●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
250唯一の直4=ZX-25Rもバリエーション展開へ
今後カワサキが送り出してくるであろう有力なバリエーション展開候補がある。軽二輪クラスで、もはや秒読み段階と目されるZX -25Rの直4エンジンを搭載したネイキッドバージョンだ。その姿は2気筒の現行Zシリーズのようなストリートファイター系となるかもしれないが、4気筒らしさを活かすのとRS人気を強固なものとするため、ここはヘリテイジスタイルのZ250RSの登場をぜひとも望みたい。というか、バリエーションモデルの超拡大路線に舵を切ったカワサキだけに、あらゆる世代をカバーするため両方のスタイルで攻めてくるかも!
そして我々が期待してやまないのは、400cc版にスープアップしたZX‐4Rの登場だ。期待度は低いとは言え、かつて日本市場のみだった400クラスは今やアジアでも展開されてそれなりに定着。しかも、ここに来て去就が注目されるホンダCB400SFが予想以上に需要の高まりを見せているなど、状況は変化しつつある。もしこのままCBがなくなったら、ZX‐4Rを出すことで250に続く唯一の400直4メーカーとして、カワサキのステイタスはさらに高まることとなるはずだ。ヒットすれば、そこからネイキッド版となるZ400RSへの派生展開も可能。一層ラインナップを拡充していけることとなる。
いずれにせよ今後のカワサキでキーとなるのは、既存モデルから発展させた兄弟車たちの一大攻勢。発表されたばかりのZ900RS SEのように、豪華装備を身に着けた特別仕様車もどしどし登場してくるはずだ。
〈YM未来予想その1〉’22-’23? Z250RS:車検なしRS。バリオス風もあり?!
車検が要らない250ccは、現在のところ次の時代を支える若い世代にもっとも支持されているクラス。メーカーが一番力を注ぐべきクラスとも言えるだろう。250直4をより手軽に扱え、よりリーズナブルに入手できるネイキッド版の登場は彼らも熱望するところ。デザインはバイクらしいRSスタイルが希望だが、往年のバリオス風もありか?!
〈YM未来予想その2〉’22-’23? ニンジャZX-4R:ZXRの興奮再び
ZX-25Rの直4ユニットをベースに、熟練OBたちの知恵と経験で400ccクラスにスープアップできないだろうか。中古市場で400レプリカが高騰している現在、当時のSPレースで最強を誇ったZXRの興奮が蘇る。新型コロナ禍を抜けた後の経済復興はおそらく東南アジアがもっとも目覚ましいはず。上のクラスを狙う現地ライダーも飛びつくはずだ。
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