
オート系サンデーメカニックの強い味方「ストレート」。通販でも実店舗でも気軽にしかもリーズナブルに必要な工具を購入できる工具メーカー兼ショップだ。今回はストレートが扱う工具ラインナップの中で、バイクのメンテナンス時に用意しておくと重宝する最新アイテムを5種紹介する。
●取材協力: ストレート
エキストラクターリングレンチ:ナメかけたボルトに食いつく、旧車/絶版車レストアの強い味方
錆びたボルトやナットに接することが多い旧車好きサンメカにとって、それらが大過なく回せるか否かが運命の分かれ道となる。防錆潤滑剤を塗布して、サビで崩れかかったボルトにメガネレンチやソケットを当てて角をナメかけた時の手応えは、何度体験しても冷や汗が出る。
ボルトが折れたら別の手段を選ばなくてはならないが、ボルトやナットの頭がナメかけた段階ならストレートの新製品、エキストラクターリングレンチを活用したい。このレンチは六角部が鋭く、クサビのようにボルトナットに食い込む。左回転だけでなく右回転にも対応するので逆ネジにも使えるのが特長だ。
緩め方向だけでなく締め方向にも使えるエキストラクター。一見メガネレンチのようだが「エキストラクター」のネーミングどおり、角が損傷したボルトナットを回す機能に特化。メガネ内部の6つの頂点はタガネのようで、角が約85%潰れたボルトでも一辺の中央に鋭く食い込む。これでダメならいよいよタガネの出番だ。

【ストレート エキストラクターリングレンチ】(上から)45°8×10mm 11-70508/45°12×13mm 11-70508/45°14×15mm 11-70508 ●ストレート会員価格:680円/800円/950円 [写真タップで拡大]
スナップリングプライヤー:長いクローで障害物を回避。豊富なバリエーションで多彩な作業に対応
エンジンや車体各部で抜け止めや固定のために使われているスナップリングには穴用と軸用があり、セット位置によって使えるプライヤーのデザインも異なる。新たに発売された軸用プライヤーは奥深いスナップリングに対応できるよう、クローが長いのが特長。

【ストレート スナップリングプライヤー】(上から)90°ベント(軸用)160mm 12-3601/ストレートノーズ(軸用)220mm 12-3701 ●ストレート会員価格:ともに1680円 [写真タップで拡大]
充電式 LEDライト:無段階調光機能付きでスマホ充電もできる多機能モデル
スイッチ長押しで無段階調光できる2つのLEDライトと、USB端子から5V1000mAの電源供給もできる便利なアイテム。180度動く足で向きを自由に設定でき、広範囲を照射できる正面のメインLEDは赤点灯/赤点滅も可能なので非常時のアピールにも使える。
充電ケーブルは差し込み時に裏表の方向性のないUSB Type-Cが付属する。充電器は付属しないので手持ちの機器を使用する。スマホなどを充電する際は、機器に対応したケーブルを使用する。 [写真タップで拡大]
作業用手袋:スマホのタッチパネルに反応する、重整備OKのヘビーデューティタイプ
軍手より耐久性に優れ、小さなボルトやナットも掴みやすい作業用手袋。手のひらに合成皮革、手の甲にポリエステル素材を使用し、長時間装着しても快適性が維持される。油まみれになる作業ではニトリルグローブを、通常作業ではこちらを使うと良いだろう。
手キーラ:ソフトで鋭いサボテンブラシで爪の間の油汚れも強力に取り除く
指紋や爪の間に入ったオイル汚れを落とすブラシは硬いのがこれまでの常識。だが高弾性エラストマーを用いた手キーラは抜群に柔らかい手触りながら、特許構造の3段サボテンブラシによって、オイルやグリスなどの頑固な汚れをきれいに取り除くことができる。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
関連する記事
筆者は昭和の時代からハイエースでトランポ生活。100系シリーズが登場してからはシリーズモデルに6台も乗り継いだ末に、現在は軽ワゴンのサンバーディアスで”軽トランポ生活満喫中!!”[…]
ラチェットハンドルはバイクや自動車のメンテナンス用工具として不可欠な存在だ。昨今は多ギヤ化がトレンドとなっているが、ギヤ数が多いだけで作業性が向上するというわけでもない。ソケット工具専門メーカーの山下[…]
ヤマハ車の純正液体パーツ(エンジンオイルや冷却水等)として名高い「ヤマルーブ」は、メンテナンス系のケミカル類も豊富にラインナップ。もちろんヤマハ以外の車両でもまったく問題なく使えるケミカルとして、外国[…]
’17年のファイナルエディションにて歴史に幕を下ろしたカワサキのロングセラーモデル・エストレヤ。’21年にメグロK3が登場したことに続けと、その復活が大いに期待される1台だが、[…]
旧車や絶版車の外装に欠かせないクロームメッキパーツを輝かせるアイテムとして威力を発揮するのが、重曹を研磨剤として吹き付け汚れや錆を除去する「EZブラスト」だ。サンドブラストとウェットブラストの2パター[…]
最新の記事
- くまモンもいるヨ! ホンダが「スーパーカブ50」「クロスカブ50」シリーズの2022年モデルを発表!
- 400cc版Z-RSはまさかの4気筒で来る!?【’22秋、ZX-4Rと同時デビューに期待】
- ’22春夏最新ライディングウェアカタログ〈フラッグシップ〉スポーティな定番スタイル
- 「こんな現状、許せない!」 ファンサービスに話題作り…行動し続ける加賀山就臣の“想い”とは?
- 犬猿の仲!? ホンダ新型ダックスとモンキーを徹底比較!【ホンダNEWダックス125完全解説】
- 1
- 2