
EICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)はここ数年、電動バイクやE-Bike(電動アシスト自転車)など電動にまつわるあらゆるブランド誘致に積極的。本記事では今回集まった電動系ブランドを中心に、前半に引き続き後半5ブランドのニューアイテムを紹介しよう。
●文/写真:ヤングマシン編集部(河野正士)
【レポーター:河野正士】フリーランスのバイク系ライター。ニューモデルのインプレッションから海外のカスタムバイク系イベントの取材まで幅広く活動。EICMA取材は通算で10回を超える。
【レポーター:河野正士】フリーランスのバイク系ライター。ニューモデルのインプレッションから海外のカスタムバイク系イベントの取材まで幅広く活動。EICMA取材は通算で10回を超える。 電動モビリティが生[…]
VOGE:スリム&コンパクトなスタイリッシュEV
中国のバイクブランド・ロンシンのモデルファミリー名だったVOGEが、ロンシンから独立したバイクブランドとなってブースを展開。この「ER10」は3.7kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電で約120kmの走行が可能だという。最高速は90km/hを記録するスモールモーターサイクルだ。
「ER10」は3.7kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電で約120kmの走行が可能だという。
排気量321ccの並列2気筒エンジンを搭載した「Trofeo(トロフェオ)350AC」。ネオクラシックなデザインと、シンプルなボディカラーでスタイリッシュに仕上げている。
SUPER73(スーパー73):ビーチクルーザーな電動モペッド
ビーチクルーザースタイルの車体に、自転車と同じ変速機と、モーターとペダルをセットする電動モペッドスタイルを採用するSuper73(スーパー73)。サスペンション/ブレーキの有無/グレード/リチウムイオンバッテリー脱着の有無などディテールが異なる最新の4モデルを展示。
バイク&サーフカルチャーをミックスしたブランド・デウスEXマキナとのコラボモデル。
サスなどの構造。
YADEA(ヤディア):台湾GOGOROの充電システムを採用
中国の電動バイクブランドYADEA(ヤディア)は、台湾の電動スクーター&バッテリースワップシステム運営会社・GOGORO(ゴゴロ)のプラットフォームを使い車両を製作。同時に中国の杭州で、ゴゴロ製バッテリー交換ステーションの運営をスタート。ケーブル式急速充電スタンドのほか、スマホのワイヤレス充電システムをアレンジした、電動バイクのワイヤレス充電システムのコンセプトも発表。これらが実現すると電動バイクの世界は大きく変わるだろう。
GOGORO製バッテリーを搭載したバッテリー交換式の車両。
短距離走行用の1バッテリー仕様だ。
STEALTH(ステルス):MTBスタイルの電動モペッドという新しい電動のカタチ
軍事用オフロード製品の開発を行なってきたオーストラリアのイーバイクブランド・Stealth Electric Bikes(ステルスエレクトリックバイク)。元MVアグスタ社を率いたジョバンニ・カステリオーニが立ち上げたC-Creative(シークリエイティブ)社とのタッグで、MTBスタイルのモペッドと、同スタイルの電動バイクを発表した。
H52sはペダルを持たない&フラットシート採用の電動モーターサイクル仕様。
リヤホイールにはハブモーターを採用。
HELVIS EV(ヘルビスEV):移動だけじゃない、ファンな乗り物の電動キックボード
都市部においてマイクロモビリティを使って様々なソリューションを実現するHELVIS(ヘルビス)。電動キックボードはピニンファリーナによるデザインを採用。またこの車両は、レース用として高出力モーターやハイスペックのサスペンションやシャーシを採用した特別モデルだ。
メインシャフトはカーボン製。
ハンドルはMTB用のテーパードタイプを採用している。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
【レポーター:河野正士】フリーランスのバイク系ライター。ニューモデルのインプレッションから海外のカスタムバイク系イベントの取材まで幅広く活動。EICMA取材は通算で10回を超える。 電動モビリティが生[…]
【レポーター:河野正士】フリーランスのバイク系ライター。ニューモデルのインプレッションから海外のカスタムバイク系イベントの取材まで幅広く活動。EICMA取材は通算で10回を超える。 厳しい状況だからこ[…]
【レポーター:河野正士】フリーランスのバイク系ライター。ニューモデルのインプレッションから海外のカスタムバイク系イベントの取材まで幅広く活動。EICMA取材は通算で10回を超える。 ホンダ公式プロジェ[…]
【レポーター:河野正士】フリーランスのバイク系ライター。ニューモデルのインプレッションから海外のカスタムバイク系イベントの取材まで幅広く活動。EICMA取材は通算で10回を超える。 パビリオン数は前回[…]
日本でいう原付二種相当のパフォーマンス ヤマハとGogoroの協業第2弾だ! ヤマハは台湾で、Gogoro Inc.との協業によるバッテリー交換式スクーター「EMF」を発売すると発表した。 このEMF[…]
最新の記事
- 「カワサキ初のレーサーレプリカ」ライムグリーンカラーを導入した初の大排気量車:カワサキZ1000R【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 変化を一気見! カワサキ「Z900RS」歴代カラー大図鑑【2018~2025年モデル】
- 2025MotoGPヘルメット勢力図は5社がトップを分け合う戦国時代へ突入! 日本の3メーカーに躍進の予感!?
- 【SCOOP!】スズキ「GSX-8」系にネオクラが存在か!? 丸目のGS&クーリーレプリカ復活希望!!
- 「初の100ps超え!! 」全面改革で進化した第二世代のZ:カワサキZ1000J【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 1
- 2