人気のカテゴリーはユーロ5に続々対応

次期排ガス規制クリア? 絶版? ’20-’21新車バイク動向予想〈大型ネイキッド編〉

  • 2020/11/23
次期排ガス規制クリア? 絶版? ’20-’21新車バイク動向予想〈大型ネイキッド編〉

●文/まとめ:ヤングマシン編集部(沼尾宏明)

’21年以降、バイク新車ラインナップに大変動が起きる。欧州で’21年1月から次期排ガス規制のユーロ5が全面導入され、規制をクリアしていない車両は”絶版”を余儀なくされてしまうのだ。新型の噂を含め、どんなマシンが生き残るのか、はたまた去りゆくのか緊急予想を敢行。本記事では大型ネイキッドカテゴリーの行方を探る。

CBシリーズはどう出るか?|Z900RSは規制対応持ち越し|ユーロ5対応モデルも続々登場

懐古的なネオクラシックと、エッジの利いたストリートファイターを含む広義のビッグネイキッドカテゴリーでは、’20年春に発表されたホンダCB-Fコンセプトの市販化が気になるところだ。ヤングマシンとしては、すぐにエフが登場するのではなく、さらに”別スタイル”のコンセプトモデルが提案される、と予想。ホンダは”次期CBのあるべき姿”を様々に模索しており、慎重に動くと推察される。 

ベストセラーを続けるカワサキZ900RSは’21モデルが発売。カラーチェンジのみで規制対応は先送りとなったが、日本ではユーロ4準拠でも当面販売可能。欧州でも年内生産分は継続販売でき、適合は’21年以降か? 

CB1300とCB1100の2大ネイキッドに関しては現時点では動向不明。水冷の1300は存続の目はあるが、空冷の1100はコスト的に対応が厳しそうだ。 

これらに対して、ユーロ5対応モデルも続々登場している。未掲載だが、ドゥカティのスクランブラー1100プロも適合済みだ。

ホンダ:CBシリーズの未来は”エフ”なのか? それとも別スタイルなのか?

CB998F(?):’80s名車リバイバルのド本命

『ヤングマシン』’20年6月号では、CB-Fの市販版を妄想。保安部品を装着し、’80(FA)の青を施した。

ホンダCB998F(イメージ)

【’21? HONDA CB998F】IMAGE CG

[写真タップで拡大]

【HONDA CB-F CONCEPT】初代CBから61年。その歴史を振り返り、次代のあるべき姿として提案。’79~’83年に発売された名車・CB750Fがイメージソースで、発表時には世のオジサマ達が歓喜した!

CB1000R:’21モデルで規制クリア [ユーロ5]

CB-Fコンセプトのベース車がCB1000R 。旧CBR-RR譲りの心臓を積むスポーツカフェで、’18に投入された。先ごろ欧州で’21モデルが発表され、ユーロ5に適合することが明らかになった。

ホンダCB1000R

【’21 HONDA CB1000R】■水冷4スト並列4気筒998cc 145ps/10500rpm 10.6kg-m/8250rpm ■車重212kg ●色:黒 赤 銀 ●価格&発売時期:未定 ※諸元は欧州仕様

CB1300SF/SB:電子制御スロットル導入で生き抜く?[ユーロ4]

’92の初代1000から続く長寿車・CB1300SF/SBは、同社製ネイキッドの旗艦に相応しい威風堂々たる姿が持ち味。CB1000Rと同様に電子制御スロットルを与え、ユーロ5に適合するとの噂もあるが、詳細は不明。

ホンダCB1300SF/SB

【HONDA CB1300 SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR/SP】■1284cc 110ps 12kg-m ■車重268kg ●色:白×赤 黒(SP=赤×白 青×白) ●価格:151万1400円~/162万1400円~ ※諸元/写真はSF SP

CB1100/EX/RS:次世代に席を譲るか?[ユーロ4]

