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’11年に国内登場したホンダ ディオ110は、低燃費と静かさを両立させた110ccエンジン、安定性を発揮する大径14インチホイールなど充実した走りの装備を、軽量コンパクトな車体にパッケージ。’21年にフルモデルチェンジし、エンジン/フレームを刷新。スマートキーなどを標準装備している。
●まとめ:高橋剛 ●写真:楠堂亜希 ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン
スタイリング&カラーバリエーション
【HONDA DIO 110】■全長1870 全幅685 全高1100 軸距1255 シート高760(各mm) 車重96kg ■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ109cc 最高出力8.7ps/7500rpm 最大トルク0.92kg-m/5750rpm 無段変速式 燃料タンク容量4.9L ■タイヤサイズF=80/90-14M/C R=90/90-14M/C ●色:マットスターリーブルーメタリック マットギャラクシーブラックメタリック パールジャスミンホワイト ディセントシルバーメタリック ●価格:24万2000円〜24万5300円 ※写真色はマットスターリーブルーメタリック
親しみやすいスタンダードなスクーターシルエットながら、上質さも備えたデザイン。流れを感じさせる滑らかで立体的な面構成や、張りのあるサーフェイスなど、洗練されている。
【カラーバリエーション】マットスターリーブルーメタリック[上左] マットギャラクシーブラックメタリック[上右] パールジャスミンホワイト[下左] ディセントシルバーメタリック[下右]
ライディングポジション&取り回し
大柄な男性にはちょっとコンパクトかもしれないが、小柄であれば足元に自由度がある。14インチホイールのため車高がそれなりにあり、若干かかとは浮くが、軽くて両足も着地するので不安感はない。[身長158cm]
【取り回し】車重は96kgと軽く、ハンドルも大きく切れるので、自転車感覚でクルクルと扱える。
パワーユニット&シャーシ
【軽快な走りと低燃費を両立】新設計のeSPエンジンは、燃焼室をコンパクトにして高圧縮比化。ロングストローク化も果たし、燃費性能を向上させながら、低中速域の出力とトルクを向上。力強い走りももたらしている。
【アイドリングストップ】燃費向上に役立つアイドリングストップ機構。再始動はとてもスムーズで違和感はほぼない。
【新設計フレームで快適な走り】高張力鋼板(ハイテン材)を使用し、高剛性化と軽量化を果たした新設計フレームを採用。より加工精度の高いプレス成型とし、縦方向からの外力に強く、路面からの衝撃吸収性も高めている。
乗り心地のよさや安定性の高さなど、多くのメリットを感じさせてくれる14インチホイール。フロントはシングルディスクブレーキを搭載する。利きは十分で、コントローラブル。サスペンションもスムーズに作動し、姿勢変化もナチュラルだ。
スクーターでは一般的なリヤドラムブレーキ+ユニットスイング式。セッティングが煮詰められており、前後のバランスは非常に良好。乗り心地も快適だ。
充実の装備で日常ライディングがより便利に!
【ヘッドライト】顔つきはなかなか精悍。クリアレンズのウインカーをフロントカバー左右端に内蔵している。
【メーター】メインスイッチをオンにすると「HELLO」のメッセージが表示される。
【コンビブレーキ】左レバー(後輪ブレーキ)を握れ凝ったデザインば前後輪ともにほどよく制動力をコンビニフック発揮。自然な操作感覚でした。
【シート】ライダー&タンデムシートがつながっている大型シートで、ポジションの自由度は高い。
【センター&サイドスタンド】センターとサイドスタンドの両方を標準装備! メンテナンスする時や長く駐輪する時はセンタースタンド、普段使いにはサイドスタンドと使い分けができます。車体が軽いからセンタースタンドもラクラク!
【タンデムステップ】原付2種の特権!? ディオ110はタンデムランが可能。シートも快適でステップもしっかり。
【テールランプ】視認性の高さとモダンな印象を両立しているテールランプは新デザインが採用されている。
【車載工具】プラスドライバーとプラグレンチというシンプルな車載工具は、シート下収納にある。
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