ドイツのBMWモトラッドは、普通二輪免許で乗れるG310シリーズ「G310GS」の新型モデルを発表した。ユーロ5排ガス規制に対応するとともに、LEDヘッドライト&ウインカーやアシスト&スリッパークラッチを装備。また、BMW GSの40周年を記念したカラーリングも用意される。
優れた基本設計はそのままに、初代から4年でモデルチェンジ
2016年に登場したBMW「G310GS」は、その前年にデビューしていたネイキッドスポーツのG310Rがベース。通常は前傾しているシリンダーを後傾とした前方吸気/後方排気の単気筒エンジンを搭載し、スチールパイプフレームにアルミ鋳造スイングアーム/倒立フロントフォーク+ラジアルマウントキャリパーなどを組み合わせた、普通二輪免許で乗れるBMWのアドベンチャーマシンだ。
G310Rでは前140mm/後131mmだったサスペンションストロークは、G310GSでは前180mm/後180mmとしており、ホイールサイズも前後17インチ→前19/後17インチと大径化。ステアリングマウントのヘッドライトもGSではフレームマウント化し、大型のクチバシ(フロントフェンダー)も装備してアドベンチャーマシンらしい仕上がりとしている。
ドイツ本国で発表された2021年モデルは、まずエンジンがユーロ5排ガス規制への対応を済ませたうえで、電子制御スロットル搭載やアイドリングブースター(エンストしにくくするためクラッチを繋ぐ際に自動でアイドリングが上がる)、アシスト&スリッパークラッチを装備するなどのアップデートを受けた。クラッチカバーなどはチタングレーメタリックに塗装されている。
さらに、新しいLEDヘッドライト&ウインカーで外観をよりシャープに見せるとともに、ブレーキ&クラッチレーバーには4段階の調整機構も装備。そして通常カラーリングのほかに、GSブランドの40周年を記念した黒×黄の特別色もラインナップする。
日本への導入時期は未発表だが、情報が入り次第お伝えしていきたい。
BMW G310GS[2021 model]
【BMW G310GS[2021 model]】主要諸元■全長2075 全幅880 全高未発表 軸距1420 シート高835(各mm) 車重169.5kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 313cc 34ps/9500rpm 2.85kg-m/7500rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=110/80R19 R=150/70R17 ●価格&日本導入時期:未発表
●情報提供:BMW Motorrad ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
BMW G310Rをスーパースポーツに変身させるという『ヤングマシン』本誌企画から始まった「YM-LAB特装 G310SSプロジェクト」。カウリングメーカー・エーテックとのコラボにより、2018年夏に[…]
[◯] 兄弟車・デュークとは異なる走り。高速域では安定指向に スウェーデン語で「矢」を意味するピレンシリーズ。カフェレーサースタイルのヴィットピレンとスクランブラー風のスヴァルトピレンがあり、'20年[…]
2グレード構成で、価格は19万ルピーから 2020年9月30日に行われたオンライン発表会で、ホンダの「ハイネスCB350」が発表されたのは既報通り。その後しばらく時間を置いてからプレスリリースと公式ペ[…]
ヤングマシン最新号ではCB400シリーズがユーロ5に適合しつつ継続されることをスクープし、4気筒スーパースポーツ「CBR400RR」の可能性について記事にした。そんななか、ホンダは並列2気筒エンジンを[…]
スタンディングアシストや新フレーム採用、300ccはこの車格に見合う動力性能 ヤマハは、LMWシリーズのフロント2輪バイクの最新作、トリシティ300を発表した。2019年秋のミラノショーことEICMA[…]
最新の記事
- 今が見頃!一生に一度は絶対に見たい500万本! 曼珠沙華群生地〜巾着田(埼玉県日高市)へ行ってみた
- カワサキ新型モデル「ニンジャ1100SX」登場! 排気量アップで新生、ブレンボ&オーリンズのSEも同時デビュー
- 黒玉虫とグリーンボール! カワサキ「Z650RS」の2025年もモデルが10月1日発売
- カワサキ「ヴェルシス650」新グラフィックで10/1発売! 可動ウインドシールドやトラコン、スマホ接続も装備するミドルツアラー
- 電子制御シフト搭載! クラッチ操作も不要のヤマハ新型「MT-09 Y-AMT」9月30日に発売
- 1
- 2