排ガス対応が困難なリッター空冷直4を今に伝えるネオレトロ。’17では新設計マフラーやエアクリーナーなどで規制を乗り越えたが、次世代CBにバトンタッチして’21で終了の可能性もある。

ホンダCB1100/EX/RS

【HONDA CB1100/EX/RS】■1140cc 90ps 9.3kg-m ■車重255kg ●色:黒/赤 青/黒 青 銀 ●価格:125万4000円~ ※諸元/写真はEX

ヤマハ:欧州トレーサー700に続きMT-09/07も対応

トレーサー700:ひと足先に規制適合 [ユーロ5]

MT-07をベースとする欧州生産のツアラー・トレーサー700。’20でR1顔を入手したほか、吸排気系やミッションの変更でひと足先にユーロ5に対応した。1.4ps減で、国内仕様と同等の73.4psに。

ヤマハ トレーサー700

YAMAHA TRACER700】●入荷予定なし

MT-07 ABS:北米と欧州で’21新型発表 [ユーロ5]

扱いやすさと高回転域の弾け感を両立したパラツインが魅力のMT-07。’14でデビューし、’18でユーロ4に適合、’21モデルでユーロ5に適合したことが北米と欧州で発表された。

ヤマハMT-07

【’21 YAMAHA MT-07】■水冷4スト並列2気筒689cc 73.4ps/8750rpm 6.8kg-m/6500rpm ■車重184kg ●色:灰 青 黒 ●価格&発売時期:未定 ※諸元は欧州仕様

MT-09:’21モデルは排気量アップ [ユーロ5]

パワフルな3気筒をアルミフレームに搭載した過激ファイター。車重はクラス最軽量で、走りは鋭い。国内には’14年に投入され、’17でユーロ4対応。’21モデルでは、ストロークアップ&軽量化とともにユーロ5に対応した。

ヤマハMT-09

【’21 YAMAHA MT-09】■890cc 119ps 9.5kg-m ■車重189kg ●色:灰 青 黒 ●価格&発売時期:未定 ※諸元は欧州仕様

カワサキ:Z900RSは対応先送りもW800/Z650が適合

Z900RS/カフェ:シックな新色投入も規制対応は持ち越し [ユーロ4]

不滅の名車・Z1の現代版として’17年末デビュー。’21年型では新色の黒×銀が追加され、現行のイエロータイガーが継続された。色変更のみで排ガスはユーロ4のままだ。

カワサキZ900RS

【’21 KAWASAKI Z900RS】■水冷4スト並列4気筒948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm ■車重215kg ●色:紺 黒/水色 ライム×黒 ●価格:135万3000円/138万6000円 ※諸元はZ900RS

カワサキZ900RSカフェ

【’21 KAWASAKI Z900RS CAFE】ハンドルマウントのビキニカウルを備えるカフェ 。’21では黒地に茶色のグラデーションを施した新鮮なニューカラーが登場した。

W800/ストリート/カフェ:’19年に対応済み。早くも’21登場だ [ユーロ5]

W800シリーズの空冷バーチカルツインエンジンは、’19年に復活した際ユーロ5に適合。’21では3グレードとも新色を投入した。カフェの緑シートに注目!

カワサキW800カフェ

【’21 KAWASAKI W800/STREET/CAFE】■773cc 52ps 6.3kg-m ■車重223kg ●色:青 ツヤ消し灰 /灰 ●価格:101万2000円~ ※諸元/写真はカフェ

Z650:カラー液晶など機能も充実 [ユーロ5]

Z650は’20モデルでパラツインの吸排気系を変更し、中速トルクを増強しつつユーロ5をパス。LEDヘッドライトやカラー液晶も獲得している。

カワサキZ650

【KAWASAKI Z650】■649cc 68ps 6.4kg-m ■車重189kg ●色:黒 ●価格:84万7000円

※本記事のニュースメディア向け配信はここまでになります。

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