自分一人分の荷物をバイクに積んで、気の向くままに時を過ごせるソロキャンプスタイルは、他の手段では得られない格別な”自由”を堪能できるのだという。では何をどうすればその自由を手に入れられるのか? 本記事ではヤングマシンのエクストリーム企画担当にしてベテランバイクソロキャンパーのライター・ヤタガイ氏が自らのキャンプノウハウを開陳する。
●文:谷田貝洋暁 ●写真:武田大祐
チェア:長時間使うものだけに、可能なら購入前に座って吟味を 食事に焚き火…、なんにせよキャンプしている間は座っていることが多い。一番使うアイテムだけに、いかに寛げるか? というところに徹底的にこだわり[…]
運ぶのはどうせバイク。載るなら全部持っていく!
僕は他のキャンプライダーに比べると荷物の種類が多い方だ。焚き火台やテーブルはもちろん、トライポッドやスキレットなんかも持ち運ぶ。ただそれだけに、荷物はよりコンパクトなものを選び、重ねられるモノは重ねてスタッキング収納を行い、共用できるものは共用して荷物の全体量を減らす。その一番いい例がの写真の荷物の下に敷いているグランドシートだろう。晴天時にはグランドシートとして使うが、雨が降れば、ポールとトライポッドの支柱を使ってグランドシートをタープ化して雨をしのぐってワケだ。
こだわりその1:とにかく焚き火!
焚き火は調理器具である。食べる料理はとにかく焚き火ありきで考え、バーナーでは湯沸かしと、朝食をぱぱっと作るぐらいしかしない。鍋や汁物を作るのも焚き火だし、魚や肉を焼くのも焚き火。なぜか知らないが、焚き火で作るだけでなんでも美味しく思えるのだ。
こだわりその2:とにかく灯りはLED
40年前はろうそく、25年前からガスランタンを使ってきたが、5〜6年前に暖色で100ルーメンの明るさのLEDランタンを見つけて乗り換えた。電球色なら雰囲気も良く、ロゴスの照射型のLEDライトは1200ルーメンと、夜間整備に常用しているぐらい明るくて便利。
こだわりその3:くつろぎ方は2通り
天候やバイクの積載量に合わせて僕はアイテムの量を変化させる。荷物をコンパクトにしたい場合や雨天は、敷物に座るお座敷スタイルでチェアを省き、エアマットで座椅子を作る。前室の広いテントを選んでおけば、雨天だって快適。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
チェア:長時間使うものだけに、可能なら購入前に座って吟味を 食事に焚き火…、なんにせよキャンプしている間は座っていることが多い。一番使うアイテムだけに、いかに寛げるか? というところに徹底的にこだわり[…]
もはや焚き火自体がキャンプの目的!? 昔は焚き火がしたいなら“直火OK”のキャンプ場を探すしかなかった。ところがである。アウトドアブームに火がついた20年前くらいから、地面を使わず焚き火ができる"焚き[…]
作りたい料理によってバーナーの使い勝手が異なる キャンプ用品の中で、バーナーやクッカーほどオーナーの個性が表れるアイテムもないだろう。というのも、バーナーには燃料の種類の違い、また縦型/横型があり、ゴ[…]
軽量コンパクトなのは登山用のマミー型 ファミリーキャンプ用では四角い封筒型も使うが、積載スペースの限られるバイクキャンプでは、少ない布量で最大限の保温性を確保した山岳用のマミー型が便利。それに、そもそ[…]
寝心地で選ぶなら断然エアマット 凹凸や小石もある地面で寝るキャンプにおいて、シュラフの下に敷くマットは安眠のための最重要アイテム。朝起きた時に背中が痛かったり、地面の石ころが気になって眠れなかったり…[…]
最新の記事
- 【動画インプレ】ヤマハ XSR125vsホンダ モンキー125 原付二種MT異種格闘技戦?! 同時に乗り比べると…アレもコレも全然違う!!
- 【SCOOP特別編】ホンダ新型CB400は…こうなる!! プロがその姿を大胆予想〈②エンジン&車体編〉
- 今が見頃!一生に一度は絶対に見たい500万本! 曼珠沙華群生地〜巾着田(埼玉県日高市)へ行ってみた
- カワサキ新型モデル「ニンジャ1100SX」登場! 排気量アップで新生、ブレンボ&オーリンズのSEも同時デビュー
- 黒玉虫とグリーンボール! カワサキ「Z650RS」の2025年もモデルが10月1日発売
- 1
- 2