、2022年モデルとして発売すると発表した。足まわりだけでなく、マフラーやエキゾーストパイプまでブラックで統一されている。
●外部リンク:本田技研工業
切削加工を施したブラック塗装ホイールや、各所にブラックアルマイト加飾を追加
ホンダは、CBR1000RR系のエンジンを搭載するスポーツネイキッドモデルのCB1000Rに、精悍なグラファイトブラック仕上げとした追加仕様「CB1000R Black Edition(ブラックエディション)」を設定し、2022年モデルとして発売する。漆黒の存在感に加え、ショーワ製SFF-BP倒立フロントフォークのインナーチューブにはチタンコートも施している。
998ccの並列4気筒エンジンは、アルミカムのアシスト&スリッパ―クラッチを採用し、スロットルバイワイヤシステムの搭載により走行モードは3+1(スポーツ、スタンダード、レイン、ユーザー設定)。出力特性を制御するパワーセレクター、トラコンに相当するホンダセレクタブルトルクコントロール、そしてスロットルOFF時のエンジンブレーキを制御するセレクタブルエンジンブレーキは、それぞれ3段階に調整可能となる。クラッチとアクセル操作なしでギヤチェンジが可能なクイックシフターも標準装備だ。
車体は、ホーネット系を彷彿とさせるモノバックボーンフレームに、ショーワ製SFF-BP倒立フロントフォーク、分離加圧式リヤショックを組み合わせ、ブレーキはフロントにラジアルマウントキャリパー(トキコ製)を装備。もちろんABSも標準搭載だ。また、Honda Smartphone Voice Control system(HSVCS)を搭載し、車両とスマートフォンをBluetoothで連携することにより、ハンドルスイッチ及び音声入力により音楽再生や通話などの操作を可能としている。
ブラックエディションの専用装備は、スポークに切削加工を施したブラック塗装ホイール、チタンコートを施したフロントインナーチューブ、シングルシートカウル(同梱)の3点。ブラック塗装とされるのは、ヘッドライトリム、トップ&ボトムブリッジ、シートレール、スイングアーム、エキゾーストパイプ(耐熱)、マフラー(耐熱)ほか。そして、ブラックアルマイト加飾はハンドルホルダー、ブレーキ&クラッチレバー、ラジエーターシュラウド、ステップホルダーなどに施された。
価格は標準仕様から+4万5100円の171万6000円で、2022年6月9日発売。国内における年間販売計画台数は150台(欧州では2021年モデルとして発売済)だが、限定仕様ではなくレギュラーモデルとしてラインナップされる。
HONDA CB1000R Black Edition[2022 model]
主要諸元■全長2120 全幅790 全高1090 軸距1455 シート高830(各mm) 車重214[213]kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 145ps/10500rpm 10.6kg-m/8250rpm 変速機6段 燃料タンク16L■キャスター25°/トレール100mm ブレーキF=φ310mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ256mmディスク+2ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●価格:171万6000円[167万900円] ●色:黒[黒、赤、灰] ●発売日:2022年6月9日[販売中] ※[ ]内はスタンダード
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