乗りたいと思えばすぐさま行動に移さないと、「いつかそのうち…」ではチャンスを逃してしまう。機種を問わず軒並み人気が高騰する絶版車の中でも、独自のポジションにあるのがホンダCBX1000。カワサキZのように万人受けするわけではないが、憧れ続けるライダーは確実に存在する。CBX1000を知り尽くすモトジョイには、常に全国からCBX1000を求めるライダーからのリクエストが届いている。
●文/写真:モトメカニック編集部(栗田晃) ●外部リンク:モトジョイ
希少なCBX1000を取り扱う、実績豊富なモトジョイ
とことん整備やとことん車検など、絶版車のメンテナンスや修理を得意とするモトジョイ。絶版車専門店として車両販売も行うが、昨今の価格高騰と車両減少のダブルパンチで台数が限られているのが実情らしい。そんな中でもユーザーからのリクエストが途切れないのがCBX1000だ。
カワサキZのように全国津々浦々のショップが扱う機種であれば、いくつもの店舗に問い合わせることができる。しかしCBXはどこにでもある機種ではなく、またどこでも扱える機種でもないため、おのずと実績が豊富なモトジョイ(三重県鈴鹿市)に集まってしまうのだ。
ここで紹介する車両も、CBXを検索してモトジョイにたどり着いたユーザーのために製作した1台。ベース車両は1台ごとにコンディションがに異なるため仕上げに必要な作業もまちまちだが、エンジン/キャブ/車体の隅々に至るまで”診るべきポイント”を把握しているから、ハイレベルな仕上がりが約束される。その上で他店にはないオリジナルカスタムパーツがあるのだから、CBXが欲しいと思うユーザーにとってこれ以上のことはない。
今後、絶版車は価格の高い安いより”あるかないか”の方が問題になるのは間違いない。そもそもの分母がZより少ないCBXの場合はなおさらだ。芸術的な6本エキゾーストパイプを所有してみたいと思うなら、即モトジョイにコンタクトするしかないだろう。
モトジョイのCBX用オリジナルパーツ
露出部が多く、それだけにごまかしがきかない6本のエキゾーストパイプが超美しいフルチタンマフラー。モトジョイには画像の6-2-1タイプと6本出しメガホンの2種類のCBX用マフラーがあり、どちらも甲乙付けがたい6気筒サウンドを満喫できる。マフラーを交換しても、オーナーは必ず純正マフラーを持ち帰るそうだ。
ダイヤモンドフレームに6気筒エンジンを吊り下げるCBXは、シリンダーヘッドとフレーム間にスチール製のステーがある。アルミ削り出しのアッパーブラケットは剛性アップとドレスアップを両立。
モトジョイではオーヴァーレーシング製のエンジンスライダー(ジュラコン製)も販売しているが、年代や雰囲気を考慮すればバンパータイプのエンジンガードの方がマッチングが良いだろう。クランクケースからシリンダーヘッドまでパイプ製ガードが効果的にカバーしている。上部はエンジンブラケット、下部はクランクケースにボルト止め。
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