●文/写真:ウィズハーレー編集部 ●取材協力:トライジャ
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FLSTFトライジャカスタム=ジャスティス
工場から出荷された車両に手を加え、世界でたった1台の”オンリーワン”を創り上げること。すべからくカスタムバイクというものは、そうしたことを求めて生み出されていると思うが、しかしあえて言えば、メーカーが膨大な時間をかけ安全性を追求したモデルに、わざわざ手を加える意味とは一体何なのだろうか?
たとえば「よりスタイリッシュに」「より高性能に」など、”カスタム”という行為に求める理由は人それぞれにあるのだろうが、ここに紹介するハーレーカスタム専門店「トライジャ」による1台には、その中でも特に”正しい解答”が込められている気がする。
FLSTFをベースにし、シートレール部をドロップダウンした”ユーロスタイル”に仕上げられたこの1台に与えられたクオリティの高さは写真をご覧になれば明確に伝わるだろうが、そうしたスタイル的な部分はもとより、このマシンで評価すべきは何よりバイクとして至極真っ当に”走り”を追求している部分だ。
たとえばこの手の車両の場合、スタイリングに重きを置きすぎるあまり、実際に走らせると辟易するものも世にあるのだが、無論トライジャの姿勢はさにあらず。モトグッチ製の倒立フォークやヨシムラ製のトライオーバルマフラーなどにそうした理念が垣間見えるのだが、何よりもS&S製124cu-inエンジンが生み出す強烈な振動に対応すべく、ボディをアルミではなくあえて”鉄”で造り上げている点だろう。その理由は言わずもがな、である。
車名は「ジャスティス」…。スタイルも走りもストックを凌駕してこそ”カスタムの正義”があることを、この1台はやはり強く指し示しているのかもしれない。
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