●文:山下剛 ●写真:スズキ
スズキはVストローム650シリーズの2021年モデルとしてカラーリングを変更し、3月12日に発売した。「Vストローム650 ABS」と「Vストローム650 XT ABS」は、水冷V型2気筒エンジンを搭載するアドベンチャーツアラーで、2003年より欧州や北米、日本で人気を集めるロングセラーモデルだ。
定評あるアドベンチャーツアラーがカラー変更でさらに魅力アップ
このたびの変更で、Vスロトーム650シリーズ2車種のカラーバリーションは4パターンとなった。
●Vストローム650 ABS
ブリリアントホワイト
オールトグレーメタリックNo.3
●Vストローム650 XT ABS
チャンピオンイエローNo.2(ゴールド)
ブリリアントホワイト(ゴールド)
グラススパークルブラック/キャンディダーリングレッド(ブラック)
オールとグレーメタリックNo.3(ブルー)
※()内はホイールリムのアルマイトカラー
Vストローム650は欧州や北米で先行発売されて人気を呼び、2013年から国内販売が開始されたスポーツツーリングバイクだ。SV650で定評のあった645cc水冷90度V型2気筒エンジンを搭載し、最高出力は69psを発生。低回転域から高回転域までフラットに力強いトルクで、扱いやすさと頼もしさを感じさせる、完成度の高いエンジンである。
スズキ・オフロードマシンの伝統的デザインである「クチバシ」が特徴のスタイリングで、フロント19インチホイールによる安定性に優れる走行性能が特徴。3段階調節可能な大型スクリーンや整流効果に優れるフェアリングにより、長時間におよぶ高速巡航も快適に楽しめる。ABSに加えて、効き具合を2段階から選べるトラクションコントロール、ローRPMアシスト、スズキイージースタートシステムを装備する。
「Vストローム650 XT ABS」は2017年に登場した派生モデルで、前後ホイールをワイヤースポークホイール(チューブレスタイヤ装着可能)としてオフロード走破性を高めたほか、手指を風雨などから保護するナックルカバーと、路面打撃などの衝撃からエンジンを保護しつつ整流効果を向上させるアンダーカウルを装備する。
なお、いずれもエンジンやシャシーなどの主要諸元、および価格に変更はない。
SUZUKI V-Strom650 ABS[2021 model]
【SUZUKI V-Strom650 ABS[2021 model]】主要諸元■全長2275 全幅835 全高1405 軸距1560 シート高835(各mm) 車重212kg(装備)■水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 645cc 69ps/8800rpm 6.2kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量20L■タイヤサイズF=110/80R19 R=150/70R17 ●価格:92万4000円 ●色:白、灰 ●発売日:2021年3月12日
SUZUKI V-Strom650 XT ABS[2021]
【SUZUKI V-Strom650 XT ABS[2021]】主要諸元■全長2275 全幅910 全高1405 軸距1560 シート高835(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 645cc 69ps/8800rpm 6.2kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量20L■タイヤサイズF=110/80R19 R=150/70R17 ●価格:96万8000円 ●色:黄、白、黒×赤、灰 ●発売日:2021年3月12日
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