ジョン&パンチはFJRに乗る?!

米でFJR1300P発表! 白バイ日米比較

2018年2月14日、アメリカで新型FJR1300Pが発表された。Pとは言うまでもなくPolice Bike(ポリスバイク)の略で、日本でも同じ名前で白バイに導入されている。日米のFJR1300Pには結構違いが見られるので、米国仕様を紹介しつつ日本の白バイと比較してみたい。

LEDヘッドライトの最新型がベース

ヤマハは、アメリカの警察や自治体がFJR1300の新型警察仕様「FJR1300P」を採用することを発表した。FJR1300Pは、FJR1300Aの性能、扱いやすさ、高い信頼性に警察専用の装備を追加できるようにした特別仕様。 国内では、2014年に導入され最新鋭の白バイとして活動中。アメリカ仕様は、2016年にモデルチェンジを果たしたLEDヘッドライトの現行型がベースとなっている。

【YAMAHA FJR1300P 2018年型米国仕様/2014年型国内仕様】アメリカ仕様も国内仕様もベースはFJR1300Aで電サスや電子シフトがない簡素なベーシックグレードを白バイ化している。リヤのバンパーやパニアは共通だ。
アメリカ仕様はスクリーンが一般モデルより20mmの高められバックミラーがナックルバイザー機能を兼ねているところなどが異なる。写真で見てもスクリーン&ミラーが大型化されているのが分かる。

足用の追加カウルでさらに快適に

警察活動の厳しい要求に応えるため、アメリカ仕様のFJR1300Pは専用の装備を施している。
•サイレンとスピーカーを取り付けるための配線済みの電気コネクタ
•配線済みハンドルバーコントロールスイッチ
•補助バッテリ用の配線済みの電気コネクタを備えたスペース
•標準モデルよりも高いウインドスクリーン
•ナックルバイザー(バックミラーに一体化)
•足用の風よけカウル
•エンジンガード
•リヤボックス

アメリカ仕様のメーターは標準モデルと同じに見える。国内の白バイには測定速度など独自の表示が可能。
アメリカ仕様は「ポリスハンドルスイッチ」となり国内の白バイと同様ハザードとモードボタンは上部に移設。国内の白バイは右にサイレンやマイク、速度測定スイッチを備え、左スイッチはノーマルで無線のレバーや緊急通報用のEMボタンを追加する。
シートは白バイ専用クッションでシート高は2段階に調整可能。ハンドルはノーマルより高められている。これは日米で共通と思われる。
標準仕様と並べた写真。比較するとアメリカ仕様のFJR1300Pはスクリーン、ナックルバイザー、足用の風よけなどでよりライダーの負担をより軽減する装備となっているのが大きな特徴だ。国内でも一般オーナー向けにオプションパーツとして販売するのもありかも。

ニュース提供:米国ヤマハ