国産同クラスにライバル不在

ホンダ新型レブル1100、DCT版先行発売!シンプルさ追求で110万円〜〈ディテール詳解編〉

思い切りのいい車体装備と上位モデルらしい電子制御

「レブル1100」のエンジンは、CRF1100Lアフリカツイン系の270度クランク並列2気筒をベースにフライホイールマスを32%増やし、低中速トルクを増強。クラッチ&シフト操作が不要のDCTとマニュアル操作のMTをラインナップ。これにスロットルバイワイヤを軸としたライディングモードやトラクションコントロール、さらにはクルーズコントロールといった電子制御を組み合わせる。ABSは標準装備だ。

フレームはφ35mmスチールパイプ製。キャスター角28度に対し傾斜角30度にセットされた正立式フロントフォークは、ボトムケースを2ピース構造としたカートリッジ式で、φ43mmのインナーチューブには酸化チタンコーティングが施される。前ブレーキはシングルディスクながら、ラジアルマウントの4ピストンキャリパーを装備。リヤにはピギーバックスタイルのツインショックとφ50.8mmの丸パイプを用いたスイングアームを採用している。

ヘッドライトは250と共通イメージの4眼LEDとし、メーターはφ120mmの反転表示LCDを採用。キー操作で開閉可能なメインシート下には容量3Lのストレージボックスを備え、その中には3AのUSBタイプCソケットを装備、さらに嬉しいことに、グリップヒーターとETC2.0車載器も標準装備とされた。

CRF1100Lアフリカツイン系ユニカムヘッド搭載の2気筒は、フライホイールマスを32%増量し低回転域のレスポンスとパルス感を強調。

容量7LのエアBOXと5.3Lのオーバルセクションを持つマフラーにより、パワフルなサウンドと4000rpm以下のパンチ力を実現した。

フロントフォークのインナーチューブにはダークネイビーの酸化チタンコーティングが施される。独立式ハンドルロックはステム下にマウント。

φ330mmシングルディスクに4ピストンのラジアルマウントキャリパーを組み合わせる。アルミ製キャストホイールはY字5本スポークだ。

4眼LEDバルブをφ175mmのヘッドライトユニットに収めた。ロービームでは上の2つが光り、ハイビームで全灯が点く。ウインカーもLEDでリング状に光る。小ぶりなメーターバイザーも装備。

メーターは反転表示LCD。パワーモード/トラクションコントロール/エンジンブレーキ/DCT変速特性を統合した3つ+任意設定1つのライディングモードを備える。

フランジレス製法でシームレスな外観とした燃料タンクは容量13L。WMTCモード燃費18.7㎞/Lとかけ合わせると、航続距離は約243km。

車体左側にキーシリンダーを設置。USCタイプCソケット内蔵のシート下ストレージもここで開閉する。イモビライザーはおなじみのHISSだ。

φ50.8mmの丸パイプを用いたスイングアームにツインショックを装着。リヤブレーキはφ256mmディスク+1ピストンキャリパーだ。

鉄製フェンダーにマウントされるタンデムシートは、北米仕様ではタンデムステップとともにオプションだが、日本&欧州仕様では標準装備。

テールランプは横一文字のLEDにクリアレンズの組み合わせ。ナンバー灯もLEDで、ウインカーレンズ径はφ55mm。ちなみに前後フェンダーはスチール製だ。

純正アクセサリーも豊富に

レブル1100を個性で彩る純正アクセサリーも発売された。こちらはストリート系でまとめた例。レブル250Sのようなビキニカウルやショートフェンダーが特徴だ。※写真は欧州仕様

こちらはツアー仕様。アメリカンっぽいスクリーンやパッセンジャーバックレスト、ファブリックタイプのサドルバッグなどがある。※写真は欧州仕様


※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

最新の記事