
’21でモデルチェンジしたハヤブサ用に、アールズギアからチタンフルエキゾーストマフラーが登場。左右のエンドピースはそれぞれ2つの出口を持ち、エキゾーストパイプは集合部も美しい。
●文/写真:ヤングマシン編集部(吉岡直矢) ●外部リンク:アールズギア
扱いやすいハイパワーと高いデザイン性を融合
新型コロナ禍によって滞っていたマフラー認証試験が再開され、ニューモデルのカスタムマフラーが徐々に登場。もちろんアールズギアからも待望の新作が発表されている。
’21でモデルチェンジしたハヤブサ用に登場したのは、4‐2-1‐2の集合方式を採用するフルチタンの左右2本出しフルエキゾーストで、取りまわしや管長にはアールズギア独自のノウハウが注ぎ込まれている。
【アールズギア GTスペック チタンフルエキゾーストツインマフラー】●素材:チタン ●重量:7.2kg ●価格:38万5000円(チタンポリッシュ) 39万6000円(チタンドラッグブルー) ※写真はプロトタイプ
専用デザインの軽量なサイレンサーは各エンドピースに2つのアウトレットがあり、鮮やかな焼け色もあいまって重厚なハヤブサの体躯に負けない存在感だ。
排出ガスは前モデル同様にそもそもベースがクリーンだったことから、規制への適合もスムーズだったという。
パワーは全域で綺麗につながる特性のノーマル車両をさらに底上げし、低中速トルクを増強しながらピークも追求。クローズドでのテストでは「ウイリーもしやすかった」というから、そのコントロール性の高さがうかがえる。
公式オンラインストアでは’22年4月上旬出荷予定と記されている(3月中旬時点)が、昨今の世界的な材料&部品不足が影響することもあり得るだろうから、興味がある方はアールズギアの公式HPでこまめにチェックしたほうがいいかもしれない。
独自の焼け色「チタンドラッグブルー」が鮮やかなサイレンサー。※写真はプロトタイプ
【車体幅にピタリと寄り添う】左右2本出しサイレンサーは、後端が張り出すノーマルよりもかなりスリム。かといって車体の迫力に負けない存在感もある。自分で組んでみるとわかるが、各部の嵌合精度が非常に高いのもアールズギアの特徴だ。 ※写真はプロトタイプ
アールズギアの徹底的なこだわりはマフラーステーにも。よく見るとアルミ削り出しで製作された専用パーツなのだ。こうしたディテールでユーザーをがっかりさせてはいけないという理念の賜物。 ※写真はプロトタイプ
【溶接の美しさにも注目です】4-2-1-2集合の美しいチタン製エキゾーストパイプ。バイパスの設け方や集合タイミングなどにアールズギアならではのノウハウがある。代表の樋渡治氏がすべてのマフラーを徹底的に走り込んで、豊かなトルクと扱いやすい過渡特性を作り込む。そんな手間のかかる開発方針を貫く姿勢と実際の仕上がりに、虜になるファンが多いのだ。 ※写真はプロトタイプ
見るからに高い加工技術が必要かつ手間がかかっていそうなチタン製エンドピース。出口は2つあるが、サイレンサーへの入り口はひとつ。胸のすくサウンドを実現するストレート構造を採用している。※写真はプロトタイプ
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