ツーリングでワインディングを駆け抜けるスポーツ性と、長時間全天候型でライダーをサポートする安心感。その両方を作り込んでいるボクサースポーツがBMW・R1250RSだ。
水冷化され基本部分を大改革したボクサー、さらにドライバビリティの進化で逞しさアップ!
『このバイクに注目』で以前にご紹介したBMWのR1250R。水平対向ツインのボクサーエンジンでネイキッドのベーシックモデルだった“R”バージョンに対し、ここでピックアップするのは“RS”。
BMWのWEBページではSPORTカテゴリーに属し、S 1000 RRやHP4 RACEと肩を並べているが、もちろんスーパースポーツではなく、ツーリングモデルでもスポーツ性が高い位置づけだ。
わかりやすく説明すると、スーパースポーツでは辛くなる距離を何泊かでツーリングするとき、ワインディングでコーナリングの醍醐味を楽しめるパフォーマンスが、スーパースポーツを経験したキャリアでも納得できるレベルを求めるライダー向きというモデル。
長距離や長時間のツーリングを前提に、BMWのラインナップであればRTやGTのような快適さを優先すると、さすがにコーナーを攻めた走りは不向きになる。それが我慢ならないコーナリング好きなライダーのニーズへ対応しているというワケだ。
――ワインディングでRSに抜かれたら、ムキになって追いかけないほうが身のため?
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
悪状況で輝くツアラーとしての強さに、安全性と快適性のさらなる向上 R1250RTは1978年の登場以来、BMWラインナップの中核を担ってきたロングセラーモデルで、伝統のボクサーエンジンと防風性と耐候性[…]
ユーロ5対応と電子制御の追加装備で安全性と快適性がよりいっそう進化 Rナインティは、1069cc空油冷水平対向2気筒エンジンを搭載するネイキッドバイクで、BMW創業90周年を迎えた2013年にミラノシ[…]
[〇] 絶大な存在感のエンジン。マッスルな性格も内包 低いシートに腰を下ろしてセルボタンを押すと、車体が勢い良く左側に倒れようとし、慌てて両足を踏ん張った。バランサーが採用される以前のボクサーツインは[…]
4気筒スーパースポーツはどこまで進化する⁉︎ 2021年は、ついにM1000RRも登場 速いのは当たり前、しかし速さだけに特化していないのがBMW S1000RRの特徴だ。ニューモデルでサーキット、公[…]
207psなのに開けやすい! スロットル開けはじめの一瞬の過渡特性を作り込む スーパースポーツの中でもっとも懐が深いバイク。BMWはこの懐の深さを徹底して磨き上げてきた。ここを磨けばそれが速さに直結す[…]