
アライヘルメットは、ロングツーリングに最適な性能を有するフルフェイスヘルメット『アストロGX』に新たなグラフィックモデルを追加して発売する。『ASTRO-GX CHECKER(アストロジーエックス チェッカー)』は、チェッカー柄が特徴のモデルで、3色のバリエーションが用意される。
●文:山下剛 ●情報提供:アライヘルメット
大胆なチェッカーフラッグ柄をポップにまとめたニューグラフィックモデル登場
「アストロGX」は、アライ独自の“かわす性能”を最大限に生かすR75設計思想に基づいたフルフェイスヘルメットで、長時間着用時の快適性をさらに高めたツーリング向けモデルだ。
快適性を実感できるまずひとつは着脱の容易さで、従来モデルよりも間口を前方と左右にそれぞれ5mmずつ拡大。これにより着脱時のきつさが緩和されており、休憩時にヘルメットを脱ぐことを面倒に感じることがない。
また、定評のR75設計はシールド取付部を再設計して最適化したことにより、ヘルメット帽体の側頭部をより滑らかな曲面に仕上げている。同時にシールドシステムは最新となる『VAS』を採用しており、仮想軸に基づくピンレール軌道と、シールド取付部を軌道とするダブルピボット機能によって、スムーズで確実な開閉を実現している。
帽体は通常のグラスファイバーよりも引っ張り/圧縮強度に優れるスーパーファイバーを採用し、20種以上の部材を重ね合わせた『PB-cLc2』で、スネルとJIS規格をパスしている。また、帽体裾部に設けたハイパーリブは、自動車のバンパーのように衝撃を緩衝する構造となっているほか、インカムを設置しやすい形状としている。
ベンチレーション機能は、前頭部の『Araiロゴ』の内部をダクトとする構造で、従来のXDFダクトと比較して吸気量は約40%増加。前傾やアップライトなどさまざまな乗車姿勢でも効率よくフレッシュエアを採り込む設計としており、酷暑のライディングでの快適性を向上させた。
このほかにもコンパクトながらも優れた吸気量を確保した『Gフローダクト』によって、ヘルメット内部の熱気を効率的に排出する。いずれのベンチレーション機能も、グローブを着用した状態でも操作しやすく、走行中でもすばやくヘルメット内部を換気できる。
後頭部に装着された『GTスポイラー』は、高速域での安定性とエアロダイナミクス向上を果たしており、高速道路の長時間走行において効果を発揮。ロングツーリングでの疲労を抑え、安全運転への集中力を維持するとともに、バイクを下りた後のアクティビティをより活発にしてくれる。GTスポイラーは転倒などの衝撃を受けた際に外れる仕組みとなっており、“かわす性能”を妨げない設計だ。
このたび追加されたグラフィック『チェッカー』は、モノトーンのポップなカモフラージュグラフィックをベースに、明るい色で市松模様を描いた。この組み合わせによってポップかつレーシーなムードを醸し出しており、スーパースポーツからアドベンチャーツアラーまで幅広いカテゴリーのバイクにマッチし、街乗りからツーリングまで着用できるデザインとなっている。
基調となるモノトーングラフィックは共通ながら、チェッカー柄となる部分は白、黄、赤の3色(いずれもつや消し)がラインナップされる。発売は2021年9月下旬を予定。
Arai Helmet ASTRO-GX CHECKER
●価格:6万6000円 ●サイズ:54、55-56、57-58、59-60、61-62(cm) ●色:つや消し白、つや消し黄、つや消し赤 ●規格:SNELL、JIS ●帽体:PB-cLc2 ●内装:ハイフィッティング・アジャスタブル内装(抗菌・消臭・防汚内装/オプションにて調節可能)
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