日本の古都を訪ねて

ムルティストラーダで探す「美しい日本の春」! ヤンマシチームの”冒険旅”レポート【後編:京都】

ムルティストラーダで探す「美しい日本の春」【後編:京都】

ドゥカティが4月20日まで参加者を募集している「ムルティストラーダ ディスカバージャパントリップ」。一般ライダーがムルティストラーダV4Sに乗り、美しい日本の風景と出会うアドベンチャートリップに出かける、というイベントだ。今回、ドゥカティから「一般ライダー向けのトリップを開始する前にヤングマシンも参加してみませんか」というお誘いがあった。ここでは計3日に及んだヤンマシチームの冒険旅の内、最終日の模様をレポートしよう。


●文:ヤングマシン編集部(ヤマ) ●写真:澤田和久/ドゥカティ ●外部リンク:ムルティストラーダ ディスカバージャパントリップ

【3日目】古都・京都を堪能すべく延長戦へ

ドゥカティが実施している「ムルティストラーダ ディスカバージャパントリップ」。募集したライダーにムルティストラーダV4Sを貸与し、美しい日本を再発見するアドベンチャートリップに出かけてもらおう、というイベントだ。

一般向けのルート開始前、栄えある「ルート1」について参加のお声がけをいただいたヤンマシチームの冒険旅は、3日目。なおルート1の日程は本来3月24日〜25日の2日間である。

富士山や桜といった写真を2日間に渡って収めてきたものの、ゴール地点である”京都”らしい写真を撮れていない。せっかくの古都、ここは冒険旅の締めとしても、その美しい風景を目に焼き付けたいところ。

そこでドゥカティジャパンと話をした上で、まさかの”+1日おかわり延長戦”となったのだった。しかし3日目、3月26日はあいにくの雨予報。どうも朝10時位には降り始めそうなので、ゴール直後、2日目夜のホテルチェックインの前に、1か所回っておくことにした。

目指したのは法観寺の、八坂の塔。臨済宗建仁寺派のお寺であり、かの聖徳太子によって建立されたなんていう話もあるほど、歴史がある。清水寺にも近い東山に位置していて、石畳の町並みの中、そびえ立つ五重塔は壮観だという。

“まん延防止等重点措置”解除後初の週末とあって、ドゥカティ京都の方は「もしかしたら混んでいるかもしれませんね」と心配されていたが、この日は人もほとんどおらず、キレイな写真を収めることができた。

雰囲気のある商店や民家が並ぶ町中に、調和するように建っている八坂の塔。町を見守ってくれているかのようだ。

“くまなき月の渡るに似る”

さて3日目の朝、ホテルの窓から見えるのは曇天。雨に降られる前にまず向かったのは、ちょっとありきたりかもしれないが、渡月橋だ。嵯峨野と嵐山の間、桂川に架かる橋であり「くまなき月の渡るに似る」という亀山上皇の詩よりその名が付いた。舟遊びの際の言葉で「満月が橋を渡っているかのようだ」といった意味のようだ。

幸か不幸か、この日も天気があまり良くなかったせいか人出はまばら。犬の散歩をする地元の方と挨拶を交わしながら、撮影をした。

せっかくなので、少し引いた写真と寄った写真の2枚を掲載。

空を覆うような竹林で憩う

その後は渡月橋から程近い、竹林の小径へ向かう。こちらも「京都らしい風景」として、目にしたことのある方も多いだろう。

実際に行ってみると、立ち並んだ竹が日の光を遮り、なんだか少し別の世界へ迷い込んだような気分。竹の葉と葉が風で擦れる音だけが聞こえ、しばらく憩いの散策。

野宮神社周辺の散策路、その両側が竹林となっている。平安貴族の別荘地だったのでは、という話も。

最後は世界遺産”古都京都の文化財”の一部、仁和寺へ

竹林での撮影中に、雨がぽつぽつと降り始めた。それはそれで風情はあるのだけれど、天気予報によればこの日は「春の嵐」。本格的に降られる前にもう1か所行こう、と向かったのが仁和寺だ。

こちらは左京区にあるお寺で、真言宗御室派の総本山。”古都京都の文化財”を構成する寺院として、世界遺産に登録されている。

二王門の前でムルティストラーダとの写真を収め、古都。京都での撮影は終了となったのだった。しかしさすが京都、どこで撮影しても絵になってしまうから、なんだかうらやましい。

京都で1番遅咲きだという”御室桜”でも有名。桜が咲いているときに、是非また訪れたいと思った。

これにてヤンマシチームの冒険旅、終了!

あらためてゴール地点であるドゥカティ京都に向かい、ムルティストラーダを返却。ヤンマシチームのアドベンチャートリップは結果2泊3日、走行距離は約720kmでフィニッシュ。

桜の名所を教えてくれた地元の方など、多くの人に助けられた今回のロングツーリング。「ムルティストラーダV4ですよね?! 」「見ていいですか? 」 などと話しかけてくれたツーリング中の方や、地元のバイク乗りの方。「大きくてかっこいいけどキレイなバイクだね」なんてご年配の方に声を掛けられることも多数。そして、ヤエーしてくれたたくさんの方々。

美しい日本の風景はもちろん、人と触れ合うという旅の楽しさも、再発見するアドベンチャートリップだった。

ヤンマシチームの走行距離は、722.9kmだった。一緒に旅してくれて、ありがとうムルティ君。

ヤエーしてくれたみなさん、ありがとうございます。もし気が付いていないケースがあったら、ごめんなさい。旅はまだ続いています。このステッカーを貼ったムルティストラーダを見かけたら、どうぞ素敵な撮影ポイントを教えてあげてください!

あなたも参加しよう!美しい日本を探す冒険旅行

前述の通り、ドゥカティは一般ライダーの参加も募集中だ。募集ルートは4つあり、まずは希望のルートをエントリーフォームから応募。なお大型バイク&免許保有、自身のSNS公開アカウントを持っていることが条件となる。 

【募集ルート】

  • ルート7 : 5月13日(金)~15日(日)/ドゥカティ東名横浜〜群馬経由〜ドゥカティ新潟
  • ルート8 : 5月20日(金)~22日(日)/ドゥカティ新潟〜福島経由〜ドゥカティ仙台
  • ルート9 : 6月3日(金)~5日(日)/ドゥカティ仙台〜青森経由〜スナダオート(函館)
  • ルート10 : 6月10日(金)~12日(日)/スナダオート(函館)〜洞爺湖経由〜ドゥカティ札幌

その後は地元の有名観光地にて、自身のバイクを撮影した写真をハッシュタグ #YourLifeAdventureJP と #バイクのある人生はいつも冒険 を付けて投稿することで、応募完了となる。 応募は4月20日まで。

各ルートごとに写真審査が行われ、選ばれた方合計4名が実際のトリップに参加。ムルティストラーダV4S貸与のほか、2泊分宿泊+夕食費、高速&ガソリン代、出発地まで&到着地から自宅最寄り駅までのチケットも提供される。

参加しなくても、日本の各地で撮影される魅力的な写真を通じ、アドベンチャートリップの素晴らしさをオンラインでバーチャル体験できるというイベント。各ルートでアップされた写真は、各SNSにてハッシュタグ #MultistradaAdventureJapan をチェックだ。


※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

最新の記事