’21年11月25日から28日までイタリア・ミラノにて開催された「第78回EICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)2021」。現地会場でピックアップした注目トピックスを紹介する。
●文/写真:河野正士
【レポーター:河野正士】フリーランスのバイク系ライター。ニューモデルのインプレッションから海外のカスタムバイク系イベントの取材まで幅広く活動。EICMA取材は通算で10回を超える。
ホンダ公式プロジェクトのカスタムカブ
イタリアのカスタムファクトリー・MOTOCICLI AUDACI(モトチクリアウダーチ)とホンダモーターヨーロッパの公式カスタムプロジェクトから誕生した、オフ車ルックの「スーパーカブX」。
フルカウル仕様のXSR125
イタリア・リミニにあるヤマハディーラー・D&G MOTORSPORT YAMAHA(D&Gモータースポーツ)が製作したカスタムマシン。XSR125をベースに、オリジナル製作した外装類でフルカウル化している。
ロイヤルエンフィールドのカスタムバイク的コンセプトモデル
INT650やコンチネンタルGTの空冷並列2気筒エンジンを使ったコンセプトモデル。アルミタンクやヘッドライトナセルなど、カスタムバイク的ディテールを採用。
伝説の復活モンディアル・ピエガ
’00年代初頭に発売された新生FB-MONDIAL(FBモンディアル)のスーパースポーツモデル・ピエガのモデル名が復活。4ストローク単気筒125ccのスポーツネイキッドとなった。
モリーニのADVが発売間近
前回のEICMAでコンセプトモデルとして発表されたMOTO MORINI(モトモリーニ)のアドベンチャーモデル「X-Cape(エクスケイプ)」の市販バージョンが発表。ディテールはほぼコンセプト通り。
鉄ボディのベスパは永遠の人気モデル
スクーターパーツのトップブランド・MALOSSI(マロッシ)のブースに展示されていたベスパ。そのパフォーマンスを最大限に引き出す大量のエンジンチューニングパーツを展示。
モトミナレッリ新型2ストエンジンのコンセプト発表
イタリアのエンジンブランド・MOTO MINARELLI(モトミナレッリ)が発表した新しい2ストローク単気筒エンジンのコンセプト。2ストエンジンは、まだまだ可能性を秘めている。
シールド内側に情報を照射するヘッドアップディスプレイ
ヘッドアップディスプレイヘルメットの「LiveMap(ライブマップ)」は進化版を展示。シールド内側に情報を照射し、少ない焦点移動での表示を目指している。
SHOEIグラムスターのマルケスレプリカ
SHOEIブースに展示されていたグラムスター。’21年ドイツGPでマルク・マルケスが被っていたヘルメットのレトロなグラフィックをアレンジしている。
レトロモダンなカーボンヘルメット
フランスの新生ヘルメットブランド・NACA(ナカ)。ボート用に開発したカーボンハニカム素材を使い、軽量で安全性の高いオリジナル開発のシェルを使用。
街乗りでもエアバッグ
スクーター用の膝掛けやライディングウエアを展開するTUCANO URBANO(ツッカーノウルバーノ)は、フランスのIn&Motion(インアンドモーション)社のエアバッグシステムを使ったベストを発表した。
プロテクター入りテーラードジャケット
アメリカ生まれの「Brummell(ブルンメル)」。世界初のモーターサイクリスト向けのレベル2プロテクター入りブレザーを開発。シルエットが美しく、安全性も高い。
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