ホンダは、リッタークラスのスーパースポーツ「CBR1000RR-R FIREBLADE」「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」の一部仕様を変更し、2022年モデルとして発売すると発表した。ファイアーブレード誕生30周年を記念した、初代CBR900RRカラーの「CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary」も受注期間限定で発売する。
●外部リンク:ホンダ
シリアルナンバー入り! 初代CBR900RRをモチーフとしたトリコロール仕様、
ホンダは、2022年に登場した最強スーパースポーツ「CBR1000RR-R FIREBLADE」「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」の一部仕様を変更し、2022年モデルとして3月10日に発売すると発表した。また、ファイアーブレード誕生30周年を記念した特別仕様車「CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary」を受注期間限定で4月18日に発売(受注期間は2022年2月25日から4月17日まで)する。
CBR1000RR-Rファイアーブレード/SPは、並列4気筒エンジンを搭載するリッタースポーツで最強の218psを誇り、登場時には4速でメーター読み299kmhに到達することが大きく話題になった、ホンダが誇るスーパースポーツだ。
このたびのマイナーチェンジでは、中速域における加速性能の向上を目的に、吸気ポート内径の一部を絞る形状に変更することで、吸気流速を上げて充填効率をより高め、エンジン回転数1万1000rpm付近の出力向上に寄与。エキゾーストパイプの集合部形状と触媒構造を変更し排気抵抗の最適化を図るとともに、ドリブンスプロケットの丁数を前モデルの40丁から43丁に変更することで力強い後輪駆動力を得たという。
また、エアクリーナーの底面形状とインテークファンネルの形状を最適化。スロットル操作時における吸気の流れをスムーズにするとともに、スロットルバイワイヤのリターンスプリング荷重を低減させたことで、スロットル操作に対するレスポンスを向上している。
電子制御では、いわゆるトラクションコントロールシステムに相当するHSTC(ホンダセレクタブルトルクコントロール)の制御プログラムを変更し、介入時のスロットルレスポンスに寄与。SPが標準装着するクイックシフターは、変速操作時の燃料噴射停止時間を短縮し、エンジン回転数の変動を抑えることで変速ショックを低減した。
足まわりでは、ニッシン(日立アステモ)製フロントブレーキキャリパーのピストン材質および表面処理を変更したことで、サーキット走行における高負荷時の熱によるブレーキレバー操作の遊び量変化を低減している。
カラーリングは、SPのグランプリレッド(トリコロール)およびマットパールモリオンブラックともにロゴ周りのデザインが変更され、ゴールドのホイールで足元の美しさを際立たせた。標準仕様はトリコロールのみの設定となり、足元にはブラック仕様のホイールを装着する。
初代CBR900RRをモチーフとしたカラーリング(パールグレアホワイト)の30周年記念車「CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary」は、燃料タンクの上面やメーター起動時の画面に30周年記念のマークを排したほか、マフラーのサイレンサー部、スマートキーのキー本体にも30周年の文字をあしらっている。トップブリッジには固有のシリアルナンバーが刻印されるのも嬉しい。
価格は「CBR1000RR-R FIREBLADE」が242万円、「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」は278万3000円、「CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary」は283万8000円に設定された。30周年記念車は受注期間限定なので、興味のある方は早めに決断したほうがよさそうだ。
HONDA CBR1000RR-R FIREBLADE/SP/SP 30th Anniversary[2022 model]
主要諸元■全長2100 全幅745 全高1140 軸距1460 シート高830 車重201kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 999cc 218ps/14500rpm 11.5kg-m/12500rpm 変速機6段 燃料タンク容量16L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=200/55ZR17 ●価格&色:CBR1000RR-R FIREBLADE(赤)=242万円/SP(赤、黒)=278万3000円/SP 30th(白)=283万8000円 ●発売日:STD&SP=2022年3月10日/SP 30th=2022年4月18日
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