ドッペルギャンガー TPUウォータープルーフバックパック試用インプレ【完璧な防水性&空気も漏らさず!】

バイク用のさまざまなバッグをラインナップしているドッペルギャンガーから、最強レベルの防水性を誇るバックパックが新登場。その気密性は乗用車が乗り上げても保たれるほどに高く、マリンアクティビティなど多方面で活躍しそうだ。


●まとめ:大屋雄一 ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:ビーズ

[◯] スクエアで使いやすい。背負い心地も良好だ

水深1mに30分沈めても内部に浸水しないという、最強レベルの防水バッグがドッペルギャンガーから登場した。ラインナップはダッフルバッグとバックパックで、今回試したのは後者だ。生地は弾力性と耐摩耗性に優れる900DのTPU(サーモプラスチックポリウレタン)素材で、これを縫い目のないウェルディング製法にて成形している。開口部は防水バッグで一般的なロールクロージャーではなく、何とファスナーだ。本当に大丈夫だろうか…。

雨水どころか空気も漏らさないということで、乗用車で乗り上げてみた。すると、パンクどころかエア漏れの音すら聞こえない。メーカーによると、数分間乗り上げていても約80%の空気が保持できるという。

バッグ本体はスクエアなデザインで、容量は25L。アナトミカルにカーブしたショルダーベルトと背面のクッション材により、見た目の印象以上に背負い心地がいい。外側にはデイジーチェーンやDリング、各種ポケットが設けられるほか、ノートPCを安全に運ぶためのオーガナイザーも同梱されている。タンデムシートへ固定するためのベルトも付属しており、さまざまな使い方ができる便利なバッグと言えるだろう。

【ドッペルギャンガー TPUウォータープルーフバックパック】●サイズ:W45×D16.5×H31(cm) ●容量:25L ●価格:オープン

生地は900DのTPU素材で、これを縫い目のない熱溶着にて成形。デイジーチェーンなどは別のTPUパッチに縫製してから本体に熱溶着している。

【クルマでの乗り上げ実験をクリア】「どうぞテストしてください」とのことで、我々はクルマでの乗り上げ実験を遂行した。車重はおよそ1200kgなので、タイヤ1本あたりに掛かる荷重は300kg程度か。バッグは一切の空気を漏らさず、テストを無事にパス。

メイン室の開口部に使われているのは、JISの保護等級でIPX7をクリアする防水ファスナー。動きを良くする潤滑剤も同梱される。

【ノートPCを守るオーガナイザー】小物の分別収納に便利なオーガナイザーが同梱されている。ペンホルダーやファスナー付きポケットなどがあって使いやすい。ノートPC の収納部にはクッション材が挿入されており、外部からの衝撃を緩和する。

左の格納できるボトルホルダーをはじめ、前面の防滴ポケットやメッシュポケット、グローブホルダーなどを外側にレイアウトする。

【同梱のベルトでシートへの装着も】同梱のベルトを使えばこのようにシートバッグとしても活用できる。その際、ショルダーベルトを背面クッションの内側に収納すれば走行中にバタつかせずに済む。なお、バッグ自体は公称1.45kgと非常に軽量だ。

[△] ファスナー開閉が重め。開口部の狭さが短所か

高い防水性を誇るファスナーはやはり動きが重め。また、開口部が狭いので出し入れはややしにくい。

[こんな人におすすめ] 防水バッグで独自の道を歩むドッペル最新作

過去にターポリンツーリングシートバッグなどをテストし、このブランドの防水性に対する意識の高さを感じていたが、ついにここまで来たかという印象。ファスナーの動きは重いものの、ロールクロージャーよりはスピーディだ。


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