[◯] 待ちに待ったバッグ。拡張性も抜かりなし
「モトフィズ キャンプテーブルシートバッグ」の最大のポイントは、上面がキャンプ用のテーブルとして使えることだ。天板フラップを開いて、そこに2本の脚を装着するだけなので、組み立ても収納も1分とかからない。上面の高さは約30cmで、ソロキャンプ向けのコンパクトテーブルよりも高め。組み合わせるチェアにもよるが、テーブルとしての使い勝手は上々だ。材質はポリカーボネート製で、天板にはアルミフレームが組み合わされ、さらに本体ベルトでテンションを掛ける仕組みで剛性感も十分。脚の長さが微調整できる点も気に入った。
バッグとしての使い勝手も良好と言える。モトフィズお得意の容量拡張機能こそないが、ネットフック用のDリングを8か所に設けたり、マットなどの長尺物の固定に便利なホルダーベルトを装備するなど、上部を積載スペースとして活用できるよう工夫を凝らしている。上面が真っ平らなポリカーボネート製で滑りやすいというネガティブ要素はあるが、容量以上に荷物が積めるのは心強い。
なお、車両への装着はベルト4本を使用する。しっかりと固定を。
[△] バッグ自体が重いので、重心位置の高さに注意
持ち上げた際のボリューム感と重量感はハードケース並み。拡張性は高いが、増えた荷物はどうしても上に積まざるを得ず、その分だけ重心が上がる、つまり操安性への影響や荷崩れには十分注意してほしい。
[こんな人におすすめ] バッグ界に新風。待っただけあって完成度は高い
2つの機能を兼ねた融合系アイテムは、どちらか一方もしくは両方の機能が中途半端になりがちだが、これはテーブルとしても、またバッグとしても及第点が与えられる。なお、テーブル使用時にバッグの中身を取り出すのは難儀なのでご注意あれ。
●まとめ:大屋雄一 ●写真:長谷川徹 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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