●レポート: 阪本一史(元『別冊モーターサイクリスト』編集長) ●写真: 八重洲出版 ●編集: モーサイ編集部(上野茂岐)
2001年登場、ヤマハFJR1300が目指した「スポーツツアラーとしての高み」
旅にも、走りにも妥協しない。ヨーロッパでの使い方を真摯に研究して開発されたのが、ヤマハのスポーツツアラー・FJシリーズである。
だが、21世紀に入った2001年、同車はスポーツアラーカテゴリーでのさらなる高みを目指し、車名に「R」を付加した海外向けモデル・FJR1300を登場させた。FJ時代には選択されなかった水冷エンジン+FI(フューエルインジェクション)、シャフトドライブ駆動を採用するなど、時代に対応させてデビューし、2021年でちょうど20年。
様々な熟成を重ねつつ、2013年からは日本でも正規販売されるようになったFJR1300の最初を振り返ってみよう。
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