
現代のバイクは、ABSをはじめトラクションコントロールやエンジンマップ変更といった電子制御部品が多く装着されており、車体の帯電量が増加している。また走行中に発生する静電気もクセモノで、車体にまとわりつくことでホコリや花粉を吸着させたり空気の乱流を起こす原因にもなる。そこでゴーライド編集部が紹介するのは、撥水性コーティング剤をベースに、静電気抑制効果をバランスさせることで撥水/静電気抑制を同時に発揮させるという、ライダーにもマシンにも嬉しいコーティング剤(現在特許出願中)だ。
●写真:長谷川徹 ●取材協力:ヤザワ
撥水/静電気抑制の2つの効果を同時に発揮するコーティング剤「スタティックガード」
走行中に発生する静電気は、車体にまとわりつくことでホコリや花粉が吸着する/静電気による空気の乱流で風切り音が大きくなる/高速走行時の横風による振られを増大するなど、気づかないうちにライダーにとって疲労につながる原因のひとつになっている。そこで、撥水性コーティング剤をベースに静電気抑制効果をバランスさせ、撥水と静電気抑制を同時に発揮するよう開発(現在特許出願中)されたのが、この「スタティックガード」だ。
【ヤザワ スタティックガード ボディ用】●成分:特殊変性シリコーン 静電気防止剤 ●対応:全塗装色 ●内容量:250g ●価格:4950円
使用方法は簡単で、容器をよく振りながら、塗布したいところへスプレーするだけ。トランポなど金属ボディ面への塗布は、キズ防止のために洗車後の濡れた状態で使用する。ホイール/エンジン/樹脂パーツ/ヘルメットなどに使用できるが、ガラスとタイヤには使用できない。
スプレーしたら、付属のマイクロファイバークロスで拭き上げるだけ。水分を拭き取れば塗布完了となる簡単さ。
静電気によって生じる不具合の軽減は目を見張るほど!!
今回はバイクのボディ/ヘルメットのバイザー/スマホ画面に塗布してみた。テスト当日は無風だったので、横風による振られは確認できなかったが、確実にバイザーの風切り音は少なくなり、走行中にバックミラーを確認するために頭を振ってみると、明らかに動きが軽くなったのを体感できた。また、スマホもタップによる反応の正確さが良くなったように感じたし、花粉や黄砂の付着を低減してくれる効果も期待できそうだ。
スプレーしたマイクロファイバークロスでスマホ画面に塗布。動作の正確性がアップ、誤作動が少なくなったように感じた。ふと、あ…ガラス面? と塗布した後に気づいたが、結果良くなったので万事OK!!
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