岡田忠之×原田哲也、写真判定も決着つかず

伝説の“同着優勝”をもう一度…「1992鈴鹿同着」のDVDが新価格で10月24日発売

1992年の全日本ロードレース選手権で、今でも伝説として語り継がれるレースがあった。GP250ccクラスで全日本4連覇に挑む岡田忠之と、2年連続2位からのチャンピオンを狙う原田哲也。記録的な僅差のレースが続く中、写真判定も不可能な『同着』のレースが展開された。

特典映像「岡田忠之×原田哲也 対談(12分)」も

1992年全日本ロードレース選手権シリーズ・GP250cc。翌年に世界選手権への参戦を控え、全日本4連覇に挑む岡田忠之。一方、同クラス2年連続ランキング2位でチャレンジャーとして王者の座を狙う原田哲也。この2人がバチバチにやり合っていた数年間は、他のライダーが割って入ることは難しかったという。

この1992シーズンは、第3戦0.002秒、第4戦0.550秒、第5戦0.074秒、第7戦0.001秒というコンマ数秒の僅差でのゴールが続いていた。そしてこの第6戦鈴鹿大会。この日もサイドバイサイドのトップ争いを展開する岡田と原田、詰めかけた観衆はその結末に固唾を呑んで見守っていた。

接戦はそのままラストラップに突入。最終シケインの進入で原田が前に出るが岡田も食らいつき、完全な併走状態でチェッカーフラッグ。両者のタイム差は0.000秒……。闘いの結末は写真判定でもつかず、異例の同着優勝という伝説的なレースが生まれたのだった。このシーンを収めたDVDが、2020年10月24日に新価格版となって発売される。

実況:高柳謙一 解説:和歌山利宏

※音声は当時WOWOWで放送されたものを使用しています。

●DVD品番:WVD-528 ●価格:2420円 ●発売日:2020年10月24日(書店、バイク用品店、メーカー直販) ●発売元:ウィック・ビジュアル・ビューロウ http://wick.co.jp

【特典映像】

・岡田忠之×原田哲也 対談(12分)1993年以降、世界トップライダーとなった2人が現役を退いた今、お互いの関係性やレース観を語る。

・岡田忠之vs原田哲也 全日本時代編 1990-1992(12分)全日本時代に250ccクラス時代、2人は異様なまでのライバル意識を抱き、第三者がレースで介入することは稀だった。


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