●文:ヤングマシン編集部
●車両別アーカイブ:ホンダ CRF250L
細部に至る熟成でオフロード能力を底上げ
“On(日常での便利さ)”と”Off(休日の楽しさ)”に磨きをかけ、”進化したON‐OFFギア”としてフルチェンジ。新たに薄型LEDヘッドライトとなったフロントフェイスは、兄貴分CRF450Lと同系デザインとなって精悍さもさらにアップした。
フルチェンジと言うだけあって、エンジンも車体も全面改修。まずエンジンは、吸気側バルブタイミング変更や1〜5速のローレシオ化で、街中やオフロードで多用する低中速域を充実。その一方で、6速をハイレシオ化して高速域での巡航性能を高めるといった両面での底上げを実施。さらにアシストスリッパークラッチの採用で、使い勝手がすこぶる向上した。
車体面では、新設計フレームにより基本的なオフロード走破性能の徹底向上を実現。また、これまでローダウン版のタイプLDがバリエーションとして設定されていたが、今回からはローダウン仕様がSTDとなり、オフロードマニア層に向けて車高の高い<s>が設定された。<s>では4kgの軽量化にも成功。より元気なモデルに生まれ変わった。
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